みなし残業とは。残業代が給料に含まれている制度

最終更新日:2016年8月27日

残業の中にはみなし残業というものがあります。

初めて働く方はこのみなし残業制度を知らずに後から知って驚くというケースも多いです。

ここでは、みなし残業とは何かについてご紹介します。

1.みなし残業とは何か

みなし残業とは、残業した時間に関わらず、企業が始めから残業をする事を考えて給料の中に残業代を含む制度の事をいいます。

みなし残業には、営業のように外に出る事が多く、労働時間を一人一人正確に会社が把握する事ができないので採用される事業所外労働タイプのものと、エンジニア等個人個人で働く時間が全く違うので、労働時間を把握できない裁量労働タイプの二種類に分かれます。

きちんと残業代が出るというメリットがある反面、このみなし残業制度を知らずに入社して後からトラブルになったというケースもありますので、入社後にしっかり確認しておきましょう。

みなし残業は、求人でチェックする事ができます。

ですので自分の入りたい会社がみなし残業を採用しているなら、会社の情報をチェックして過去にみなし残業でトラブルが無かったか確認しましょう。

トラブルがない場合はホワイト企業の可能性が高いです。

また、あまりにみなし残業代が給料に対して多い場合、最低賃金に達していないので労働基準法に違反している可能性が高いので避けておいた方が無難です。


2.みなし残業のメリット

みなし残業のメリットは、しっかり残業代が出るので安心して残業をする事ができるという事です。

以前はサービス残業が問題視されてきましたが、このみなし残業制度を採用している会社では予め給料の中に残業代が含まれていますのでサービス残業のように給料が支払われないという事はありません。

また、残業が少ない月でも安定した残業代がもらえる事もメリットです。

企業側もみなし残業制度を採用する事で一人一人細かい計算をしなくてもいいというメリットがあります。


3.みなし残業のデメリット

しっかりしたホワイトな企業は、労働基準法を守っていますので休日に出勤した場合や深夜手当等をきちんと支払いますが、ブラック企業の場合はみなし残業を支払っているからと休日手当や深夜手当て等支払わなければならない手当てを支払ってくれないというケースがあります。

もちろん、これは労働基準法違反です。

ですので、少しでも「みなし残業が出ているからって給料があまりにも少なすぎる」と思ったり「いくらみなし残業が出るからと言って毎日朝から夜遅くまで働かされる」とあまりにも残業を強要されるなら、詳細に自分がどのくらい働いているか、また給料はどのような形でもらっているのかを詳細に記録し、相談をしましょう。

まずは同じく「この会社のみなし残業はおかしい」と思う仲間を多く作りましょう。

そうする事で多くの証拠を残す事ができるようになります。

証拠は多ければ多いほど有利です。

今は以前とは違い、労働基準法を厳しくチェックするようになったので明らかに違法と分かった場合はすぐに労働局等しかるべき機関が動いてくれる事が多いです。

ですので、諦めずに労働局やハローワークに相談しましょう。

また、匿名でも24時間メールで受け付けてくれる労働基準関係情報メール窓口が厚生労働省のホームページ内にあります。

これは、働いている本人はもちろん、家族等身内の方でもメールをする事ができるとても便利な制度です。

このように、相談ができる場所はいくつもありますので、病気になってしまう前に相談をしましょう。


4.健康的に残業をするために

入社をすると避けられないのが残業です。

みなし残業がある会社で働く時は残業は必須だと考えておきましょう。

そして働くためには心も身体も健康でいなくてはいけません。

ですので、残業が多い時は健康に気を使うようにしましょう。

まずは食事です。

残業をしているとどうしても食べなかったり、栄養が偏ってしまう事が多いです。

ですが、そんな不健康な食事を続けているといつか身体を壊してしまいます。

コンビニに晩ご飯等を買いにいくという時は、炭水化物と野菜、肉とバランスを心がけるようにしましょう。

また、寝不足にならないようにできるだけ残業から帰ってきたらすぐに寝るようにしましょう。

眠れないという時は、リラックスできるハーブティを飲んだり、ストレッチをしたり、ゆっくりお風呂に入って身体を温めたりと寝やすい環境を自分で作りましょう。

もちろん、体調不良になってしまった場合は無理をせず1日ゆっくり休んだり、無理をしないという事が大事です。

みなし残業について知ろう

みなし残業とは何かご紹介しました。

みなし残業には残業代がしっかりつき、収入も安定するので安心して働く事ができるというメリットと、みなし残業の時間以上働いても会社によっては残業代を支払ってくれない可能性があるというデメリットがあります。

もし、デメリットに気がついた場合はすぐに労働局やハローワークに相談にいきましょう。

今は様々な仕事や様々な働き方があり、みなし残業はその働き方で生まれた制度です。

みなし残業制度を知っておく事で求人チェックでいい会社を見つけやすくなります。

是非上記を参考に、後から後悔しないように納得できる就職活動をして下さいね。