お見合いで失礼の無いよう断る方法

「お見合い相手を紹介されたけれど、どうも乗り気ではない」「お見合いをして会ってみたものの、何か違うと感じた」など、先へ進むことに対して二の足を踏んでしまっている場合、早めに断る必要があります。

しかし、「断ったりしたら失礼ではないのか」と心配になり、長い間悩んでしまうという人も少なくありません。

そこで、相手に失礼にならないようにお見合いを断るにはどうしたら良いかご紹介します。

頼んでいないのに、一方的にお見合いを紹介された時の断り方

こちらが頼んでいないのに、近所の人や親戚などから一方的にお見合いを進められた場合、話が進んでしまう前に速やかに断る必要があります。

この場合は、お見合いの書類や写真の入った封筒を受け取らずに紹介者に返し、「今、お見合いや結婚をする気がない」ということをやんわりと伝え、お断りしましょう。

書類を受け取ってしまうと、紹介者も、「今はお見合いや結婚に興味がないとは言っているけれど、気が変わるかもしれない」と思って、お見合いの話を進めてしまうことがあります。

それでは相手に失礼になるため、「書類を受け取らない=お見合いや結婚の意志がない」という意志表示をしましょう。

紹介者は良かれと思って、「1度会うだけ会ってみてほしい」と説得してくるかもしれません。

しかし、結婚を前提とした付き合いをする気がないのであれば、中途半端な態度は取らずに、最初の時点で断るのが礼儀です。

お見合いの書類を、自分に承諾がないまま両親が受け取ってしまった時の断り方

自分はお見合いする気がないのに、お見合いの書類を両親が受け取ってしまったという場合は、その書類を開封してはいけません。

書類を未開封のまま返すということは、「今はお見合いや結婚そのものをする気がない」という意志表示になります。

未開封の書類を紹介者の所へ持って行き、丁寧にお断りしましょう。

書類を開封してから断ると、「お見合い相手に魅力を感じないから断ってきた」と解釈されることがあり、皆が気分を害します。

あくまで「お見合いそのものに対して乗り気ではない」という理由で断らなくては、関係者全員に対して失礼になります。

目上の知人から紹介されたお見合いの断り方

会社の上司など、目上の知人からお見合いを紹介されて相手に会ってみたものの、「何か違うと感じた」ということもよくあるケースです。

この場合も、できるだけ早めに断った方が良いのですが、紹介者がいるため、自分で勝手に断ってはいけません。

それでは、紹介者の顔を潰してしまうことになります。

この場合は、断る前に紹介者に対して、「やはり今は結婚を考えられませんので、せっかくですが今回はお断りさせてください」と報告し、その後にお見合い相手に断るようにしましょう。

紹介者に断ってもらうのではなく、自分で直接断ることが理想です。

お見合いそのものに気乗りがしなかったにしても、良かれと思って紹介してくれた紹介者には、「気に掛けていただいたことへの感謝の言葉」を伝えることも、大人のマナーです。

何度かデートをしてみたけれど、「何か違う」と感じた時の断り方

お見合いでの印象も良く、何度かデートをしてみたけれど、「何か違う」と感じてしまう時は、御縁がないということである場合も少なくありません。

この場合、「何か違う」と気づいた時点で、早めに断るのが相手に対する礼儀です。

何度かデートをして多少親しくなったにせよ、この時は電話やメールではなく、きちんと会って、結婚を考えることができないということを、謝罪と共に誠実に伝えましょう。

理由を聞かれたら、相手を責める言い方はせず、冷静に理由を説明し、納得してもらいましょう。

「何か違う」と感じたままずるずるとデートを続けてしまうと、どんどん断りにくい状況になってしまいます。

「この人と結婚する覚悟は、自分にはない」と思ったら、できるだけ早めに断りましょう。

結婚相談所などを通じて出会ったお見合い相手に断りを入れる場合

今は結婚相談所を通じてお見合いをするというケースも増えています。

その会社から紹介された相手が自分には合わない・どうしても自分のタイプではないと感じた場合、早めに結婚相談所に連絡し、断ってもらいましょう。

結婚相談所を通じたお見合いの場合のみ、自分で相手に直接断る必要がないため、精神的な負担も小さくなります。

結婚相談所には「お見合いを断る際のマニュアル」があるため、婚活のプロが、相手に対して失礼のないように丁寧に断ってくれます。

後々のトラブルを避けるためにも、断る際は結婚相談所に一任した方が安全です。

お見合いのお断りは真剣に対応しよう

お見合いは「人生の伴侶候補」に会う場ですので、お見合い相手もあなたに対してそれなりに真剣に向き合ってくれています。

それを断るのですから、やはり誠意を持って相手に事情を説明し、納得してくれるような断り方をすることが大切です。

「この人とは合わなかったからダメ」という態度ではなく、相手を1人の人間として尊重して向き合いましょう。

断る際は精神的なプレッシャーもありますが、大人である以上、そのプレッシャーから逃げずに、相手と向き合いましょう。

それがお見合いを断る際の礼儀です。

 

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