食べてすぐ寝ると太ると言われる理由とは

最終更新日:2016年1月19日

昔から「食べてすぐに寝ると牛になる」と言われるように、食後すぐ寝ると、太ってしまうとされています。

ですが、食べる量が変わらなくても、寝る時間帯によって本当に太ってしまうものなのでしょうか。

そこで今回は食後すぐ寝ると太ると言われる理由をご紹介します。

1.交感神経と副交感神経の優位差

エネルギーの消費と、貯蓄には、自律神経が大きく関わっています。

自律神経には2種類あり、交感神経と副交感神経があります。

交感神経は、活動しているとき、ストレスを感じているとき、緊張しているときにはたらくものであり、エネルギーの消費を促します。

交感神経はもっぱら昼間にはたらいています。

対して、副交感神経は、リラックスしているときや眠っているときにはたらくものです。

こちらはエネルギーの貯蓄を促しもっぱら夜間にはたらいています。

このように、体をやすめると副交感神経が優位となりますので、食べてすぐに眠りについてしまうと、エネルギーとため込みやすい体になっていきます。

ただし、昼間の少しの睡眠は、逆にエネルギーを消費しやすくなるとも言われています。


2.食後すぐの睡眠は、成長ホルモン分泌を妨げる

深い睡眠に入ると、成長ホルモンが分泌されます。

この成長ホルモンが分泌されると、お肌や筋肉の修復が促されるのですが、その際にエネルギーが消費されるのです。

このときの消費カロリーは、男性で1時間50キロカロリー、女性で1時間40キロカロリーと言われており、軽い夕食分のカロリーなら寝ている間に消費しきれてしまうほどです。

ですが、食後すぐに寝てしまうと、この成長ホルモンの分泌が妨げられてしまうのです。

食後は消化のために胃腸がはたらくため、体温が上昇しています。

体温が上昇した状態ですと、体が深い眠りに入っていけません。

また、眠りに入ってしまうと消化機能も減退するので、体温が上昇したままの状態が続き、成長ホルモンが充分に分泌される良質な眠りがとれないままになってしまいます。

エネルギーが消費されず、また1で述べたように副交感神経優位でエネルギーをため込んでしまいますので、非常に太りやすい状態になっていると言えます。

3.遅い食事はさらに悪影響

食事の後にすぐ寝てしまうことの要因として、食事の時間が遅くなってしまうことが挙げられるでしょう。

夜遅くまで仕事をして、夜10時も過ぎてから食事をとって寝るという方もいるでしょう。

この食事の仕方は、睡眠時のホルモン分泌のほかに、太りやすい要因をまねいています。

私たちの体の中にはBMAL1というタンパク質があります。

このタンパク質は、脂肪をためこむ性質があるのですが、これは22時から深夜2時くらいまでの間に多いと言われています。

この時間帯に食事をとると、通常以上に脂肪が蓄積されてしまい、太りやすいと言われているのです。


4.昼寝もNGなのか?

夜に食べてすぐ寝てしまうことは、エネルギーを貯蓄して太りやすくなってしまいます。

では、昼はどうなのでしょうか?昼食後も、お腹がいっぱいになると、つい眠くなってしまいますね。

実は、短時間の睡眠は、ノルアドレナリンの分泌を促進すると言われています。

ノルアドレナリンは、代謝を促進するホルモンですので、エネルギー消費を促してくれますので、この分泌を促すことにより、脂肪の燃焼しやすいからだ作りができます。

ただし、熟睡してしまうと、副交感神経優位になってしまいます。

それでは元も子もありませんので、10分程度の睡眠にとどめるようにしましょう。

食後すぐ寝ると太る理由を知ろう

食後すぐに寝ることは、エネルギー蓄積の面、エネルギー消費の面など、様々な面から太りやすいからだ作りをしてしまいます。

反面、昼の適度な睡眠は、逆にエネルギー消費を助けてくれて、脂肪を蓄積しにくくなります。

食事や睡眠の時間をうまく調整して、太りにくい生活を心がけていきましょう。