2:8の法則って何?実生活でも活用できるマーケティング用語

最終更新日:2016年4月3日

2:8の法則というのは聞いたことがあるでしょうか。

イタリアの経済学者社会学者であるヴィルフレドパレートが発明した法則で、パレートの法則とも呼ばれています。

マーケティング用語なのでビジネスの場で使われることが多い言葉ですが、意外と実生活でも感じることができるので意識してみると面白い法則です。

1.全体成果の8割を2割の人が?

ビジネスの場で使われることが多い2:8の法則ですが、例えば「売り上げの8割は全体の顧客の2割が生み出している」とか「売り上げの8割は、従業員のうち上位2割が稼ぎ出している」という全体の8割を2割の人たちが作り出しているという理論を、2:8の法則(パレートの法則)といいます。

マーケティングで使われるので、戦略的に売り上げを増やしていくためには全体の8割の売り上げを作っている2割の顧客へのアプローチに力を集中させれば効率的に施策を実行できる。

というように力を入れるべきところはどこなのかということを説明したり、計画するときに、この法則を使って説明することで説得力が増すのです。

ビジネスの場ではパレートの法則と言われることが多く、使う場に応じて2:8の法則と言ったり、パレートの法則と言ったり柔軟に選択すると良いかもしれません。


2.2:8の法則は身近なもの

2:8の法則(パレートの法則)は、意外と多くの人が耳にしたことはあります。

詳しい内容はわからないけど、2:8というところは聞いたことがあるとか、どこかの本で目にした記憶があるものです。

特にアメリカではアメリカは優秀な2割の人間が牽引しているという考えを強く持っている人もいます。

アメリカ映画やドラマなどでこの法則や、考え方を引用している場面はたまにありますので、どこかの場で記憶に残っていたりします。

ただ、多くの人はこの法則を引用して会話や会議のなかで使うことはあまりありません。

聞いたことがあるなという程度ですよね。

しかし、実はこのくらいの認識程度の情報の方が説明を受ける側としては受け入れやすいレベルだったりします。


3.2:8の法則は戦略としても有効

この法則は、ただ説明がしやすいだけのものではもちろんありません。

最近では、ビッグデータの解析をしたうえでマーケティングの戦略を練る企業が増えていますが、細かいデータを分析した結果2:8に非常に近い数値になったという話も良く聞きます。

2:8の法則は1986年に論文で発表されました。

その理論が今でも使われているということが、なによりこの法則の有効性を示していっていいでしょう。

使えない法則だったら時間とともに風化していきます。


4.2割が不要なわけではない

全体の8割を、2割の人が作り上げていると書くと、8割の人が不要なのかと感じるかもしれません。

しかしそれは間違いです。

8割の人も重要な役割を果たしています。

仕事においても、売り上げを上げることだけが大切な仕事ではありません。

その仕事をフォローする人、管理する人、環境を作る人、多くの人がいるからこそ2割の人が力を発揮できます。

パレートの法則で面白いのは、同じ集団で残りの8割に属する人を解雇した企業がありました。

すると不思議なことに会社に残った人たちのなかで、また2:8の割合になったのです。

もともと2割に入っていいた人たちが、その人たちの実力だけで働いていたのではなく、それぞれが任せられた役割をになっていたのでしょう。


5.2:8の法則は実生活でも応用できる

2:8の法則(パレートの法則)は実生活でも活かすことはできます。

例えば仲の良いグループで旅行に行こうと計画するときに、人数が多くなるほど意見はまとまらなくなります。

意見をまとめるよりも、どこに行きたいとか、何をしたいのかという話をすること自体も楽しいので、それはそれで良いのですが、なにも決まらないと旅行に行けません。

そんな時は、決定力のある2割の人に決めてもらうというのも一つの手です。

仲の良いグループであれば、これまでの経験から誰が決断力があるかはわかっているはずです。

恐らくこれまでも、自然とその2割の人たちが引っ張って行ってくれていたのではないでしょうか。

それを改めて確認したうえで、決定を任せると物事を決めるスピードが速くなるはずです。

2:8の法則を利用してみよう

2:8の法則(パレートの法則)はマーケティングの用語ではありますが、難しくない、多くの人が理解しやすい法則です。

しかし、それと同時に勘違いしやすい法則でもあります。

2割が優秀ということではなく、それぞれが持つ役割によって全体が構成され、その割合が結果2:8であるという考え方を意識しておくと、いろいろな場でこの法則をうまく使っていけるはずです。