イマジナリーフレンドの概要と作り方。イマジナリーフレンドを作ることは悪いことではない

イマジナリーフレンドという言葉を聞いたことがありますでしょうか。

子供を持つ親御さんならもしかしたらご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、特に子供に多く見られる少し変わった友達です。

今回はそんなイマジナリーフレンドについてご紹介します。

イマジナリーフレンドとは

イマジナリーフレンド(Imaginaryfriend)とは、イマジナリー(空想上)のフレンド(友達)です。

特に幼い子供で、現実には存在しない空想上の友達がいるということがありますが、それがイマジナリーフレンドにあたります。

昔はこれが子供の知性の未発達からくるものだと思われて懸念されていました。

しかし最近では発育発達において重要な役割を担っているといったように認識も変化してきています。

多くは2歳から3歳の頃に現れて7歳になる頃には自然といなくなっているといわれています。

また一人っ子だったり友達が極端に少ない環境の場合に多く持つともいわれています。

一般的に多いのは完全に形のない想像の中での友達ですが、時々実際に存在する物や動物などから頭の中で形作ることもあったり、その形は人だけでなく変わった姿をしていることも珍しくないです。

ただ共通しているのは、自分を慰めて一緒にいてくれる存在であるということです。

イマジナリーフレンドを持つ理由

前項でもあげたように、一般的に兄弟がいたり周りに友達がたくさんいるような子供よりも、一人っ子のほうがイマジナリーフレンドを持っていることが多くなります。

これは必要とするコミュニケーション能力をイマジナリーフレンドによって補っているのではないかといわれています。

ですので、もし自分のお子さんが見えない友達のことを話しても決して悪いことではないので叱ったりせず、認めてあげることが大切です。

一生懸命成長する過程で、足りないことを自分の頭の中で補って成長しようとしています。

昔は一人っ子で内向的な子供の空想への逃げ道ではないかといわれていました。

しかし実際に子供時代にイマジナリーフレンドを持っていた人のほうが大人になった時に社交性が高いという研究結果も出ています。

またこれとは別に重度の精神的ストレスを受けた場合への対処法としてイマジナリーフレンドを持つことがあります。

他に頼れる人がおらずストレスの軽減が見込めない時や、その発散方法がなくてやり場のない悲しみを持ってしまった時に、助けてくれる友達を想像して作り上げるのです。

イマジナリーフレンドの病気との関係性

一般的には幼児から少年期に自然といなくなっているイマジナリーフレンドですが、時々大人になってもイマジナリーフレンドがいることがあります。

一概にはいえませんが、大人になってもイマジナリーフレンドがいるような場合は精神疾患や解離性障害と繋がりがあることもあります。

重度のストレスなどから空想へ逃避して自身の精神のバランスを保ち守ろうとしています。

また、こういったケースの中にはイマジナリーフレンドが自身に移って多重人格のようになる場合もあります。

ただし、あくまでそういったケースがあるというだけで、イマジナリーフレンドによってバランスを保ち健全に社会生活を送っている人もいますので、それ自体が悪というわけではないということも事実であり大切なことです。

イマジナリーフレンドの作り方

イマジナリーフレンドは成長する上で主にコミュニケーション能力の発達を促す方法の一つだったり、ストレスを軽減する方法として有効だったりもするので、自分もイマジナリーフレンドを作りたいと考える方もいらっしゃるでしょう。

イマジナリーフレンドを持つ人の多くは自分で作ったのではなく、あくまで必要だったために出会ったという表現が適切かもしれません。

もし自分で作りたいと考えた場合は、自身の想像力がとても大切になってきます。

姿形だけでなく、どういった性格でどういうものを好むかなど、全体的に虚像を想像し創り上げることが必要です。

そうして創り上げることができたら、今度は実際に話しかけたり質問をしてみたりします。

イマジナリーフレンドの存在を強く感じるようになればなるほど、的確な返答が返ってくるようになります。

こうして頭の中で一人でコミュニケーションのやり取りをしていくことで社交性を養うことができます。

そして現実の友達ともうまくコミュニケーションがとれるようになっていき、気づけばイマジナリーフレンドとはお別れとなっていることでしょう。

イマジナリーフレンドを作ろう

子供にしか見えないお化けやキャラクターなど、アニメの世界にはたくさん登場する空想の友達であるイマジナリーフレンド。

ただの空想の友達ということではなく、さまざまな目的のために存在しているということです。

空想の友達というと偏見をもちがちですが、ネガティブなことでな決してなく必要なことだという認識をもって捉えて、接してあげることが大切です。

 

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