倦怠感の原因3つ。疲労でなく病気の可能性も

最終更新日:2015年9月27日

倦怠感とは、一般的に話している「だるい」といった意味です。

この「だるい」を医学的に倦怠感と言い、大きく分けて3つの原因が考えられます。

また、倦怠感には自分・本人しか分からない場合と、他人から客観的に見ても分かる倦怠感があります。

倦怠感と類する言葉に「脱力感」といった全身の力が抜けるような感じ、または全身に力が入らない感じといった状態も加えられる・表現される時もあります。

倦怠感の原因に考えられるのは、疲労、病気、終末期(末期)によるものと考えられます。

今回はそうした倦怠感の原因をご紹介します。

1.疲労による倦怠感

日常生活において「疲れて休みたい」、「寝ていたいな」といった病的ではなく、疲労が蓄積して起こるものです。

疲労があるのにも関わらず、頑張って仕事を続けたり、休みや休憩がなく継続すると倦怠感となって現れてきます。

倦怠感を軽減・除去するには、身体を十分に休める事と、リフレッシュや息抜きといった休息を取ることです。

また、身体ばかりでなく、精神的・心のストレスを発散させ、休ませる事も大切になっていきます。

疲労の背景には、睡眠不足、残業や休み無しのオーバーワーク、出張(日帰り、宿泊、または海外など)、妊娠や出産、育児、家事など実に様々な背景と、個人的・個性的な環境があります。

この環境が、疲労に繋がらないように可能な範囲で見直し・修正できると倦怠感は軽減していきます。

また、身体や感じ方には、かなりの個人差があります。

睡眠に関しては、脳内の睡眠リズムでは90分が1サイクルの睡眠パターンであり、3時間寝れば大丈夫と言う人もいれば、8時間は寝ないと無理という人もいます。

このように、睡眠だけから見ても個人差があります。

同様に、職種、仕事内容も大きな要因になっています。

肉体労働で8時間の勤務体制の人と、同じ8時間でもパソコンがメインで事務系の人、8時間としても夜勤で働く人とでも疲労度は変わってきます。

このよに、仕事と睡眠は密接な関係があり、個人の家庭環境(例えば主婦業・家事をやってから夜勤するのか、日中に睡眠を取ってからの夜勤するのか等)が大きく反映もします。

上記以外にも沢山の種類・状況による疲労があり、この疲労がやがては倦怠感となって現れてきます。

この場合は、十分な心身の休息を図ることによって、徐々に回復していきます。


2.病気による倦怠感

身体は正直であって、自覚症状がなくても血液検査での異常から病気が発覚する場合もあります。

血液検査以外にもレントゲンやエコー、CT、MRI、健康診断からの早期発見もあります。

どこかに病気となる病巣があると、通常の身体の働きが行えなくなってきます。

そうすると、身体が何とかしようと働き、指令を出して代償とし、どこかに負担がかかっても補おうとします。

この時、初めのうちは無症状で済みますが、病巣を除去できていない為、代償として負担がかかった臓器に大きな負担と疲れが存在することになります。

これが、倦怠感となって現れてきます。

これらは、全ての病気で必ずといったことではありません。

風邪やインフルエンザといった、一時的な疾患によっても倦怠感はあります。

また、例として「腰痛」によっても倦怠感は現れます。

なぜ、腰痛で倦怠感が現れるかと言うと、無意識に痛みから姿勢を崩し、その崩した姿勢や痛みの部分をかばうため。

通常はさほど大きく動かなくて済むところをかばう・守る為に、負担となっていきます。

そうして腰痛が脚の筋肉痛を引き起こしたり、痛みと不自然な姿勢、大きな負担と代償として倦怠感が現れてきます。

この場合は、早期に医療機関を受診し、原因となる病巣を発見し、医師の治療を受け回復・軽減を図ると回復していきます。

3.終末期による倦怠感

ここでいう終末期は、病気自体によるものと、老衰も加えられます。

今現在、ガンによる病気と、そのガン治療による副作用や関連因子によるものもあります。

また、老化特有の老化現象の他に、廃用性症候群も付け加えられ、事態は悪循環の状態にあることが多いです。

終末期になると、メインとなる疾患の他に持病、治療による副作用が大きく反映し、倦怠感が著名に現れてきます。

倦怠感以外にも様々な症状に悩まされ、患者本人は心身の苦痛と戦うことになっていきます。

仮にガン治療中である終末期になると、ガン性疼痛もあり、何とも言い表せない・身の置きどころがないといった倦怠感になって現れてきます。

この場合は、他人から見ても倦怠感を把握できます。

人によっては、倦怠感以外に激しい疼痛、副作用等から目も開けることも不可能な場合もあります。

この場合は、倦怠感を取り除くことが難しくなってきます。

そんな状況でも倦怠感の軽減を図る為に、薬物療法や体位変換、エアマット、ボディーマッサージして癒しを図る等、幅広い範囲からのアプローチが必要となってきます。

これには、本人の希望や意向に沿って援助するのが優先であり、可能な限りの援助も必要になってきます。

たかが倦怠感と侮らない様にしよう

以上、倦怠感がある時の原因をご紹介しました。

倦怠感を軽視せずに忙しい合間に医療機関を受診し、個人と、個人を取り巻く全ての人達の為であることを今一度、再確認しましょう。