「違う」が口癖となっている人の心理とは

他の人と意見が食い違った時には、様々な反応があることでしょう。

他人の意見を否定する、素直に受け入れる、納得はしていないがとりあえず黙っておくなど、その反応の方法は千差万別です。

なかには「違う」と言って相手の意見を否定し、自分の意見を押し通そうとする人もいることでしょう。

では、このような人は、どのような心理をしているのでしょうか。

今回は「違う」が口癖な人の心理をご紹介していきます。

固定観念にとらわれている

「違う」が口癖の人は、固定観念にとらわれていることが多くあります。

1つの意見しか考えることができないので、その意見と異なる考え方に過剰に反応してしまいます。

自分が正しい、この考え方が正解だと考えていると、異なる意見に対して「違う」と反応してしまうことでしょう。

このようなタイプの人は、違った価値観を認めることが出来ない人ともいえます。

ひとりひとり考え方が違うのは当然のことですが、その事実を受け入れようとしていません。

そのため、自分と違う価値観を受け入れることができず、相手の意見を否定することから始まってしまいます。

もし、固定観念にとらわれてしまっているのであれば、自分の視野を広げることが必要になります。

自分が正しい、この意見が正解だと決めつけるのではなく、様々な意見や正解が存在することを、心に留めておきましょう。

自分が否定されているように感じる

「違う」が口癖の人は、自分が否定されているように感じていることがよくあります。

意見が違うことが悪いことではないにも関わらず、自分の意見が間違っている、否定されていると感じてしまいます。

意見が否定されることは、自分自身が否定されていることと同じだと考えているので「違う」といって相手を非難してしまいます。

しかし、意見が異なっているからと言って、自分が否定されているわけではありません。

人それぞれ考え方が違うので、意見が異なることは当然のことだといえます。

このことを理解していない人は、意見の異なりを人格否定と捉えてしまい、過剰に相手の意見に対して反応することになるでしょう。

このようなタイプの人は、自分と相手は違うことを認識することが大切です。

自分と意見が違うからと言って反対せず、相手の言うことを素直に聞いてみましょう。

それぞれの良さを大切にすることで、相手の意見を受け入れることができるようになります。

自己中心的である

自己中心的な人は「違う」が口癖であることがよくあります。

そもそも相手の意見を受け入れるつもりがなく「違う」と言うことを前提に話をしてしています。

周囲にはイエスマンしか必要なく、自分と異なる意見は間違いである、必要ないと考えています。

また、自己中心的な考えをしている人は、他人の意見に興味がありません。

自分の意見の正しさだけをアピールしたがっているので、相手の話の内容にかかわらず「違う」と否定してしまいます。

相手の意見に一理あったとしてもそのことを認めず、否定することが前提となってしまっているでしょう。

まずは話を聞くことが必要となりますが、自己中心的なので、話を聞くことはあまりないといえます。

このようなタイプの人に対しては、言い合いにならないようにしましょう。

否定することが前提になっているので、言い合いはエスカレートするだけです。

どちらもヒートアップしてしまい、ただのケンカになることも多くあります。

必要なのは冷静になって相手の話を聞くことであり、基本は自己中心的な考え方を受け入れてあげましょう。

そのうえで、細かな部分を提案していくことで、話を受け入れてもらえるようになっていくことでしょう。

話を聞かない

「違う」が口癖の人は、話を聞いていないことがよくあります。

内容を聞く前に、話し始めた瞬間に「違う」と否定する人はこのタイプです。

とにかく自分の意見を言うことだけに集中しているので、他の人の話を聞く余裕がありません。

そのために、口を開けば「違う」といった言葉が出てきてしまいます。

このようなタイプの人は、ほとんど自分が話していることでしょう。

周囲の言葉を遮ることが多く、話しを聞くことはほとんどありません。

そのため、人の意見を受け入れることはできないことはもちろん、意見を知ろうともしていません。

非常に厄介なタイプであり、こちらの意見を受け入れてもらうことは大変です。

基本は相手に同調し、話を聴いているアピールをしながら、要所要所で口を挟むのが良いでしょう

「違う」は拒絶のサイン

「違う」という言葉は、拒絶のサインです。

相手からは譲れない意見であるため、相手を否定しようとしています。

そのような時に、こちらもヒートアップしてしまえば、冷静な話し合いが出来ないことでしょう。

そのため、自分自身だけは落ち着くことが大切です。

「違う」が口癖の人の心理を知ろう

「違う」が口癖の人には、話を十分に聞いてあげることが大切です。

言いたいことをすべて言ってしまえばスッキリし、おとなしくなることもよくあります。

そのスキを見計らって、自分の意見を伝えてみるといいでしょう。

 

    「「違う」が口癖となっている人の心理とは」への感想コメント一覧

  1. 1. 名無しのイケジョさん2018/05/02(水) 11:24

    違うという言葉をつい発する事もありますし、ここに書かれているその心理は思い当たる事ばかりなのでこの記事をさすがに、違う、と否定はできせんでしたし反省材料も多いと感じました。

  2. 2. 名無しのイケジョさん2023/06/05(月) 12:24

    うちの上司は反射的に一言目に「違う違う」と言ってますね。
    合ってても「違う違う」w
    いつも会話を遮るし、”とりあえず最後まで話聞けよ”と思ってますが、自己中が極まってるようなので相手するのも面倒です。

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