経理事務の仕事内容4つ。女性に人気の事務職

最終更新日:2015年8月29日

パソコンと睨み合いながら、黙々と電卓をたたいて数字と戦っているイメージの経理事務職。

実際にはどんな仕事をしているのでしょうか。

大きく言えば
1.資金の管理
2.経営成績・財務状況の計算
3.予算と実績の対比
4.税金の計算
からなります。

今回はそんな経理事務の仕事内容をご紹介します。

1.資金の管理

現金や預金の入出金の管理を行います。

商品代金や経費、給料の支払をしたり、売上代金が期日までに入金されたかのチェックを行います。

作業自体は振込をしたり帳簿のつけあわせをしたり単純なものなので、経理未経験者でも就業できる事もあります。

しかし、支払が滞ってしまうと、その資金を頼っている中小企業等を倒産に追い込んでしまう恐れもあるので、実は非常に神経を使う業務です。

給与の支払いを忘れた、という訳にもいきません。

また、売上代金の入金照合を間違えると、大切なお客様にご迷惑を掛け信頼を失いかねない事になります。

大手企業の場合は、顧客の数も多く莫大な件数を扱う事になるので、手作業という訳にはいきません。

就業するにはITスキルが重要になってきます。

単にスクールに通っただけでは難しい場合もあるので、現場で経験を積むことが大切です。

現金の管理については、出し入れがあっても振込とは違って証拠が残らないので、几帳面に帳簿付けをし、受け渡しを間違えないようにしなければなりません。


2.経営成績・財務状況の計算

簡単に言うと、月末に営業部がひと月の売上を締めた後、月初に前月の売上代金から仕入代金と経費を差し引いて、どれだけ儲けがあったかを計算し、「損益計算書」という決算書を作成する業務です。

また、財務状況の確認のため「貸借対照表」という決算書も作成します。

会社の財産や、借入金、余剰金がいくらあるのかを示す決算書です。

会社の規模等によっては、「キャッシュフロー計算書」というキャッシュの増減理由を表す決算書を作成する場合もあります。

これらの作成時期は、「月次決算」と言われる経理部の繁忙期になります。

締切日になっても作業が遅れて報告してこない営業部もあるので、早急に報告してもらうようフォローするのも経理事務の重要な業務です。

仕入代金や経費は、一般的には当月分を翌月に支払う場合が多いのですが、経理システムへ当月の仕入代金と経費について費目毎にコツコツと登録していきます。

この業務は、一般的に簿記2級程度の知識が求められます。

製造業になりますと、自社で製造した商品にどれだけ代金がかかったかを細かく計算していく必要がありますので、簿記1級を持っていると有利です。


3.予算と実績の対比

数字が集まったら、それからが大変です。

予算と比較をしていき、数字に大きい違いがあれば、なぜその数字になったのか、その数字で正しいのかを短期間で追求していかなければなりません。

経理で数字を1桁打ち間違えたという可能性もありますし、何かが原因で売上が落ちたとか、物価の高騰で仕入値が上がったとか、臨時的に経費が増えたという可能性もあります。

利益を得るために会社は営業をしているので、経営成績の報告は大切な業務です。

スピーディーに計算をして経営者へ報告し、経営改善や業績管理に役立つ情報を提供します。

一般的には、3月が本決算、9月が中間決算の会社が多いのですが、その時期は株主等の外部の利害関係者にも決算の報告をする必要があるので、間違えのないように、特に注意を払って処理を行う必要があります。

また3月の本決算後は、その数字を基に税務署へ納税をする事になるので更に神経をとがらせる必要があります。


4.税金の計算

法人税や消費税等の税金を計算して納付します。

法人税は、簡単に言うと1年間の売上代金から仕入代金と経費を差し引いた利益に対する税金を計算して納税します。

大抵は税理士に税金の計算を依頼している企業が多いため、経理事務を募集する際に税理士の資格までは求めない企業が多いですが、専門用語が多いので、勉強していれば税理士とのやりとりがスムーズに行えますし、収入アップも期待出来ます。

消費税は、簡単に言うと売上の入金時に預かった消費税から、仕入や経費の支払時に支払った消費税を差し引いた金額を納税する事になります。

ここで大切な事は、納税期限までに忘れずにきちんと納付をする事です。

期限が過ぎてしまうと、場合によっては莫大な延滞金を取られる場合もあります。

経理事務は地味だけど大切な仕事

経理事務は一見地味な仕事ですが、書類が様々な部署から回覧され、最終チェックをして処理を行う、最後の砦です。

ミスが許されず、機密情報も多く扱うので、まじめで几帳面な人材が求められます。

法律に則した処理を行うので、業界によって多少違いはあるものの、基本はどこの会社でも通用します。

就業しやすいのがメリットです。

一般的には、決算期でなければ定時で退社出来る事が多いですし、メリハリがありやりがいのある仕事です。