ブラック企業の特徴とは。離職率や労働時間に注目

最終更新日:2016年8月22日

近年大きな社会問題となっているブラック企業。

信じられない待遇で労働者を酷使しているブラック企業の存在は決して許されて良いものではありませんが、残念ながら現在の日本に多く存在しているのも事実です。

今回はそんなブラック企業の特徴をご紹介します。

皆さんの身近にもこんな会社ありませんか。

1.離職率が異常に高い

取引先に何か用事があって電話をするたびに「担当の○○は退職いたしまして」と言われるなど引き継ぎの挨拶もろくになく人が頻繁に入れ替わっている、という経験をしたことはありませんか。

このように通常はありえない頻度で人が入れ替わっていくのはブラック企業の大きな特徴です。

ですから仕事を探す際、求人誌やハローワークにいつも同じような求人を慢性的に、かつ大人数を募集し続けている会社には要注意。

ブラック企業はその劣悪な労働環境に耐え切れず、人がどんどん辞めていきます。

ですから会社側も人が辞める前提で求人をしています。


2.長時間労働が当たり前、残業代も出ない

長時間労働が当たり前になっており、かつ時間外の労働に対しての残業代を支払わないのもブラック企業の特徴です。

時間内では到底こなしきれない仕事量を押しつけられた上で「仕事が時間内に終わらないのはお前の能力が足りないせいだ」などと責任転換して、残業代を支払おうとしません。

そもそも働く時間は雇用契約書などで契約を交わして決め、労働者側は提供しています。

時間外にこなしきれない仕事量を押しつけられているのであれば、残業代が支払われるのは当たり前です。

悪質なブラック企業は雇用契約書すら明示しないことがあります。

会社に入社する際は必ず雇用契約書を会社側と交わしましょう。

会社が契約書を交わすことを渋るなら、入社自体を考え直すことも考えましょう。


3.休み返上が当たり前、代休も有給休暇も取得できない

到底こなしきれない仕事量を押し付けられ、結果休みも返上して働くのが当たり前となってしまうのもブラック企業の特徴です。

通常休日出勤をすれば代休を取得することなどが認められていますが、ブラック企業ではそれができません。

そもそも、仕事が回らないから休日に出ているのであって代休を取る余裕すらないというのが本当のところです。

また有給休暇取得は労働者の権利として認められていますが、形式状のみ有給休暇が支給され使われないことが暗黙の了解のようになっていたりします。

取得しようものならそれこそやる気が感じられないといった感情的な評価をされたり、上司から妨害を受けたりします。

通常、有給休暇を取得する際はよっぽどの事情を除き繁忙期を避けるなどある程度労働者側もタイミング等を読むものですが、法律上理由を申告する必要はありません。

あれこれ取得に口を出されるいわれなどないのです。


4.厳しいノルマを課し、スタッフを疲弊させる、賃金が安い

ブラック企業には毎月の固定給を非常に安く設定し、ノルマなどの成果を達成したときのみ手当をつけるインセンティブ制などを採用しているところがあります。

厳しいノルマを達成しなければどんなに残業しても頑張っても賃金は安いまま。

ノルマを達成できないと厳しい叱責を受け、成果を出すようさらに長時間労働を強いてくる。

そんな環境では人は疲弊していくばかりです。

このような環境に長くいては、最悪うつ病を発症するなど心身に異常をきたしてしまいます。

しかし、スタッフが疲弊してもいくらでも変わりはいると頓着しないのがブラック企業のやり方です。


5.人間関係が破たんしており、パワハラが横行している

離職率が高く、職場環境が劣悪なブラック企業では当たり前ですが健全な人間関係も形成されません。

そもそも上司や先輩も厳しいノルマが課されているため、新人に仕事を教えたり、フォローをしたりする余裕はありません。

また自分の評価に響くため部下の成績不振やミスには厳しく、人格を否定するような発言をしたり、最悪の場合暴力をふるってきたりします。

外側から見るとありえないことなのですが、ブラック企業に勤めると暴言などが日常茶飯事になり恐怖のあまり感覚が麻痺してしまうこともあります。


6.辞めたくてもなかなか辞めさせてくれない

すでに述べたようにブラック企業は慢性的な人手不足、求人を出して人を採用してもすぐに辞めてしまうので、結局いつまで経っても上も下も育たず業務バランスもメチャクチャという場合が多いです。

だから会社側も、少し矛盾するようですが人を使い捨てにしつつも、人を引き留めることにも必死になります。

故に、もう限界だから辞めたいと上司に告げても辞表の受け取りを拒否されたり「こんな状況で辞めるというなんてありえない」「こんな辞め方は契約違反だから訴える」などと脅しをかけてきたりしてきたりします。

契約なのですから、手順を踏めば会社を辞められないということなどは基本的にありません。

当然「人が足りないなから」なんて理由にはなりませんし、人が足りないのは労働者側の責任ではありません。

労働者を使い捨てにするブラック企業に注意しよう

通常では考えられない待遇で労働者を酷使するブラック企業。

最近では悪質なブラック企業を公表し、労働者の環境をなんとか改善していこうという動きも見られます。

もしあなたが万が一知らずにブラック企業に入ってしまったり、すでにそのような環境で苦しんでいる場合は、決して無理をしたり泣き寝入りをしたりせず、各専門機関に相談するなどしてまず自分の身を守ってください。