結婚

結婚

結婚にまつわるデータ

女性の平均初婚年齢29.0歳厚生労働省平成23年
人口動態統計月報年計より
結婚までの
平均交際期間
3.4年国立社会保障・人口問題研究所
第14回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)より
平均出産人数1.96人同上

結婚とはなにか

ある程度恋人と上手くいっていたり、年齢的に適齢期になると、結婚というものを意識するもの。

結婚は、カップルが夫婦になるという意味合いだけではありません。

果たして結婚とは?結婚が意味するものとは、一体何なのでしょうか。

1.結婚とは家族という組織になること

恋人という関係は、あくまで他人同士が口約束で一緒にいる関係であり、異性として仲が特別良い、分かり合える関係であると言えます。

ただそこには婚姻関係がないため、相手が浮気したり、相手が他の人を好きになったとしても、裁かれたり罪に問われるということはありません。

結婚という形をとった後は、そこに婚姻関係が出来てしまう為、何においても責任がついてまわること。

そして家族という名の組織が作り出されることを意味します。

他人同士が一枚の紙切れで家族になり、それがあるからこそ出来ること、出来ないことが生じてきます。

責任があるからこそ、出来る出来ないが生じるのです。

2.結婚とは新たな次世代を作り育てること

人から人が生まれて、代々命は引き継がれていくもの。

自分たちも両親がいて、今ここに存在しています。

結婚という形をとることは「これから次世代を作り育てていきます」という意思表示に似た形があります。

必ずしも子供を生まなければならないという義務は存在しないものの「結婚したからには子供が欲しい」「家族が新たに欲しい」と思うことはごく自然なことです。

恋人同士の間に出来た子供と、結婚後に出来た子供とでは、本人同士の意識的な問題に違いが生じることも。

覚悟が出来ているかいないかによって、そこに自分がかける思いも変わってくるでしょう。

また周囲からの期待も、結婚と同時に受けるようになります。

「そろそろ子供は?」「早く孫の顔が見たい」など言われるようになり、結婚をきっかけに次世代を築くことを期待する人も多くなります。

3.結婚とは価値観を共有し、寄り添うこと

人には様々な価値観が存在します。

誰一人全く同じ思考の人、同じ価値観を持っている人はいないでしょう。

そんな二人が結婚することで、その価値観を共有する必要が出てきます。

これまで恋人同士であった時は、相手の価値観を否定したり、時にケンカに発展してしまうこともあったでしょう。

ただ結婚となればまた話は別になり、相手に寄り添う気持ち、思いやり、共有する姿勢が必要とされます。

これが出来ていない夫婦は、結婚後に「価値観の不一致」という理由で離婚に至ってしまい、共に共有することが出来なかった結末です。

人生を共に生きていくためには、片方が我慢する、という方法では上手くいきません。

相手の価値観を否定するのではなく、受け入れられる部分は受け入れて、新たな二人だけの価値観を作っていくことが大切。

時間はかかるものの、相手のことを思いやれている間であれば、共同作業としてこなすことが出来るでしょう。

4.結婚とはゴールではなく、スタートである

結婚=ゴールという捉え方をする女性は多いです。

結婚すれば勝ち組、結婚すれば安定など、結婚したことで安心感を持つ人が多いです。

ただ結婚をゴールだとしてしまうと、二人の間に温度差が生じてきてしまうこともあります。

ゴールした女性にとって、夫婦生活が適当なものとなったり、男性を見下したりするようになってしまいます。

しかしスタートだという認識を持つと、意識の変化から、夫婦関係にが上手く築けるようになります。

今後どのような妻でいたいか、今度夫の為に自分は何が出来るのかと、今がスタートだと思うこと。

結果離婚に至ってしまっては、結婚=勝ち組は成り立たないのです。

5.結婚とは我慢忍耐はつきもの

結婚は人生の墓場だとか、結婚に悪いイメージを持つ言葉も数多く存在します。

一概に不幸になるという意味ではなく、結婚した以上、我慢や忍耐が求められる場面に遭遇するということです。

結婚する前の段階では、恐らく多くの人が結婚にキラキラしたイメージを持って、幸せ街道まっしぐらな自分を想像するでしょう。

しかし、結婚後にケンカが増えたり、思っていたのとは違う現実に、抵抗してしまうことも出てきます。

「ちょっと違う」「なんか変」という思いを抱いたとしても、例え納得いかなかったとしても、時に我慢や忍耐は必要とされます。

それが出来ずに自分勝手な行動ばかりになったり、あるいは自分の判断だけで結婚生活を送っていても、上手くいくはずがないのです。

こうした機会が結婚では数々訪れます。

その表現として、人生の墓場という言葉が存在するのかもしれません。

結婚していない人にとって、結婚は憧れであり、また輝いて見えることでしょう。

ただ現実の結婚は、キラキラしたものばかりではないこと。

そして結婚後には色んなことが待っていることを覚悟しておく必要があります。

単なる妄想や理想を追い求めているだけでは結婚は上手くいかず、現実的な問題に立ち向かえる強さも必要とされるでしょう。