歯磨きをして血が出る原因と対処法。歯茎からの血は歯周病のサインかも

最終更新日:2016年4月12日

歯磨きをすると血が出る、という経験をしている人は多いでしょう。

しかし歯磨きで血が出るということは、正しいオーラルケアを行っていない可能性があります。

そこで歯磨きで血が出る原因と対処法をご紹介します。

1.歯茎に歯垢が溜まっている

歯磨きをすると血が出てしまう原因の一つに、歯茎に歯垢がたまって歯石が付着することが挙げられます。

歯石を付着させないためには、自分に合ったサイズの歯ブラシを選ぶ必要があります。

歯ブラシのサイズには大きく分けて、スタンダードやコンパクトヘッドがあります。

通常成人の男性や口のサイズが一般的な女性の場合は、スタンダードを選んでも問題ありません。

ところが口が小さい、いわゆるおちょぼ口タイプの女性の場合は、スタンダードを選ぶと奥歯まで歯ブラシの毛先が届かず、磨き残しが出てきて歯垢がたまって歯茎から出血しやすくなります。


2.歯ブラシの硬さが合っていない

歯磨きをすると血が出てしまう原因には、歯ブラシの硬さも関係しています。

若い時はふつうあるいはかための歯ブラシを選んでも歯茎を傷つけずに磨くことができ、歯磨きで血が出るということはあまりありません。

ところが加齢とともに、歯茎が後退して歯垢がたまりやすくなり歯茎もだんだん弱ってきます。

そこにかための歯ブラシを使って歯と歯茎をゴシゴシこすると、弱った歯茎が傷ついて血が出やすくなります。

また年齢と共に歯周病にかかる確率も高くなり、歯周病で弱った歯茎を磨くとふつうの硬さの歯ブラシでも血が出やすくなります。

そこで年配の人や歯周病にかかっている人は、やわらかめの歯ブラシを使用することで弱った歯茎をいたわりながら歯磨きすることができます。


3.間違ったブラッシングの方法をしている

皆さんはブラッシングをする時には、どのような方法で行っていますか?

今から40年くらい前は学校や歯医者さんで指導を受けたブラッシング方法として、ローリング法という歯磨きの方法がありました。

これは歯ブラシで歯を縦方向に回すように磨くという方法です。

ところが近年になって、ローリング法の歯の磨き方ではしっかりと歯垢を落とすことができないということが判明しました。

ローリング法の場合、歯そのものはキレイに磨けても、歯と歯茎に付着している歯垢はあまり取れないのです。

そこで現在では歯と歯茎の間に45℃の角度で歯ブラシを当て、小刻みに振動させるように磨くバス法という歯磨きの方法が始動されるようになりました。

この方法では歯と歯茎に付着した歯垢もきっちり落とせるので、歯石が残らず歯から出血もしにくくなります。

ただしバス法を正しく行わないで横磨きになっている場合は、歯茎を傷めて血が出る原因になりますので注意が必要です。


4.歯磨き粉をつけ過ぎている

歯磨きをしている時に血が出る原因には、歯ブラシだけでなく歯磨き粉にもあります。

歯磨き粉自体は最近では研磨剤もかなりマイルドになりましたが、それでもつけ過ぎると歯茎を傷めてしまい、血が出る原因になります。

歯磨きの時に使用する歯磨き粉の適切な使用量は、歯ブラシの毛先3本分の面積で十分だと言われています。

これは歯医者さんが歯磨きの指導をする時に推奨している量です。

また歯医者さんによっては、歯磨き粉を使用しないで磨くことを推奨しているところもあります。

特に歯周病の人の場合は歯磨き粉をつけ過ぎないようにして、いたわるように磨く方が良いでしょう。

また歯磨き粉は毎回歯磨きの時に使用しないで、3回に1度のペースが歯と歯茎に負担をかけない適切な使い方です。

もし歯磨きなしで磨くことに抵抗がある場合は、デンタルリンスでうがいをしてから歯磨きをするか、研磨剤を含まない歯磨き粉を選ぶようにすると良いでしょう。


5.デンタルフロスと歯間ブラシを使用していない

普段毎食後に歯磨きをしていても、完璧に歯垢を取り除くことはできません。

歯と歯のすきまには、歯ブラシでは落としきれない歯垢がまだ残っています。

実は歯磨きで歯垢を落とせる量は、約40%に過ぎないという説もあります。

これではいくら頑張って歯磨きをしても、無駄なのではないかと思ってしまいますよね。

そこで歯磨きで落としきれなかった食べかすや歯垢を取り除くのに使用したいのが、デンタルフロスと歯間ブラシです。

デンタルフロスは糸状のものと糸ようじタイプのものがありますので、使いやすい方を選ぶと良いでしょう。

デンタルフロスは歯ブラシの毛先が入らないような、歯と歯の狭いすきまの歯垢をキレイに取り除いてくれます。

また歯間ブラシでは歯と歯のすきまと、歯のすきまの歯茎の部分の食べかすや歯垢を取り除くのに効果的です。

歯磨きをして血が出ないようにしよう

歯磨きをして血が出ないようにするためには、普段からしっかりと歯垢を取り除くことが最も効果的な方法です。

また血が出るからといって歯磨きを怠ると、余計に歯茎が炎症を起こしてばい菌が繁殖してしまいます。

無理のない程度に歯磨きをしてある程度血が出てしまえば、ばい菌も血と一緒に排出されて出血も治まりますので、歯医者さんの指導のもと正しいオーラルケアを実践することが大切です。