妊娠中の温泉は実はOK。なぜ妊娠していると温泉入浴はダメと言われるのか

最終更新日:2016年5月26日

妊娠中でも旅行にいきたいし、ストレス発散に温泉でゆっくりもしたいですよね。

しばらく夫婦二人ですごせなくなるので、二人の思い出作りにも温泉旅行にいきたい。

でも、よく妊婦さんは温泉に入ってはいけません、と言われますよね。

どうしてダメなんでしょうか?

1.妊娠中の温泉NGは法律で決められていた

実は、これまで環境省が定めた温泉法において、温泉を避けるべき症状=忌避症として「妊娠中」が項目として挙げられていました。

見直しをしてみると、医学的根拠がないことがわかり、2014年7月にこの項目を削除。

妊娠中の温泉への入浴は、かつて法律で避けるべきとされていましたが、今は法律では何も書かれていません。

そのため法律面から言えば妊娠中の温泉はOKとなっています。

それでもまだまだ、妊娠中は温泉NGと考えている人が多いのが実情です。


2.温泉旅館側のリスク回避

温泉でないどんな環境にいても、妊娠初期には発育不全のリスクが15%程度付きまとい、妊娠後期には破水のリスクが常に付きまといます。

妊婦さんは足元が見えにくく、バランスを崩しやすい状態になっています。

転倒すれば流産というリスクが考えられます。

温泉施設側はこういったトラブルを避ける義務があり、安全に利用してもらう義務があります。

施設で起きた事故は、場合によっては施設側が責任を問われることになります。

施設側はトラブルや事故を避けるために、妊娠中の入浴を制限することがあります。


3.温泉は滑りやすい

温泉法が見直されたからと言って、温泉は妊婦さんが安心して入れるものとは言い切れません。

温泉旅館は古い建物が多く、段差が多い宿もたくさんあります。

温泉の成分によっては床が非常にぬるぬるしている場合もあります。

また、濡れた床は滑りやすく、手すりも少ない温泉は、妊婦さんの転倒に注意が必要です。

特に、温泉の床は固いタイルや石畳になっており、万が一滑って転んでしまった場合は流産のリスクにもつながります。

もし温泉に出かける場合は、家族風呂を借りる、露天風呂付き客室を利用するなどして、旦那さんのサポートを受けましょう。


4.のぼせるのはママだけじゃない

気持ちの良い温泉。

ついつい長湯したくなってしまいますが、ママが温まっているのと同時に、お腹の中の赤ちゃんも温まっています。

熱いお湯に長くつかってしまうとママだけでなく赤ちゃんものぼせてしまいます。

10分以上の長湯やサウナはさけましょう。

また、のぼせて脳貧血を起こし、人によっては倒れてしまったり、転倒の危険性があります。

無理はせず、適度に温まる様に心がけましょう。

低温での長湯も、血圧上昇を招きますので注意が必要です。

空腹時は特に脳貧血を起こしやすいので、空腹時の入浴を避け、適切な水分補給をしましょう。


5.単純温泉を選ぶのがポイント

妊娠中はお肌が敏感になっています。

そのため、妊娠性痒疹や湿疹ができやくすなります。

刺激が強い硫黄泉や濃い食塩水、ラジウム泉は避け、単純温泉を選びましょう。

単純温泉としては、箱根が有名です。


6.どうしても温泉にいきたい場合は?

どうしても温泉旅行にいきたい場合、オススメなのがマタニティプランです。

マタニティプランの特徴は、急な体調変化でやむ負えずキャンセルする場合、キャンセル料がかからない宿がある地元産婦人科と連携しているため、旅先での急な体調不良に対し、病院案内の対応ができる料理メニューについて細かく指定できるマタニティウェアや抱き枕の貸出し、枕を多めに用意してくれることで妊婦さんが快適に睡眠できるように配慮されています。

妊婦さんの健康を考えた栄養満点の料理を提供のんびり過ごしてもらうため、チェックアウトが遅めの設定になっているアロマセラピストによるハンドマッサージなどのサービスが付属している元助産師のオーナーが提供している場合、妊娠に関する相談を受けていることがある。

客室に露天風呂がついているため、旦那さんの介助を受けられる安産祈願お守りのプレゼント付きノンカフェインティのサービスなど様々なサービスがあります。

妊婦さんの健康状態を考え、安心してリフレッシュできるように考えられています。

産後は夫婦二人で過ごす事は難しくなります。

こういったサービスのある宿プランを見つければ、比較的安心して温泉宿で過ごす事ができるでしょう。

妊娠中の温泉には気をつけて入ろう

法律改正がされ、妊婦さんも堂々と温泉を楽しめるようになりました。

また、マタニティプランを提供する旅館もたくさんあり、安心して楽しめる工夫もされています。

ですが、妊娠中は体調が不安定になりやすいのも事実です。

また、転倒しやすくなっているのも事実。

温泉旅行となると、いつもと違う場所にいくわけですから、体調が安定している時期を選び、念入りに下調べをしてから旅行にいきましょう。

楽しい温泉旅行のはずが、最悪な結果につながらないようにするためにも、ご家族のサポートを受けながら、注意事項を守り、安全に旅行を楽しみましょう。