体重を正しくはかる方法とは?体重計の置き場所や乗り方でズレが出ることも

女性であれば誰でも気になるのが体重ですよね。

スタイルの良さは体重だけでは決まりませんが、自分の体形を把握する重要なバロメータの1つであることに間違いありません。

ダイエットに励んでいる方の中には、その成果を確認するため、毎日体重を測っている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、体重計は正しく使わないと、間違った体重が表示されてしまう危険があります。

今回は、正しく体重をはかる方法をご紹介します。

正しい場所ではかる

正しく体重をはかるには、まず、正しい場所に体重計を置きましょう。

正しい場所とは、床面が水平であること、床面が固いことの2点を満たした場所です。

これが傾きのある場所やカーペットや畳のように柔らかく沈みこみがある場所ではかると、体重は正しく測れず、常に、本当の体重よりも少なく表示されてしまいます。

その理由は、体重計でどのように体重を測っているかの仕組みに関係しています。

多くの体重計ではスプリングと呼ばれるバネの縮み具合を測かることで、体重を測定しています。

例えば、カーペットのように、重量の衝撃を吸収してしまう床面だと、このバネの縮みに必要なエネルギーを吸収してしまいます。

また、傾いた床だとバネが傾いてしまい、体の重さがバネの縮みに正確に反映できません。

そのため、正しい場所で測らないと、体重に誤差が出てしまいます。

せっかく体重が減ったと喜んでもぬか喜びになる可能性もありますので、ご注意ください。

正しい位置ではかる

体重計を正しい場所に置いたなら、今度は、体重計の上の正しい位置に乗りましょう。

よく体重を軽くしたいがために、爪先立ちでそっと乗る人がいます。

少しでも軽い体重でいたいという女心だとは思いますが、かかとまでしっかりつけて乗るようにしましょう。

爪先立ちのように不安定な体制で体重計に乗ると、ふらふらしてしまいバランスが安定せず、体重の誤差の原因となってしまいます。

また、体重計に足を乗せる部分が表示されていれば、そこに収まるように、何の表示もなければ中央に乗りましょう。

重心が、左右にずれたり、前後に偏っていたりすると、体重計がわずかですが傾いてしまい、せっかく水平な床で測っているにも関わらず、傾いた床と同じ状態になってしまいます。

体重計に乗るときは、自分の体重を恐れず、真ん中に堂々と乗りましょう。

同じ時間コンディションではかる

体重は一日のうち常に変動しています。

当然ですが、ごはんを食べる前と食べた後、またはトイレに行く前と行った後で体重は変化します。

そのため、日々の体重変化の推移を正しく見るためには、同じ時間、同じコンディションではかることが大切です。

もっと適しているのが、朝起床し、朝ご飯を食べるまでの間、かつ、トイレを済ませた後の時間帯です。

朝は、就寝時に、前日食べたもの飲んだものが、消化が終わっていますので体重が一定になりやすい時間帯と言えます。

また、お風呂上りにはかる方もいますが、毎日同じ時間帯だったとしても、できるだけ避けるようにしましょう。

お風呂上りは、毎回、体内の水分状態が一定ではなく、変動している可能性が高い状態と言えます。

同じ服ではかる

体重をはかるとき、服装に気を使う人はどのぐらいいるでしょうか。

洋服の重さなんて、たいしたことないと思って気にしない人が大半かと思いますが、この洋服の重さが侮れません。

薄手のTシャツに短パンと、厚手のスエットの上下では、同じ部屋着でもその重さが1kg程度変わることもあります。

そのため、できるだけ同じような服装で測りましょう。

それにより、正確な体重をはかることができるとともに、今日は洋服が重たいからと、自分の体重を直視しない言い訳を考える余地をなくすこともできます。

最も間違いないのは、洋服や下着を身に付けず、裸ではかることです。

ただし、寒い冬など、体を冷やして体調を崩さないように要注意です。

何回も測りなおさない

体重を気にしている方の中には、1日に何回も体重をはかる方がいますが、正確に測りたいなら、これまで紹介した4点に注意して、1日1回の計測にしておきましょう。

体重というのは、1日中一定ではなく、常に変動しています。

そのため、1日に何度も値中をはかると、どれを基準として信じればよいのかわからなくなり、体重コントロールに必要な毎日の体重変動が正確につかめなくなります。

例えば、朝はかると決めたら、その1回だけ測り、運動したからもう一度と考えるのはやめましょう。

体重を正しく測ろう

今回ご紹介した注意点に気を付ければ、ずれの少ない正しい体重をはかることができます。

明日から体重をはかる際は、体重をはかる場所、体重計の乗り方、はかる時間、はかるときの服装など意識してみてください。

ただ、体重とはスタイルのバロメータの1つでしかありません。

大事なのは体重だけでなく、そのほかのバランスも考えながら、小さな体重変動に過剰に一喜一憂ないように心がけることです。

 

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