切迫早産って何のこと?切迫早産とお医者さんに言われたら

最終更新日:2016年6月8日

妊娠して定期健診で「切迫早産の傾向があります」と言われたら、どんなに不安になるでしょう?

そこで切迫早産とは何かご紹介します。

1.早産になりかかっている一歩手前の状態

妊娠期は大きく3つの期間に分かれます。

3か月(0~11週間)までを妊娠初期、4から7か月(12~23週間)までを妊娠中期、8か月から10か月(24~39週間)を妊娠後期と言います。

臨月(妊娠10か月36~39週間)の37週目から40週目を正期産と言い、赤ちゃんは産まれてきても大丈夫な状態です。

それより前の22週~36週(中期の途中から後期の途中)に産まれてしまうことを早産、0週~21週(初期から中期の途中)に産まれてきてしまうことを流産と言います。

妊娠22週~36週の間に産まれてしまう一歩手前の状態、つまり切迫している状態になってしまうことを、切迫早産と言います。

早産(産まれてしまった)と切迫早産(産まれてしまいそう)では全く状態は違います。

また、妊娠0週~21週の間にその状態になってしまうことを切迫流産と言います。


2.切迫早産の症状

「おなかが張る」という言葉をよく聞きませんか?全く経験しない方はどの状態が「おなかが張る」なのかわからない方もいるかもしれません。

また、経験していてもそれが危ない状態だと思わなかったりします。

簡単に言うとおなかがとても固く、かちこちになる状態です。

普段なら赤ちゃんを守るため軟らかい脂肪に覆われたおなかは触るとふわふわなはずです。

しかし、産まれそうになると筋肉が固くなってしまいます。

お母さんが自分でわかる症状はまずはこのおなかの状態でしょう。

そして、自分でも正常ではないと気が付く状態としては下腹部の痛み、不正出血、破水などです。


3.切迫早産のときのおなかの状態

「おなかが張る」というのは分かりやすく言うと陣痛が起こり始めているのと同じ状態です。

つまり、子宮が赤ちゃんを産もうと筋肉が収縮する状態で、この収縮が強く等間隔で起きるようになったものが陣痛です。

また、赤ちゃんが出てくる道(子宮頚管)の長さも関係しています。

臨月に近づくにつれ赤ちゃんが下に降りてくると聞いたことはあるでしょうか?その言葉の通り赤ちゃんが下の方に降りてくるので子宮頚管の長さが短くなります。

そして赤ちゃんが出てくる子宮口ですが、赤ちゃんが産まれるときに徐々に開いてきます。

つまり、お母さんのおなかは赤ちゃんが今にも産まれてきそうな状態になっています。

・子宮が頻繁に収縮する
・子宮頚管の長さが短くなっている
・子宮口が開いている。それに加えて下腹部に痛みがある
・不正出血がある
・破水した
などの状態は急を要します。


4.正しい処置をすれば大丈夫

切迫早産と診断されたら、お医者さんの言うとおりにしましょう。

当たり前のことなのですが、これが出来ずに早産になってしまうケースも少なくありません。

一番は「安静にすること」です。

処方された薬を飲んでトイレ以外は寝ているのがベストです。

しかし、ご主人のご飯の支度をしなければならない、すでにお子さんがいる場合は子供の世話をしなければならないなどなど、ただずっと寝ているというのは結構難しいことです。

状態によっては入院した方がいい場合もあります。

入院ができるならそれが一番ベストです。

しかし世話をしなくてはいけない小さなお子さんがいる場合は入院など出来ません。

だからと言って動いてしまって早く産まれてしまっては元も子もありません。

赤ちゃんに障害など出てしまってはこれから長い赤ちゃんの人生が台無しになってしまいます。


5.一人で頑張らずに周りを頼る勇気を

赤ちゃんのために、まず旦那さんに理解してもらい、家事などを手伝ってもらいましょう。

また、頼れる親戚などがいれば手伝いに来てもらったり、この時期だけお手伝いさんを雇ったりするのも一つの手です。

切迫早産の診断書があれば支払いが安くなるサービスを行っている自治体もあるので公的機関に相談するのもいいでしょう。

切迫早産のお見舞いにと義理のお母さまやお友達が来るからといって、起きだして掃除などしてはいけません。

ありがたいけれど、お見舞いは遠慮していただく方が赤ちゃんのためだと思うなら頑張ってお断りする勇気を持ちましょう。

切迫早産について知ろう

切迫早産とは何かを簡単にご紹介しました。

切迫している状態であって、正しい対処をすればこの状態から抜け出すことは可能ですし、元気な赤ちゃんを産める状態です。

お母さんの不安な気持ちはおなかの赤ちゃんに伝わってしまいます。

出来るだけ安静にして「もう少しおなかにいてね」など赤ちゃんに話しかけながら、充分休んでいただきたいです。

産まれてきた時の幸せ感は壮大なものでしょう。

しかしそれとともにとても忙しく楽しい日々が待っています。

きっと頑張り屋さんのお母さんに神様がくれたつかの間のお休みです。