みなさんは料理の時に使うひとつまみと言えば、はっきりと何グラムなのかご存じでしょうか。
料理の用語は昔から用いられているため、曖昧で漠然とした表現が多く困惑することもありますよね。
そこで今回は料理のレシピなどに頻出する「ひとつまみ」が、実際にどの位なのか、適量を取る方法をご紹介します。
親指と人差指でつまんだ量
諸説ありますが、親指と人指し指でつまんだ量という説もあります。
この場合、小さじ1/8から1/10で、重さは大体0.5グラムほどになります。
この量は一般的な「少々」と同じ量でもあります。
とはいえ地域や人によって、加減や表現が変わりますよね。
レシピの発案者の料理を他にもつくってみたり、ネットなどで作った人の感想を読んで参考にするのもひとつです。
自分にとってちょうどいい量をみつけましょう。
親指一本と人指し指中指二本でつまんだ量
諸説ありますが、もっとも一般的に「ひとつまみ」というと、親指一本と人指し指中指の二本でつまんだ量を指すことが多くなります。
これは小さじでいうと1/4から1/5です。
重さでいうと大体1グラムとされます。
先ほどの人指し指と親指でつまんだときの約2倍の量です。
ずいぶん差がありますが、レシピや好みによってちょうどいい量を追求しましょう。
小さじを使ってひとつまみをはかる
ひとつまみといっても、指の長さや太さにも影響を受けますし、使う指も諸説あって量にばらつきが出てしまいますよね。
そのばらつきをなくすためには、小さじを使って計量することで問題を解消することが出来ます。
ひとつまみは、最小で小さじ1/10から最大で1/4です。
その範囲で、味の濃さの好みから調節しながら適量を探していきましょう。
デジタルの電子はかりを使う
僅かな量も正確に計ることができるデジタルの電子はかりを使うことで、つねに正確なひとつまみを取ることが出来ます。
ひとつまみの重さは0.5グラムから1グラム程度です。
電子はかりは正確な量をはかることができますが「ひとつまみ」の重さ自体にばらつきがあります。
こちらもレシピや好みから、自分にとっての適量を決めてください。
一度基準を決めてしまえば、あとは正確に計って常に適量を取ることが出来ますね。
ペットボトルのふたを代替品として使う
計量する器具が揃っていない人も、ペットボトルという身近なものを使って「ひとつまみ」を計量することが可能ですよ。
ペットボトルのふたは規格が決まっており、ペットボトル一杯の容量は7.5mlとなっています。
大さじ1が15ml、小さじ1が5mlなので、ペットボトルのふたは1杯で大さじ1/2、小さじ2/3です。
ひとつまみの容量は約小さじ1/10から1/4とされていますから、ペットボトルのキャップだと1/15から1/6ということになります。
僅かな量ですから図りづらいという人もいるかもしれませんが、キャップの外側に大体の目安をペンで書いておくと良いかもしれませんね。
少し計りにくいかもしれませんが、一人暮らしを始めたてだったり部屋がせまくて料理器具が置けないという人にもオススメの方法です。
コンビニなどのデザートスプーンをつかってひとつまみを計る
コンビニなどでもらえる、透明なプラスチックのデザートスプーンをつかっても「ひとつまみ」を簡単に計ることが出来ますよ。
このデザートスプーンはすりきりで小さじ1/4ほどと言われています。
ひとつまみは約小さじ1/10から1/4なので、デザートスプーン1杯か少し少ない程度で「一般的なひとつまみ」で、デザートスプーンの半分かやや少ない程度で「少な目のひとつまみ」をほぼ正確に計ることが出来ますよ。
デザートスプーンは1杯が少ないので、ペットボトルのキャップを使うよりも簡単に計ることが出来ますね。
素材もプラスチックですし、スプーンは洗いやすいので再利用も抵抗なく出来そうです。
こちらも料理器具が揃っていない方にオススメの方法ですよ。
カレースプーンでひとつまみを計る
カレースプーンは約大さじ1杯とされています。
小さじは大さじの1/3、ひとつまみは小さじ1/10から1/4とされていますので、カレースプーンを基準として計ることが可能ですよ。
小さじ1/10をカレースプーンで計る1/30、小さじ1/4なら1/12となりますね。
計り方としては、すりきりを計ってその1/2にし、さらに半分にして1/4、さらに半分で1/8、さらに半分にすると1/16にすることが出来ますね。
大さじ1/16から、さらに半分の1/32だと、ひとつまみに限りなく近い量を計ることができますね。
一度計量して、ひとつまみの感覚として覚えよう
今回は料理で使われる「ひとつまみ」がどれ位か、また、適量を取る方法についてご紹介しました。
ひとつまみはだいたいですが少な目で0.5グラム、より広く使われている目安では約1グラムということが分かりましたね。
指でつまむ方法のほか、正確さにこだわりたい方はきちんと計量するのもオススメです。
きちんと測っているうちに、自分の感覚で分かるようになると少し料理が楽になりますね。
仕上がりや好みをふまえて、自分にぴったりの「ひとつまみ」を見つけてください。
「ひとつまみってどの位の量なの?ひとつまみの計り方を知ろう」への感想コメント一覧
私は親指と人差し指の二本でつまんだ量だと思っていました。中指も入れて三本が一般的なんですね。それにしても、二本でも三本でも、指の細い人と太い人では量が違うような気がします。
ひとつまみは難しいですね。いろいろな計り方があるのだなと思いました。できれば指でぱっとつかんで、ささっと料理したいのですが、不器用なのでいつも味が決まりません。まずは小さじを使って練習してみます。