安産祈願で有名な神社。水天宮から白崎八幡宮まで

最終更新日:2016年3月12日

子供を授かったら母子ともに健康に、無事に出産を終えたいと思うのは当たり前のことです。

普段の生活から十分にお腹に気を配り、出産に向けて準備を進めていきますが、やはり日本の昔からの風習として、安産祈願は欠かせないものです。

有名なところで祈願をしなければご利益が無いと言う事はありませんが、特に安産祈願で知られる神社をご紹介します。

1.水天宮

総本宮は福岡県久留米市にあり、安産祈願と言えば水天宮と言うくらい有名な神社です。

水天宮では、戌の日に安産祈願を受けた方だけに授与される親子御守が人気を集めています。

懐妊して5カ月目の戌の日に安産祈願をし、祈祷していただいた腹帯をお腹にしめるという風習が昔からあり、毎月戌の日には境内が多くの妊婦さんでにぎわいます。

また東京にも分社がありますが、参拝者の注目を浴びているのが子犬を連れた母犬の子宝いぬです。

昔から犬は出産が軽く、一度に多くの子を産む為安産の象徴とされてきました。

犬の周りにある十二支の中で自分の干支の部分をなでると、安産や子宝に後利益があると言われています。


2.浅間神社

全国1,300社ある浅間神社の総本宮は静岡県富士宮市にあります。

富士山を構成する一部として世界文化遺産に登録されています。

境内には御神木である桜の木が500本以上あり、春には満開の桜が参拝客の目を楽しませてくれます。

浅間神社の主祭神は木花之佐久夜毘売命で、浅間大神とも呼ばれています。

一夜で子供を授かりそれを疑われたため、身の潔白を証明しようと戸が無い産屋の周辺に火をつけ、その中で3人の子を無事に出産されました。

その為安産、子供の安全、家庭円満の神として祀られ、安産祈願で有名な神社では木花之佐久夜毘売命(漢字が違う場合もあります)をご祭神とするところも多くあります。

富士山を背景にお参りができるとはなんとも縁起の良い神社です。


3.鹽竈神社

宮城県塩釜市にあるこの神社は全国にある鹽竈神社の総本社です。

昔から航海や潮の満ち引きなど海に関する神として鹽土老翁神を祀っているため、海上安全や大漁などを願う神社として信仰を集めています。

ではなぜ安産祈願で有名なのかと言うと、大潮の時は出産が多いと言われるように、お産と潮の満ち引きには深い関係があると考えられています。

また海という漢字が産みに転じることから、安産守護、延命長寿としても御利益がある神社となりました。

一般的な神社であれば正面の社殿に主祭神を祀りますが、こちらの神社では門を入って右側に主祭神を祀っていて、海に背中を向けて海難を背負ってくれるためと言われています。

お参りに行く際はどの社殿に安産祈願の神がいるのか、間違わずに参拝をしましょう。


4.子安神社

東京都八王子市で最も古い神社で、1,200年以上前の当時の帝の皇后がご懐妊した際に、安産祈願のために建てられたと言われています。

それ以来安産や子育ての神として、長い間庶民の信仰を集めている神社です。

水がすーっと抜けてしまうようお産が軽く済むようにと安産を願う底抜け柄杓や、竹取物語の故事にちなんで子授けの時は竹筒を奉納したりと、ユニークな奉納品があります。

虫封じと言われる夜泣きがひどい時のご祈祷や子供同士の泣き相撲など、無事出産が済んでからも参拝に訪れたい神社です。


5.敷地神社

京都府北区にあるこの神社は、わら天神宮と言う名で親しまれています。

木花開耶姫命を御祭神として祀り、安産、子授け、家内安全、心願成就などに御利益があると地元の方からも信仰を集めている神社です。

この神社の安産お守りには変わった特徴があり、生まれてくる子の男女が占えるとされています。

お守りの中には稲わらが入っており、その稲わらに節があれば男の子、節が無ければ女の子が生まれてくるという昔からの言い伝えです。

安産祈願のご祈祷はありませんが、祈祷済みのお守りや神札、産着などが授与されます。

また神社の近く笹屋守栄という京菓子屋さんがあり、わら天神の名物うぶ餅も参拝客に人気のひとつとなっています。


6.梅宮大社

京都の梅の名所としても知られる梅宮大社。

御祭神である木花咲耶姫命は安産の神として多くの神社に祀られていますが、その父、大山祇神は血統存続の守り神、また酒造の神という日本でも珍しい神様で、娘が子を出産した際にお祝いとしてお米からお酒を造ったと言われています。

第52代嵯峨天皇の妻、檀林皇后が安産祈願をした際に、社殿の砂を持ち帰り産屋に敷いて出産したところ安産だったという故事から、産砂お守りというのがあります。

お守りの中に産砂が入っていて、産気づいた時に床にまくと御利益があるというおもしろいお守りです。

またこの神社のシンボルである梅と、産という言葉をかけて、3月の第1日曜日に子授けと安産を祈願する梅産(うめうめ)祭りがあり、梅の花を楽しみながらたくさんの方が参拝に訪れます。


7.産泰神社

群馬県前橋市にある神社で、その名前が示す通り安産、子育てで知られています。

安産祈願を終えたら、境内にある安産に御利益があると言われる3つのスポットにも忘れずお参りしましょう。

まずは安産抜けびしゃく。

底の抜けた柄杓でお水を汲む事で出産の無事を願います。

次に安産子育て戌です。

妊婦の方は自分と生まれる子の干支を撫でてお参りします。

最後に安産胎内めぐりと言われ大きな岩があります。

約13万年前に起こった赤城山のなだれによって現れたこの岩は、今やパワースポットとしての人気があります。

昔は実際に胎内くぐりをしていたようですが、現在は危険な為内部には立ち入り禁止となっています。

この神社でたくさんのパワーをもらい、これからの出産に備えましょう。


8.白崎八幡宮

760年以上の歴史があるこの神社は山口県岩国市にあります。

第14代仲哀天皇の妻、神功皇后は、身ごもったままの状態で海を渡り戦に参陣、戦いに勝利した後無事に皇子を産んだと言われており、この大変勇敢でたくましい女性が御祭神として祀られています。

またこの神社が有名な理由として、お守りの買い方にあります。

安産祈願などのお参りをする際はその神社に実際に出向き祈願をし、お守りなどを授与していただくのが通常の流れですが、何らかの事情で参拝に行けない場合、こちらの神社ではインターネットの通販でお守りを購入する事が出来るのです。

お守りはきちんと祈願済みのものなので、神社で頂いたものと同じ御利益を受けることができます。

なんとも現代社会らしい購入方法ですが、行きたくても行けない理由がある方にとってはありがたいサービスです。

安産祈願の神社へ行こう

一言に安産祈願と言ってもそれぞれ個性を持った神社がたくさんあります。

出産に向けて不安や心配があるとは思いますが、昔ながらの風習を大切にしながらも、楽しみながら子供の誕生を待つことが、母子ともに体にも心にも良い事かもしれませんね。