女性だけで集団が形成されると、女性同士の格付けのようなものが発生してしまうことがあるのは事実です。
「なんかあの子と話をすると気分が悪い」と感じる場合、それは彼女がマウンティング女子であるからかもしれません。
今回はマウンティング女子の特徴についてご紹介します。
利用できるものはなんでも利用する
男性は、自分個人の実力で戦おうとする傾向、もしくは戦わざるを得ない側面がありますが、女性の場合、パートナーや子どもという手札でも戦うことができます。
「○○ちゃんのとこの旦那さん、どこに勤めてるの?ふーん。ウチは△△なんだけどね」
「ウチの子、今○○に通ってるんだけどね。ホント受験大変だったよ。お受験なんて大変だから、子どもは公立に通うのがイチバンだよ」
などなど、本人の実力でなないところでも女性ならば、マウンティングは可能です。
結婚したら夫の収入や地位、子どもが生まれたら子どもの能力、さらに、孫が生まれたら孫自慢という風に、マウンティング女子の手札は多様化していきます。
たまたま知り合ったおばあちゃん同士が孫の学歴自慢をするなんて序の口で、あったこともない親戚の自慢や、通っているカルチャースクールの先生の自慢などなど、自分と関係性がほとんどなくても、利用できる手札はなんでも利用するのは年をとったってかわらないのです。
というのも、マウンティング女子は、夫や子どもの格も自分の格と同一視しています。
だからこそ、夫や子どもの手札で自慢をすることができるのです。
よかれと思ってという体裁で上から目線な態度
マウンティング女子は、自分より格付けが下だと思っている相手に対して、「よかれと思って」という体裁で、アドバイスをしてきます。
「結婚っていいよ。○○も早く結婚しなよ。やっぱり女の幸せは結婚だよね」
「子どもってほんとにカワイイ。△△って結婚何年目?早く産みなよ!」
「ずっと正社員で働いているなんてエライね。私はムリだな。家事分担のことで旦那と喧嘩したり、時間がなくて子どもにあたったりする生活なんてできない。やっぱ専業主婦が家族にとって幸せって感じがする」
既婚、未婚、子どもがいる、子どもがいない、働いている、働いていない。
女性にはいろいろなステージ、選択肢があります。
既婚だろうが未婚だろうが、子ありだろうが子なしだろうが、どれが上でどれが下というものでもありません。
ですが、マウンティング女子は、「自分がいるステージ」が最上とばかりにそれ以外のステージにいる女子にアドバイスをしてきます。
結婚、出産、仕事、どれを選ぶか、選んだかによって女性の場合は生活が激変します。
いわば、マウンティング女子は、自分が選んだ選択について、正しかったのだと自分に言い聞かせているようなものです。
目に見えやすいわかりやすいものに頼りがち
マウンティング女子が大切にする価値観は、目に見えやすくわかりやすいものです。
容姿や持っているブランドもののバッグ、旦那の年収、地位、住んでいる場所、子どもの成績…。
生き方のかっこよさとか、心の美しさ、幸せだと自分で実感するなど、わかりにくいものには価値を見出しません。
逆に言うと、わかりにくく、でも大切である、というものに価値を見出すことができないのがマウンティング女子です。
なぜなら、わかりにくいものはどちらが格が上なのかはっきりしないからです。
マウンティング女子は、自分が幸せであるという実感よりも、自分が身の回りにいる女子より格上であるということを大切にします。
それが本人にとっては幸せなことだと勘違いしているとも言えますが、例え周りの女子より自分が格上であるという確証を得られたとしても、マウンティング女子はマウンティングを続けます。
しかも、格下のはずの相手が自分よりも幸せそうだと感じるのなら、すかさず相手を笑顔でこきおろして気持ちを害させることに余念がありません。
実は自信がない
ではなぜマウンティング女子は常に他人より自分が上であるということを確認し続けねばならないのかというと、それは「自信がない」からです。
純粋に自分に自信がみなぎっている人は、他人と自分を比べることもないでしょう。
いちいちそんなことをしなくても自信があるからです。
ですが、一見自信満々なマウンティング女子がマウンティングをするのは、自分が他人より上であることを確認して安心したいからです。
つまりはいちいち確認しないと「自分が上である」という感覚が持てないのです。
もし、マウンティング女子にマウンティングをされて気分が悪くなったとしても、いちいち反撃することはありません。
「ああ、この人自分に自信がないんだな」という風に冷静に理解してあげましょう。
マウンティング女子を広い心で受けとめよう
マウンティング女子の特徴についてご紹介しました。
特徴のひとつとして、「自信がない」ということを挙げましたが、これは、マウンティング女子でなくてもだれでも思い当たるフシがあるもの。
自分もマウンティング女子的な行動をしてしまっていないかと、戒めつつ、マウンティング女子のことを広い心で受け止めることができるといいですよね。
「マウンティング女子の特徴とは?自信のなさから格付け意識が出てくる」への感想コメント一覧
自信満々かと思っていましたが、実は自信がないんですね。そう考えると、今度からマウンティングされても可哀想にしか見えなくなるので、精神的には良いかもしれません。