日焼け止めのSPFって何?SPF値を知り日焼け対策を効率よくしよう

最終更新日:2015年7月26日

気になる紫外線。

肌が焼けるのを防ぐには、日傘をさす、UVカットのはおり物を着るなどの対策もありますが、やっぱり必要なのは日焼け止め。

日焼け止めに表示されている「SPF」の意味を正しく理解して、白い肌をキープしましょう。

1.SPFは何を表す数値?

「SPF」とは「Sun Protection Factor」の略で、紫外線防止指数とも呼ばれます。

「紫外線防止」とはなっていますが、前述の紫外線3種のうちの「B波(UV-B)」についての防止効果の目安を表す数字です。

B波は肌の表面に炎症を引き起こします。

皮膚は肌を紫外線から守るためにメラニン色素をつくるため、代謝しきれなかった分が色素沈着して、シミやソバカスを引き起こしてしまうのです。

「それなら、数字が高い方が効果が高そう」
その印象は間違っていません。

けれども、「高い数値」ならば「強い紫外線から守ってくれる」というわけでもありません。

なぜならあくまでもSPFは「日に当たって炎症を起こしてしまう(つまり日焼け)までの時間を、どのくらい伸ばしてくれるか」ということを数値で示したものだからです。

日焼けをしてしまうまでの時間は人によって個人差がありまちまちですが、大体15~20分と言われています。

この日焼けは色白の人ほど早く、もともと色の黒い人は遅いようです。

ですので例を挙げると
・日焼けするまで15分のAさん
SPF30の日焼け止めを塗ると…15分×30=450分(7時間半)

・日焼けするまで20分のBさん
SPF50の日焼け止めを塗ると…20分×50=1000分(16時間40分)

上記の日焼けまでの猶予時間がそれぞれ出来ますよという値です。

ですので、数字が髙ければ高い程、強い紫外線から守ってくれます、という値ではありません。

日焼け止めを塗ったからといって有害な紫外線がすべて防げるわけではないので、SPF値が高いからといって、安心しきるわけにはいきません。


2.SPF数値によって使い分けしましょう

「日焼け止め、どれにしよう……数字の大きいのにしとけばきっと大丈夫よね」と、ドラッグストアなどで悩まれる方は多いと思います。

ですが先ほどの計算でいくと、SPF50の日焼け止めは理論上、17時間近く紫外線から皮膚を守ることになります。

そんなに長時間日に当たり続ける機会はどれほどあるでしょうか。

SPFの高い日焼け止めは、紫外線を防止する時間が長い反面、肌への負担も大きくなります。

「日焼け止めを付けていたら肌がカサカサになった」「かゆくなった」などの経験がある方もいらっしゃると思いますが、日焼け止めに含まれる「紫外線吸収剤」は肌を乾燥させてしまいます。

日焼けを気にして日焼け止めを塗ったことで、肌を荒らしてしまっては元も子もありません。

通勤やちょっとそこまでの外出くらいならSPF20~30、屋外でのレジャーやスポーツの時などにのみSPF50のものを使うなど、使い分けをすることが必要です。


3.日焼け止めの本来の効果を発揮させる

ここまで話してきたSPFですが、定義としては「化粧品を1平方センチメートル当たり2ミリグラムずつ皮膚に塗った」ときの値です。

感覚としては分かりづらいのでざっくり計算すると、半袖シャツを着た時に出るひじから下と、スカートをはいた時に出る膝から下、顔や首筋などに塗る日焼け止めの量が、リップバームのケースまるまる一つ分くらい、と思ってください。

日焼け止めは塗ると白くなってしまうものもあるので、薄く塗ったりする方もいると思いますが、この規定量を塗らないと効果が正しく発揮されません。

朝の忙しい時間にぱっと塗るとムラになってしまうときもありますが、それも効果が十分に期待出来ません……また、夏の暑い日などは汗で日焼け止めが落ちてしまうことも多いです。

一度に大量に塗るのではなくて、面倒でもこまめに塗りなおすことが大切です。

塗り方の工夫も大事です。

例えば、SPF値の低いものを使ったときには、上からパウダーファンデーションやおしろい、ノーメイク派の方はベビーパウダーなどをはたくと紫外線防止の効果がアップ。

崩れの防止にもなります。

日焼けをしやすい鼻の頭や出っ張っている頬骨にしっかり目に塗る、など塗り分けするのもオススメです。

SPF値と日焼けのメカニズムを知り正しく紫外線対策をしよう

SPF値と日焼けのメカニズムを正しく理解して、肌トラブルのない生活をキープしましょう。

こまめな努力が将来の美肌を作ります。