マンションとアパートって何が違うの?法律上では違いはないって知ってた?

最終更新日:2016年2月21日

ネットなどでお部屋探しをする際の検索項目によく「アパート」や「マンション」のチェック欄がありますよね。

なんとなくのイメージがはっても実際何が違うのかはわからずに探していませんか?

そこで今回は「アパート」と「マンション」の違いをご紹介します。

1.構造上の違い

実は「アパート」「マンション」という単語ですが、実際は法律上明確に区別がされているわけではありません。

宅地建物取引業法や建築基準法にも区別については何も書かれていません。

では、不動産会社が募集している「アパート」と「マンション」はどうやって区別しているのでしょうか?実は、多くの不動産会社は例外を除き、構造で区別しています。

特に「アパート」とは、2階建ての木造、もしくは軽量鉄骨を中心とした集合住宅を言い「マンション」は、階数に制限のない木造以外の建物を指すことが多くなります。

あくまで法律上の区別ではなく、多くの場所で採用されている共通のルールです。


2.遮音性の違い

さきほど「アパート」と「マンション」の違いは主に構造上の違いであるとご紹介しました。

構造が違うことで大きな差が生まれる問題があります。

それが「遮音性」です。

「アパート」は主に木造建築が多く、防音性に弱いという面があります。

木造の場合、音を通しやすいので、例えば1階に住んだ時に「上の階の人が歩いている音が響く」とか「隣の家の音が聞こえる」なんてことがあります。

軽量鉄骨造りの場合でもコツコツという物がぶつかるような音が響きやすい構造なので、遮音性が高いとは決して言えません。

それに対し「マンション」は、鉄骨、鉄筋、鉄骨鉄筋コンクリートで建築されている割と高層な集合住宅を言います。

階層の高い建物を造りということはそれだけ頑丈な造りになるので、自然と遮音性も高くなります。

もちろん建築形式によって遮音性はまちまちなので、遮音性がとても高いと言い切れるわけではありませんが「マンション」の方が比較的、遮音性の高い建物が多いというのが現状です。

3.家賃の違い

「アパート」と「マンション」の違いはまだまだあります。

家賃もまた「アパート」と「マンション」では大きく異なります。

例えば、同じような地域に築年数の変わらない「アパート」と「マンション」が建っていたとします。

そうすると多くの場合1万円前後の家賃の差が出ます。

どうして、こんなに家賃に差がでるのでしょうか?

「アパート」と「マンション」の違いの冒頭で構造の違いに触れましたが、構造が異なることで建築費用に大きな差がでます。

木造、軽量鉄骨は比較的安価に建てることができますが、マンションの構造に使われている鉄骨、鉄筋、鉄筋コンクリートなどは木造などに比べてかなりのコストがかかります。

さらに階数もアパートに比べて高いことから大家さんが負担した建築費用に大きな差が生まれるのです。

大家さんは家賃でまず建築費用を回収しなければいけません。

つまり、最初にかかった建築費用の差がそのまま家賃の差に繋がるのです。

築年数の浅い物件は特にその影響がでます。

逆に築年数が古いものは費用回収が終わっていることも影響し差がでにくい傾向にあります。

もちろん、設備投資やセキュリティの面で費用を高くするところや木造でも新築のものは家賃が高くなったり、アパートと同じくらいで借りれるマンションもありますのでしっかりと情報を確認することが大事です。


4.機密性の違い

簡単に言えば、通気性の差です。

一般的に「アパート」は機密性が低く(通気性が良い)「マンション」は機密性が高い(通気性が悪い)と言われています。

構造の違いにより生まれる差であり、木造は適度な通気性があります。

そのため極端な湿気に悩まされるということもありません。

ただし、逆に言えば外気、天候に影響を受けやすいという面があります。

最近の木造ではだいぶ影響がなくなってきましたが、木造は機密性が低いという面からエアコン効率が良くないというのが一般的です。

木造を選ばれる際はエアコンの性能にも注意しましょう。

それに対し鉄筋や鉄骨鉄筋コンクリートなど「マンション」の構造で使われている造りは通気性があまり良くありません。

そのため、クローゼットや下駄箱にカビが発生した…なんて話をよく聞きます。

逆に機密性が高いのでエアコン効率が木造のアパートに比べて良いので電気代の節約にもつながります。

アパートとマンションの違いを知ろう

以前は木造建築と聞くと構造上頼りなく、避けられがちでしたが、現在では建築技術が向上し、ツーバイフォー(2×4)工法など木造の欠点を補う技術も開発されています。

このように、どちらの方が優れているのかと一概には言えません。

どちらにもメリットデメリット存在します。

その差をしっかりと見極めながら部屋を探すことが良い部屋探しの秘訣です。

「アパート」「マンション」は法律上の区別はなく、主に構造上の違いによって区別されているということを念頭に置きながらそれぞれの違いをしっかり比べてみてください。