痩せるための生活習慣とは?ダイエットを日々の生活からしていこう

ダイエットをして理想的なプロポーションや健康的な身体を手に入れたいと考える方は多いのではないでしょうか?
しかし、何か特別なことをしても長続きはしないものです。
日常の生活習慣の中で少し意識を変えるだけで、ダイエットに効果的なものをご紹介します。

少しの時間でかかと上げ運動

筋肉というのはカロリーの消費量が多く、筋肉量が多ければそれだけで自然と基礎代謝があがり太りにくい体となることは広く知られています。

筋トレというと、腕立て伏せや腹筋というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実は全身の筋肉の70%は下半身についているのです。

ですので下半身の筋肉を鍛えるというのは、ダイエットには実に効果的です。
通勤の途中、つり革につかまっている際に、目的地までずっとかかとをあげたままにする。
歯磨きや食器洗いの際に常にかかとをあげて爪先立ちの状態にするというだけで、下半身の筋肉が鍛えられて、痩せるためには実に効果的です。

デスクワークが多い方は、イスをやや低めにして両足と両膝をくっつけながら、ゆっくりとつま先を床に着かないように意識しながら上げ下げしたり、反対にかかとを上げ下げする運動を繰り返すだけで下半身の筋肉を鍛えることが出来てしまいます。

食べる順番に注意する

日本人の食事では、おかずとご飯と汁物をバランスよく食べる「三角食べ」が行儀作法として知られています。

ただダイエットの面で言うならば、定食などを例に取れば「野菜→汁物→おかず→ごはん」の順番で食べつくして行くほうが、太りにくくなります。

分かりやすく言えば最初にサラダを全て食べてしまい、その後お味噌汁を飲み干し、メインのおかずを食べて、最後にご飯という流れです。

マナー的には「ばっかり食べ」などと言って、あまりよろしくない食べ方とされるかもしれませんが、この先の美と健康のためには絶対的に三角食べよりも、各カテゴリーの料理を食べつくして次に移行する西洋式の方が理にかなっています。

もっと言えば日本料理だって懐石料理などは、各カテゴリーの料理がそれぞれ出てきて、最後の締めにほんの少しのご飯が出てくるわけですから、それほど気にせずに、実践してみてはいかがでしょうか?

食べてはいけない禁断の時間を知る

何かを食べれば、どんな時間帯でも同じだけ脂肪になるかといえば、実はそうではありません。

人間の体には「BMAL1(ビーマルワン)」というものがあり、これは摂取した栄養分を体内で脂肪に変えやすくする物質です。
本来ならば生命維持のために必要なものですが、いまのような栄養状態が安定している状態では、必要以上に脂肪を溜め込み太らせるための大戦犯ともいえる存在です。

このBMAL1の分泌が多くなる時間帯というのがあります。
それは起床してから14時間後からで、その後も分泌は増え続け18時間後にはピークを迎えます。

ですので朝7時に起床した人の場合は21時以降に何か食べると、脂肪に変えやすくなってしまい、夜中にものを食べると危険ということになります。

ちなみにこのBMAL1の分泌は、何時に起床しようとも、起床時間に合わせて後ろにスライドしていきますので、自分が何時に起きたのかを覚えておいて14時間後からは危険水域と覚えておけば大丈夫です。

お酒を飲みすぎて、夜中にシメのラーメンを…なんてのが太る原因になるは、このBMAL1にあったのです。

食卓には青を使う

色彩というのは、人間の心理に様々な影響を与えています。

ダイエットに関して言うならば、日常的に使う食器を青色のものにするだけで、食欲を抑制できるとされています。

色彩心理学の世界では、赤やオレンジなどの色は人を興奮させ食欲を増進させる色とされており、チェーンの飲食店の看板もこの様な色合いのものが多いかと思います。

一方で青は人の心理を落ち着かせる効果があるので、食欲を減退させてくれます。

何も食べ物を青く着色しなくても、テーブルクロスを青にしてみたり、盛り付けるお皿を青にするだけで、その効果は得られるとされていますので、是非実践してみてはいかがでしょうか?

岩盤浴や半身浴、サウナでは痩せません

色々な雑誌やメディアで、岩盤浴や半身浴でダイエットなんてのを見かけますが、医学的に言えば全く根拠の無い話です。

何となく基礎代謝が上がるので、カロリーが消費されてダイエットに効果があるように思えますが、基礎代謝をあげるというのは、自分の力で身体を温めたり筋肉つけるのが必須で、暖房器具など周囲の気温によって基礎代謝が上がるなんて事は起こりえません。

赤道直下の暑い国の人が皆さん痩せているわけではないですよね?北海道の人が皆さん太っていて、沖縄の方が痩せているわけではないですよね?
体を温めるということは、確かに健康面ではプラスの面もありますが、残念ながらそれは痩せるという面では全く効果はありません。

岩盤浴などの後に体重を計って痩せていた経験のある方もいるかもしれませんが、それは汗の分だけ減っているだけで、水分補給をすればすぐに元に戻ってしまいます。

痩せる目的で、これらのために時間を費やすならば、簡単な運動をしていたほうが遥かにダイエットには直接的な効果を期待できます。

生活習慣を改善してダイエットをしていこう

ダイエットというと何か特別なことをしないといけないと思いがちですが、ちゃんとした科学的医学的知識を身に付けておくだけで、日常生活にそれを応用すれば効果的にダイエットに直結します。

ダイエットというのは一時的なものではなくて、一生涯続けなくてはならない生活習慣とまで近年は言われています、少しでも生活習慣に取り入れて、健康的な美しい体を手に入れましょう。

 

    「痩せるための生活習慣とは?ダイエットを日々の生活からしていこう」への感想コメント一覧

  1. 1. hotoke2018/04/28(土) 00:58

    BMAL1なるものがあったんですね。驚きです。夜18時以降は食べないダイエットとか無理でしたが、起床から14時間以降に気を付けるくらいは出来そうです。こういう情報を学校で教えればいいのに。

  2. 2. 名無しのイケジョさん2018/06/08(金) 07:44

    ダイエットって長続きしませんよね。やっぱり生活習慣を根本から変えないとダメなんでしょうね。食欲を減退させる青を使うのは面白いと思いました。

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