ギックリ腰になった時の対処法。安静にして長引くなら病院へ

最終更新日:2015年5月6日

布団やダンボールなど重いものを持ち上げたりスポーツをしている時に身体をひねったりしたはずみに、起こるギックリ腰。
急激に襲い掛かる激しい腰の痛みにどう対処すればいいのかご紹介します。

1.とにかくすぐに安静にする

ギックリ腰を起こしてしまったら、背骨や腰にかかる負担を少しでも減らすために、なるべく早く仰向きで横になるようにしましょう。
この時両足をそろえて膝を曲げ、ひざの下に座布団などを置いて足の位置を高くするとずいぶん楽になります。

痛みを感じる側を上にして横向きに寝てもかまいませんが、両足を必ずそろえるように気をつけ、腰にひねりを加えて負担をかけないことが大切です。

またソファーの上などせまくて柔らかい場所は姿勢が不安定になりやすいので、畳やカーペットなどの上に横になった方がよいでしょう。

仕事中や出先で思いがけずぎっくり腰になってしまった時には、近くにある壁や柱などにもたれて腰を安定させ、ゆっくりと深い息をして呼吸を整えます。
痛みが少し落ち着いてきたら壁にお尻をつけて膝を軽く曲げ、腰の位置を安定させるように気をつけて壁をつたいながらカニのように少しずつ横に移動し、休める場所をさがしましょう。

周囲の人に助けを求めることも大切ですが、できるだけ痛めた腰を動かさないで横になるように気をつけたいものです。


2.痛みをやわらげるため、冷やす

ギックリ腰を起こしてしまい痛みが酷い時には、患部をアイシングすることで強い痛みをやわらげることができます。

アイシングは冷たさの刺激で痛みの感覚をブロックし炎症を鎮める働きがありますが、あまり長時間続けて冷やすと患部が血行不良になってしまい、筋肉が硬直させて回復をさまたげてしまうことがあるので適度に冷やすようにしましょう。

手持ちの冷却剤などをタオルで包んで痛みが酷い患部にあてて冷やしますが、10分から15分程度冷やしたら1度はずし、皮膚の感覚が戻ってきたらまた冷やすようにして冷やし過ぎないように気をつけます。

冷却剤などが手近に無い場合には、ビニール袋を2重にしたものに氷と少量の水を入れて口をしっかりとしばってタオルで包んだものでも、代用することができます。

3.コルセットやさらしなどで、患部を固定する

ギックリ腰になってしまったけれど、いろいろやらなければならないことはあるのでどうしても動かなければならないという人も、少なくないと思います。
そういう場合にはできるだけ痛めた腰に負担をかけないように、コルセットやさらしを腰に巻いて患部をしっかりと固定をするようにします。

コルセットやさらしで腰を適度に圧迫して固定をすることで痛みが軽減し、腰が動いたり振動したりすることを防いで回復を早めてくれます。
妊娠中にベルトやさらしを使っていた方は、それを活用するとよいでしょう。

コルセットはドラッグストアなどでも販売されているので、自分に合ったサイズのものを選ぶようにしましょう。


4.やってはいけないことを頭に入れておく

ギックリ腰は腰に無理がかかり炎症を起こしている状態なので、痛みが酷いうちは温めたり患部をマッサージすると逆効果になることがあります。
痛みがやわらいで来たらお風呂に入ってゆっくりと患部を温めるのも良いことですが、強い痛みがあるうちは入浴も短時間のシャワーなどですませるようにしましょう。

またギックリ腰になってしまったのに無理をして重い荷物を運んだり長時間歩いたりすると、症状はさらに悪化してしまいます。
ストレスも腰の痛みに悪影響を与えるといわれているので、まずゆっくりと休養を取ることが大切です。


4.ギックリ腰の再発を予防するために気をつけたいこと

1度ギックリ腰になってしまうと、2度3度と繰り返すことも少なくありません。
重いものを持ち上げるときにはなるべくしゃがんで膝を使うようにし、中腰になって腰に負担をかける姿勢を避けるようにしましょう。

また腰を痛めやすい人は、腰椎の柔軟性や筋力が低下していることが多いといわれています。
普段から腰痛体操などを続けて腹筋や背筋を鍛え柔軟性を増しておくと、辛いギックリ腰になるの防ぐことができます。

仕事で重い荷物を運んだり大掃除などの家事で腰に大きな負担がかかりそうなときには、あらかじめ腰にコルセットをつけてから作業をするという方法もあります。
あまりやりすぎると筋力が衰えてしまう心配もありますが、腰の調子が今一つで不安な時には上手に活用をしたいものです。

ギックリ腰が悪くなるなら病院へ

ギックリ腰は時間がたつにつれてしだいに痛みがひいていき、2~3日安静にしていると症状がおさまることが多いものです。

しかし安静にしていてもどんどん痛みが激しくなったり、お尻や足にしびれを感じたり、熱や吐き気がある場合には他の病気を起こしている可能性もあるので、整形外科を受診してレントゲン検査などをしてもらうようにしましょう。