羊水検査って何?費用や検査方法を知っておこう

最終更新日:2016年6月3日

これから妊娠を考えている人も、今すでに妊娠している人も「羊水検査」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

「赤ちゃんの病気が分かる検査」と漠然とした理解はしていても、実際に受ける必要があるのか、どのようなことをするのか、など分からないことのほうが多いですよね。

今回は検査内容やかかる費用、そして検査を受けるメリットデメリットなどをご紹介します。

1.羊水検査とは

出産前に胎児に異常がないかを調べる検査を出生前診断といいます。

超音波検査、DNA解析検査、母体血清マーカー検査などがあり、その1つが羊水検査です。

胎児に現れる異常には、遺伝性のものや外形異常など色々ありますが、羊水検査では染色体異常がわかります。

赤ちゃんがダウン症候群や18トリソミーなど、染色体異常による病気の可能性があるのかを確認することが出来るのです。


2.検査方法

検査は妊娠15~18週頃に受けることになります。

エコーで赤ちゃんの位置を確認しながら、おへその下あたりに長い針を刺し、子宮内の羊水を採取します。

検査自体は15~20分程で終了しますが、その後の母体の状態を確認するため、しばらく安静にしてから帰ることになります。

また子宮内感染や子宮収縮の心配があるので、薬を処方される場合もあります。


3.どのような人が検査を受けるのか

羊水検査は誰もが受ける検査ではありません。

親族に染色体による疾患を持つ人がいるから、高齢出産だとダウン症をもつ赤ちゃんが生まれる確率が高いと聞いてなど受ける理由は様々です。

高齢出産なので受けなければいけない、と思っている人も多いかと思いますが、それは間違いです。

確かに年齢が高いほど染色体疾患をもつ赤ちゃんが生まれる可能性が高いとの統計がありますが、高齢出産だから受けておこう、と軽い気持ちで受ける検査ではないのです。

羊水検査は自分と家族の意思で受けると決めた人だけが受ける検査です。


4.検査を受けるメリット

羊水検査は羊水から直接胎児の細胞を調べることが出来るため、他の出生前診断と比べても確定的な結果を知ることが出来ます。

また、赤ちゃんの病気を前もって知ることで、出産後に病気を受け入れる心構えや、現実的に必要な準備をすることが出来ます。


5.検査を受けるデメリット

最大のデメリットは検査によって流産してしまう危険性があるということです。

針を刺すだけといっても羊水が溜まっている膜に穴をあけることになるので、羊水が流れ出てしまうこともあります。

また、ごく稀なことですが針が胎児に触れてしまうこともあります。

流産してしまう可能性は300分の1といわれていますが、心配な方には大きいデメリットだと感じてしまいますよね。

しかしこの時期は検査をするしないに関係なく流産の可能性があるということを、頭にとめておくとよいかもしれません。

また、検査には保険が適用されないため費用は自己負担になります。

妊娠中にももちろんお金がかかることはありますし、産後のためにもお金を貯めておきたいという方には、費用もデメリットに感じられてしまうかもしれません。


6.医療機関費用

病院によっては羊水検査を受けることが出来ないところもあります。

医師が実施しないと決めていたり、技術的に無理だったりと理由は様々ですが、かかりつけの病院で受けることが出来ない場合もあるということです。

その場合は実施している病院を調べ、紹介してもらう必要があります。

検査をしたその先の結果まで考えて、自分が通うことが出来る病院を調べることが大切です。

費用は先に述べたとおり、国からの補助がでないため全額自己負担になります。

大体10~15万円ほどで検査を受けることが出来るようです。

また、出生前診断の結果はとてもデリケートなものになってきますので、カウンセリングを実施している病院もあります。

その場合はカウンセリング料金がかかることもありますので、検査を受けようと思っている人は病院にしっかり確認するようにしましょう。


7.1人で抱え込まない

結果がもし陽性だった場合どうするのか家族でしっかり話し合って決めていても、いざ結果が出るとどうしたらよいのかわからなくなってしまうこともあるでしょう。

このようなこともあり、病院側から羊水検査をすすめることはほとんどありません。

自分の意思で検査を受けると決め、結果を受け入れ、その後の選択をすることになります。

検査を受ける前も後も、身近に相談出来る人がいることがとても大事になってきます。

病院にプロのカウンセラーがいるのであれば、遠慮せずに利用するようにしましょう。

羊水検査をしてみよう

デリケートな問題だからこそ、一人で考え込まないようにすることが大切ですよ。

自分のため、ご家族のため、そして何よりお腹にいる赤ちゃんのために検査を受けたいと考える人は多いですよね。

羊水検査は妊娠中の1つの選択肢になります。

ご家族でしっかり話し合い、病院などにも相談しながら決めることになるでしょう。