博愛主義 | 別け隔てなく献身的な博愛主義な人の特徴や欠点を知ろう

社会では、人は多くの人と接する機会があります。

そこで、ある人の接し方をふと観察してみると、自分も含めて誰に対しても、分け隔てなく接する人は周囲にいませんか?その人は、博愛主義的な思想を持っているのかもしれません。

博愛主義の特徴や傾向をみていきます。

博愛主義は、どんな人であろうと分け隔てなくふるまう

世界には、様々な国地域があり、それに比例して様々な人がいます。

博愛主義は、どんな出身国の人であろうと「人は人」という考えです。

出身国や宗教、身体的特徴、社会的地位によって、人を判断しようとしません。

異国で働く外国人は、孤独を感じやすいですが、博愛主義の人は、どんな人対しても役に立つ事をしてもらったら、同じように平等に感謝を表します。

ですから、外国人労働者にとってはアウェイ感が取り払われ、ありがたい存在です。

また、どんな人に対しても役に立ちたいと思い、そして実際に役に立ったときの嬉しさは人によって変わらないことから、分け隔てなく振る舞っているようにみえます。

困っている人を見たら進んで助けようとする献身的な面を持ちます。

博愛主義は、犬や猫を飼ったり、植物を育てる

博愛主義には「生きていることは素晴らしい」という思いがあります。

つまり、生命のあるものに関心を持ち、大切にします。

飼育している動植物は、愛情をかけて育てます。

育てる方法は同じでも、それプラス愛情があるかないかで、育ち方が大きく変わってくるという考え方も根底にあります。

植物には決して耳や口などの聞いたり、しゃべったりする器官はありませんが、水をかけるときに「元気になあれ~元気になあれ~」と、声をかけながらすると本当によく育つようです。

確かに、それにより、水のかけ方が優しくなり、同じ量の水でも、ゆっくりかけることによって水や肥料分がわずかでもより全体にいき渡ることにつながれば、育ち方が変わるのは納得できます。

愛情をかけること表すことは自然にできます。

人も生命のある生物のひとつということを考えると、博愛主義は、人、動物、植物全てに対して優しい想いを持つ傾向にあります。

博愛主義は、争い事は好まず集団の中での人気者頼れる存在

博愛主義は、愛するということに、重みを置いています。

性格は穏やかという特徴があります。

人と揉め事になりそうな時には、できるだけ穏便になるように行動します。

対話を通して相手の気持ちを感じたり、どういう主張かを理解したりしつつ、相手が誤解しているような部分を洗いだし、解決策を探ろうとします。

暴力に訴えるような行動は決してとりません。

また、周りで起こった暴力に対しても断固反対の心を持ちます。

博愛主義の特徴の、誰とも分け隔てなく接することができるということ、いつも他人に笑顔や愛情を表すこと、他の人との大きなトラブルを回避すること等により、集団の中では、人気者となる傾向があります。

また、集団の中での人と人との橋渡し役を自然にすることができます。

集団の中での意思疏通や交流促進が活発になり、集団の維持に大きな役割となって、頼れる存在となります。

博愛主義の困ること

博愛主義によって、特別な感情持って他人から見られてしまう可能性があります。

集団の中で頼れる存在で、人に対して、笑顔愛情を振りまくことが得意ですから、魅力がないはずがありません。

笑顔等を受けた人は、特別な感情を抱き、その心を投影して、あたかも両想いのように感じてしまう場合があります。

笑顔を受けた相手がそのように誤解してしまう場合があります。

博愛主義は、争いごとを好まず、できるだけ穏便に事を進めようとする穏やかな性格です。

だからこそ、話し合いや協議、交渉などで相手が強く出る行動をとると、その押しに弱く、引いてしまう傾向にあります。

強く迫ってくる相手に、強く反論できずに、自分の気持ちを殺してしまい、相手の主張を受け入れてしまう場合があります。

たとえ、拒否できても、話のペースを奪われてしまっているので、相手に対して妥協するなど、結局結果的に相手の思いのままにコントロールされてしまいます。

集団の中での博愛主義の欠点

そもそも、笑顔愛情というのは健康な人間に自然に生ずるものであり、それがあると安心します。

だからこそ、博愛主義からもたらされた笑顔愛情ばかりが、集団の中心に安心感として必要以上に満たされてしまったら、集団としての緊張感危機感の低下を招き、結果として集団の中の、個々人に課された成業が遅くなる場合があります。

博愛主義であった場合、性格が穏やかなので「怖い」というイメージを持たれにくく、明らかに大きなミスをした部下を叱って反省させる場合、迫力に欠け、反省を促す際の足枷となる場合があります。

困っている人を見たら助けるといった、人々に愛情を注ぐのは得意な一方、叱るといった他人の心に瞬時に入り込み、心に衝撃を与えることは不向きです。

博愛主義とはなにかを知っておこう

博愛主義では、生命を広く愛する主義で、人動植物全てに愛情をかけることを是としています。

その人の特徴は、誰とでも分け隔てなく接することができ、誰に対しても同じように感謝の念を抱き、困っている人を助ける献身的なことも進んで行います。

また、笑顔や愛情表現の豊かで、穏やかな性格です。

 

    「博愛主義 | 別け隔てなく献身的な博愛主義な人の特徴や欠点を知ろう」への感想コメント一覧

     

    現在のところ、まだ感想はありません。ぜひ最初の感想を書いてください。

この記事への感想を書く