派遣社員と契約社員の違いとは。契約面や給与面はどちらが良いのか

最終更新日:2016年4月12日

派遣社員と契約社員はどちらも非正規社員ではありますが、似て非なるものです。

その違いを把握して条件を比較することは大切なことです。

特に気になるところを中心に比較してご紹介します。

1.所属する会社が違う

まず、根本的な違いは所属している会社が違うという点です。

派遣社員は、実際に業務をしている会社とは違う派遣会社に属している社員です。

ですから、給与などは働いている会社ではなく、派遣会社からもらうことになります。

一方で、契約社員は実際に業務をしている会社に直接雇われています。

給与も実業務をしている会社から支払われることになります。

この所属している会社が異なるという点が一番の違いであり、最も大切な部分です。

働いている会社が一緒であっても、所属している(雇用されている)会社が異なりますので、給与条件や福利厚生は自分が所属している会社の条件が適用されることになります。

派遣社員の方で、仕事をしている会社が通勤費を支給する会社であったとしても、派遣会社の規定で通勤費は時給に組み込まれていた場合には通勤費の支給はありませんし、社会保険なども派遣会社の規則に従うことになります。


2.契約終了になりやすいのは派遣社員

非正規社員ですと、契約終了となる不安は常にあります。

では、派遣社員と契約社員ではどちらが契約終了となりやすいのでしょうか。

本人の能力や、その職場で求められている仕事によって状況は全く異なるのですが、会社が期間が満了となるタイミングで契約を更新しないという選択をしやすいのは派遣社員です。

派遣社員は、社員と会社が個別に契約をしている訳ではありません。

会社と派遣会社が契約をしています。

企業同士の契約なので、通常の商取引のように「次の契約はなしでお願いします」という話ですので、ハードルは低めです。

実際、派遣社員もその会社への派遣は打ち切りとなりますが、解雇されるわけではありません。

別の会社で働くという道もあります。

契約社員については、実際働いている会社と社員本人の契約なので、派遣社員の契約打ち切りに比べると難易度はやや高いと考えるでしょう。

3.給与は派遣社員と契約社員でそれほど変わらない

派遣社員と、契約社員で給与が高いのはどちらとも言えません。

それぞれの契約によって全く異なるので、その人の雇用条件や持っているスキルによります。

ただし、会社の費用としては、同じ賃金であったとしたら派遣社員に対する費用の方が高くなります。

派遣社員の場合、会社と派遣会社の契約に基づいて支払いがされますので、会社から派遣会社に人件費相当分を支払うことになります。

派遣会社は手数料分の利益を確保する必要がありますので、本人の賃金や法定福利当が全く同じである場合には派遣会社の手数料分多めの費用となります。

だからと言って、派遣社員の方が損しているという訳ではありません。

企業間の契約と、派遣会社と派遣社員間の雇用契約がそれぞれ個別に決まっている結果、そういう仕組みになっているという訳です。


4.給与形態の違い

これは、それぞれの雇用条件によるものですが、一般的に派遣社員は時給制であることが多くなります。

一方で、契約者社員は月給制であることが多いです。

加えて、派遣社員は賞与が支給されることが少ないのも特徴です。

所属している会社が、派遣会社であり同じ会社に所属する派遣社員は他の企業で仕事をしています。

それぞれの企業で仕事をしているなかで、同じ条件の賞与を付与し難いという状況もあります。

契約社員については、賞与が支給される場合とされない場合があります。

賞与がある場合には、雇用契約に明記されているはずです。

ただし、専門性が高くない契約社員では賞与の対象とならないケースも少なくありません。

5.派遣社員と契約社員それぞれに良い点悪い点がある

派遣社員と契約社員で、どちらの方が良いのかという問題については、答えはありません。

それぞれに特徴があり、良い点と悪い点があります。

それは、派遣社員と契約社員の違いだけではありません。

望ましいことではありませんが、正社員は時間外がほとんどサービス残業になってしまうけど、派遣社員は自社の社員ではないのでしっかりと時間外管理をされているという会社もあったりします。

また、専門性の高い契約社員は正社員よりも給与が高かいことも珍しくありません。

自分自身のワークスタイルやプライベートも考えながら、どちらが適しているのかを比較することが大切です。

派遣社員と契約社員のちがい を知ろう

派遣社員と契約社員の違いについてご紹介しました。

実は派遣社員のなかでもいろいろな派遣社員があります。

契約社員のなかでも、雇用形態はその職場や職種によって大きく異なります。

時代の流れの中で雇用も変わっていくものです。

周りの意見にただ流されるのではなく、自分自身でしっかりと調べて何が自分にとって良いのかを考えて行動する意思が一番大切なのではないでしょうか。