こむら返りの原因とは。睡眠中にこむら返りが発生する理由を知ろう

最終更新日:2016年7月16日

寝ているときなどに足(主にふくらはぎなど)がピーンと張って「つる」状態になってしまったことはありませんか?俗にいう「こむら返り」と呼ばれている症状です。

せっかくの睡眠が妨害されてしまいますし何よりも痛いのが嫌ですよね。

そこで今回はこむら返りが発生する理由をご紹介します。

1.電解質不足

人間の体はナトリウムやマグネシウムなど電解質が水とが血液中でバランスを保っています。

この水分や電解質というのは「汗」などによって体の外に排出されてしまいます。

汗の水分をなめてみると少ししょっぱいのはそのせいです。

夜眠っているときというのは思った以上に「寝汗」を掻き、おおよそ500ミリリットルのペットボトル一本分などと言われているのでかなりの量になりますね。

さらに、寝る前にお風呂に入って汗を流したり、水分補給の際に電解質の含まれていない水だけを飲んでしまうと血液中の電解質のバランスが悪くなります。

さらに、眠っているうちに寝汗を掻いて水分や電解質をさらに失うことで血液中のバランスが減ってしまい、筋肉が興奮しやすくなってこむら返りを起こしやすくなります。

スポーツをして筋肉を活発に動かしているときも汗をかいて失った「水分」は補給をしても「電解質」を補給しなければ血液中の電解質のバランスが崩れてこむら返りを起こす危険性が高まります。


2.運動不足

部活を引退する社会人になって座り仕事になる…などして普段から運動をしなくなってしまい、運動不足に陥ると筋肉だけでなく筋肉と骨をつないでいる腱も働きが鈍くなってしまいます。

筋肉や腱の動きが悪くなると脳からの伝達に対して反応が鈍くなって筋肉の収縮の際に間違った指令を出してしまい、こむら返りを起こしてしまうことがあります。

特に運動不足だった人が急に運動をして筋肉を動かすと鈍っていた筋肉や腱のセンサーがうまく働かなくなって、刺激があるとこむら返りを起こしやすくなります。

普段から運動をしていれば筋肉や腱は脳からの伝達をし慣れているので筋肉が緊張状態になることは少ないですが運動不足だと筋肉の限界がすぐに訪れてしまうので水分や電解質が足りていてもピーンと張ってしまいます。

ダイエットを始めてすぐ運動をするとこむら返りを起こすのはこれが原因だといえるでしょう。


3.加齢

こむら返りは加齢によって起こしやすくなるといわれています。

その理由は筋肉や腱の衰えや脳からの伝達に筋肉や腱のセンサーが働きにくくなることが挙げられています。

さらに、年齢を重ねるにつれて、徐々に筋肉量が減ってしまい、さらには、代謝が落ちて血行が悪くなりやすくこむら返りを起こす原因が多々重なってしまいます。

そのため、加齢が進むと、運動をしている時だけでなく眠っているときや座っているときなどこむら返りを起こす比率が若い人に比べると多くなってしまいます。


4.冷え

こむら返りは「冷え」と大きく関係しているといわれています。

体が冷えると筋肉が緊張し、血行が非常に悪くなるためこむら返りになるリスクが高いからです。

特に、オフィスなどでの事務作業を日中にしているなど夏場に涼しい環境にいる時間が長い場合、冷房の冷たい空気というのは下にたまるので足を冷やしてしまいます。

そうすると、下半身が冷えやすくこむら返りを起こしやすくなるということです。

また眠っているときに足元に扇風機やクーラーの風が直接当たっている場合も同じで冷やすことでこむら返りの原因になります。

頭寒足熱というように足元はできるだけ冷やさないようにしたほうがよさそうです。


5.妊娠中のこむら返りは血行不良

こむら返りをよく起こす人の中には「妊婦さん」が挙げられます。

特に妊娠後期の妊婦さんはお腹が大きくなるため下半身の血行が悪くなってしまいがちです。

「冷え」による血行不良でもこむら返りが起こるように妊娠による血行不良でもこむら返りは起こりやすくなります。

さらに、妊婦さんの場合というのはお腹の赤ちゃんの体重が増え、自分の体重も増えるので下半身の筋肉への負担が徐々に大きくなり、過度な運動も妊娠期間中ができなくなるので運動不足になってしまうこともあります。

このように、妊娠中というのはやむなくこむら返りの原因が多くなってしまいます。

さらに、お腹が大きくなると夜眠るときの体勢や寝返りも制限されるので足が伸びやすかったり負担がかかりやすいので寝ている間もこむら返りを起こしやすくなります。

また、妊娠をしていると赤ちゃんの成長のために著しい「カルシウム不足」になってしまいますが、このカルシウム不足もこむら返りのリスクになります。

こむら返りの原因をつかんで防ごう

こむら返りは「健康的な生活」をしていればあまり起こしにくいもののようですね。

ただし、加齢に伴うものや妊娠中のリスクなどはできるだけ対策をしてこむら返りする機会を少なくしたほうがよさそうです。