怒りを抑える方法。怒りをコントロールしよう

最終更新日:2015年8月11日

人間は日々、喜怒哀楽の中で生きています。

中でもやっかいなのが「怒」。

職場で、学校で、家庭で、プライベートのさまざまなシーンで、大なり小なり、毎日のように怒りを感じながら生活しているのが人間なのだといういうこともできるでしょう。

社会生活を営む大人である以上、腹が立ったからと言ってその怒りを子どものようにぶちまけることは、たいていの場合、許されません。

では、どうしたら上手に怒りを抑えることができるのかご紹介します。

1.吐ききってから吸う、という深呼吸

「怒りを感じたら6秒待て」という話を聞いたことのある人もいるでしょう。

人間の怒りは6秒のインターバルがあれば、ほとんど解消できるという説です。

たしかに、一理あります。

そのインターバルをとるためにオススメしたいのが、深呼吸。

ただ6秒、間をとるよりも、さらに効果的です。

コツは「最初に息を吐ききって、そのあとで吸う」ということ。

ふつう、深呼吸というと「息をいっぱいに吸ってから、吐く」という順番をイメージするでしょう。

それを逆にしてみましょう。

肺やおなかの中の息をすべて外に吐き出し、そのあとで、空っぽになった体に新鮮な空気を取り込むイメージです。

特に、おなかの中を空にするという意識を強く持って行なってください。

試してみるとおわかりいただけると思いますが、最初に息を吐き切った段階で、すでに怒りはかなり薄れているはず。

「吐ききって、吸う」という、たった一度の深呼吸で効果が現れる方法です。


2.自分の姿を高いところから俯瞰してみる

例えば、上司から理不尽なことを言われている場合や、接客業でクレーマーに対応しているときには、上記のような深呼吸をすることは許されないでしょう。

そんなことをすれば、上司やクレーマーの怒りをさらに買うことになってしまうからです。

そんなときにオススメしたいのが、自分の姿を俯瞰してみるというやり方。

「上司やクレーマーに対応している自分の姿を、もう一人の自分が天井や空から見つめている」というイメージです。

いわば「天の目」「神の目」で、自分を客観視する方法ですが、このようにしてみると、すべては些細なことだと認識できます。

そして、自分が腹をたてている原因になっている人や事象が、くだらないものと思えるにちがいありません。

そのように感じられれば、怒りは一瞬にして軽くなるはず。

「天の目」をイメージしにくい人は、「双眼鏡をさかさまにして、自分のいる光景を覗いてみる」というイメージを試してみてください。

双眼鏡を逆さから見ると、目の前の世界のスケールはぐっと小さくなります。

要するに、「自分を含めた今のこの状況、起きていること」をできるだけ小さくとらえ、「些細なこと」と認識するための方法です。

3.微笑を作る

人間は感情が表情に表れるだけでなく、表情によって感情が左右される生き物でもあります。

それを利用して、怒りを抑えるという方法はいかがでしょうか。

腹の立つことがあったら、わざと笑顔を作るのです。

といっても、怒っているときに「満面の笑み」はむずかしいでしょう。

ですから、「微笑」でかまいません。

まず、口角をぐっとあげてみましょう。

そして、目をやや細めるのです。

これだけで、「怒りの表情」から「笑顔」に変えることができます。

表情が変わると、不思議とその表情に似合った感情に変化していくものです。

ただし、これは「笑顔を作っても問題が生じないシーン限定」の方法。

前項で例示したような、上司やクレーマーを前にしているときに「作り笑顔」がNGであることは、言うまでもないでしょう。


4.その場を離れ、居場所を変える

これも、「可能であれば」という条件付きですが、何か頭にくることがあったら、とりあえずその場を離れるというのも、有効な方法の一つです。

「怒りのシーン」になった現場から離れ、居場所を変えるのです。

例えば、職場でカチンとくることがあったら、部屋を出てトイレに行くとか、会社の外の空気を吸うとかすると、だいぶ心は落ち着くはず。

可能であれば、冷たいものやお茶、コーヒーなどを飲みながらの小休憩というのがベストです。

5.怒りを鎮める「ツボ」を刺激する

最後に、怒りを鎮めるために効果的な「ツボ」を紹介しましょう。

2箇所あります。

1つめは、手のひら側の手首の付け根。

手首の関節部分の小指寄りのところに少しくぼんだところがあるでしょう。

ここが「神門」というツボです。

例えば、左手の「神門」を右手の親指で押さえ、左手でグーパーの動きを繰り返すのです。

もちろん、左右の手を逆にしてもかまいません。

もう1つのツボは、「内関」。

手のひらをこちらに向け、手首からひじの方向に向かって、指2本分おろした中心線上にあります。

ここを反対の手の親指で軽く押しましょう。

それだけで、怒りを軽減することができます。

いずれのツボも、椅子に座りながら目立たずに刺激できますから、仕事中などでも無理のない方法でしょう。

怒りを抑えて良い人生を歩もう

怒りを感じて、それを表に出すことができない場合の対処法を5種類、紹介しました。

仕事や学校での人間関係はもとより、友人関係や家族、恋人との関係など、いずれも怒りをこらえ、自分の中で処理してしまったほうが、自分のためにもなるということが少なくありません。