小池百合子さんが活躍できている理由とは

最終更新日:2016年9月15日

先の東京都知事選挙では自民党公認候補と、野党統一候補を破り小池百合子さんが当選しました。

通訳やテレビキャスターを経て国会議員となり、一時は防衛大臣も務めるなど華々しい活躍を続ける小池百合子さん。

まだまだ男性中心に社会が回っているといわれるこの日本社会において、女性であるにも関わらず小池百合子さんはどうして活躍できているのでしょうか。

1.時代を読み解く力があり、行動力がある

小池百合子さんは時代の流れを読み、自ら思ったことを行動に移せる実現する力を持っています。

学生時代、日本の大学を中退してカイロ大学に進学したのもこれからは国際的にアラビア語が使えるとより有利になる、という情勢を感じ取ったからと言われています。

また、先の都知事選挙ではこれまで「後だしじゃんけんが有利(期日ぎりぎりに出馬表明すればするほど選挙戦で有利となる)」というジンクスを打ち破り、一番に候補者として名乗りをあげました。

その結果、有力者に次々と立候補を断られ公認候補者探しに苦戦した自民党をよそに、自らの名をいち早く世間に広くアピールすることに成功しました。

女性だからと決して臆することなく挑戦し続ける小池百合子さんが男社会でも違和感なく活躍できていることにも納得がいきます。


2.暴言や差別に対しても怯まない「女性」であることを強調しすぎない

先の選挙戦中、小池百合子さんは面と向かってではなかったにせよ、対立候補の支持者である男性から「年増の厚化粧女に東京知事は任せられない」などという主旨の酷い暴言を吐かれました。

本当に言ったのかしらと疑いたくなってしまうほど時代錯誤の酷いこの発言。

しかし、このとき小池百合子さんはヒステリックに反応をしたり、涙を流したり、などといういわゆる女性的といわれる弱い部分を一切見せず「まあ、日本は現状こんなことをいうおじさんがまだたくさんいますよ」という風に軽く受け流しました。

通常暴言を吐かれたら、それに抗議したり、言い返したりするのは正当な行為です。

ですがあまりにも過敏に反応してしまうと「女の人ってやっぱり弱いな、面倒」などと思われてしまうのが、辛いですが政治家に限らず、現在の日本で仕事をする女性に向けられている視線です。

小池百合子さんはそのようなに女性的な弱さを一切見せないことで、男社会でも巧みに活躍することができていると言えるでしょう。


3.発信力に優れている

小池百合子さんは2016年8月に行われたリオデジャネイロオリンピックの閉会式に参加し、雨が降っていたにも関わらず日本の民族衣装である着物で臨むなど、閉会式に華を添えました。

仮に男性であれば恐らくスーツ姿であったことが予想され、今一つインパクトに欠けたかもしれませんが女性であることを、小池百合子さんはここでうまく利用しました。

着物は日本の物ということは世界では有名です。

その着物をここぞというときに着用し、参加することによって、今回は世界中の人に「次は東京でオリンピックパラリンピックをやるんだ」ということを強く印象付けることに成功したと言えるでしょう。

このように女性であることを強調しすぎず、しかしうまく利用できるときはうまく利用する。

これは今の男性中心の日本社会では、やっぱりどうしても必要な力ですよね。


4.頭が柔らかく、SNSなど新しい媒体もうまく利用できる

東京都知事選挙では所属する自民党から公認を受けることができなかった小池百合子さんですが、選挙戦ではツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどSNSなどを積極的に駆使して、有権者が自分も選挙に「積極的に関わっている、参加できている」と感じさせる選挙戦を展開しました。

印象深かったのが「百合子グリーン作戦」と言われるもので、街頭演説を聞きに来てくださる方に「何でも良いから緑のものをご持参ください」とお願いしたこと。

このことによって、多くの方が緑の物を持ち寄って小池百合子さんの街頭演説を聞きにいきました。

普段縁遠い政治という世界に気軽に参加できるきっかけを作り出したことも、東京都知事選挙で小池百合子さんが勝利した要因だと言われています。

このように、旧来の方式や物にとらわれず新しくて良いものはどんどん取り入れていけるというのも小池百合子さんが活躍できている要因の1つと言えるでしょう。

女性初の東京都都知事となった小池百合子さんの今後に注目

女性初の東京都知事となった小池百合子さんですが、就任からまだ日は浅く、都議会との対立、築地移転、東京オリンピックパラリンピックに関連することなど問題は山積しています。

選挙で大勝した小池百合子さんですが、その手腕については現時点では未知数です。

女性という色眼鏡で見ることなく、都知事としてどのように行動し、東京都をより良くしていくのか。

小池百合子さんの今後に注目していきましょう。