質問力を高めると、質問をして分からないと思ったことを聞いているだけなのに、相手を知ることもできますし、相手との心的距離も縮めることができます。
それはなぜでしょうか。
いくつかのコツと聞く姿勢を意識するだけですし、どんな場面でも実践することができますので、質問力を高めて人間関係をしっかり築いていきましょう。
相手の話をよく聞く
相手の話をよく聞く、って簡単って思うかもしれませんが、本当の意味で相手の話を聞くのは実際には非常に難しいです。
自分の考えや思いは交えずないで、相手の話にしっかり耳を傾けることに耳を集中させるということだからです。
純粋に相手の話に耳を傾ける時には自分の考えとか話したいといった気持ちは一旦脇においておかなければいけませんので、集中して相手の話だけを聞くということをしなければいけません。
そうして相手の話だけに集中していると、純粋に質問が浮かんできます。
その質問は、相手の話で分からなかった部分とか、どういう意味で言っているんだろうかとか、自分にはない考え方を聞いた時にどういう意図でそういう考えになったのかといった疑問点等です。
すると自分が純粋に分からないことを聞いているだけなのですが、質問されている相手の心境としては「私の話を聞いてくれている」という気持ちになりますし、その気持ちが自分に興味を持ってくれているという好感が持たれます。
人は自分に興味を持ってくれている人には好意を持ちますし、とても気持ちがいいと感じるものです。
しっかり相手の話に耳を傾けてみましょう。
自然に多くの質問が出てくるでしょう。
相手に興味を持つ
話している人に興味を持ってみましょう。
自分が相手の方をどう思っているかという気持ちは一旦置いて、いったいこの人はどんな人なんだろう、どんな人間なんだろうと純粋に興味を持ってみると相手を知りたくなってきますので、自然に質問が出てきます。
その質問は何でもいいです。
頭に浮かんできた疑問を口に出して質問するだけです。
例えば、相手が考えていることを話してきた時に、例え自分と同じ考えとは違う考えでも、どうしてそう思うのか、そう思ったのかといった興味を持つだけで、その考えにいたる背景を知りたくなります。
一見同じ単語で感情や気持ちを表現していたとしても、人によって背景は違うものです。
そういったことに興味を持って聞くとなるほどと納得して聞くことができます。
興味を持ってきいているというのは相手にとっても分かり易く、もっと自分を分かって欲しいという気持ちになってきて、自分のことを話したくなりますので、心の距離が徐々に縮まってきます。
常に興味ある興味ないに関わらず、興味を持ってみましょう。
そうすると自然に質問が湧いてきますので質問力を高めることができます。
自分だったらと考えながら聞く
そして相手の話しを聞く時に常に自分だったらどうだろうと考えながら聞くと、私はこう思うけどこの人は何でこう思うんだろうという疑問が自然に湧いてきますので常に自分だったらという事も考える癖をつけましょう。
これは相手話しを聞く、知る、質問力を高めることになると同時に自分を知ることにもなります。
それは自分の考えをしっかり持つということにもつながりますので考えの芯ができてきます。
芯を持つという事は自分の考えの基盤を築くことになりますので人を強くしますので、人に与える印象もしっかりした落ち着いた人と受け取られますので自分に対する信用感が高まります。
そして自分の芯があると人の考えを受け入れる器も広くなりますので、一見違った意見や考え方も肯定して、こういった考えもあるのかと受け止められるようになります。
ジャッジしないで聞く
相手の話を聞く時に、これはいい、悪いといったジャッジをしないで聞くと質問力をもっと高めることができます。
ジャッジをしていないというのは相手にも伝わります。
ですので、純粋な疑問が生まれてきますので相手にとっても好意的な質問として受け止められますので、気持ち良く質問に答えることができます。
相手にとっても何でこの人はこんなことを聞いてきているんだろうという気持ちはわかず、あくまでも自分の考えを理解してもらいたい、理解してもらいたいという気持ちになりますのでもっと話したくなります。
そしてジャッジをしないと相手の話を聞き易くなります。
ジャッジするとどうしてもその理由を考えてしまうから、私の考えはこうなんだけど、と自分が全面に出てしまい相手にもそれは伝わってしまうので、質問が責めるような口調になってしまったりします。
ですので、ジャッジをしないで聞きましょう。自然に質問がわいてきます。
質問力を高めていこう
質問力を高めると、その話している人の考えや思いを知ることができますし、それによって心的距離を縮めることが自然にできます。
そしてこの力を高めると相手の外見から受ける印象や思いとは別に考え方や思いを知ることができますので、自分が持っていた相手への印象がくつがえることもよくあります。
自分は話に興味を持って聞いているだけなのですが、相手にとっては自分を理解しようと思ってくれているという好意に感じられますので、とても気持ちがいいものです。
質問力を高めて色々な人と気持ちいい人間関係を築いていきましょう。
人間関係が希薄になってきている現在ですが、質問力を高めることで健全な人間関係を築くことができます。
「質問力を高める方法とは?質問の質を上げていこう」への感想コメント一覧
これまで、相手に興味をもつことができていなかったことに気が付きました。興味を持てば自然にすんなりと色々な疑問がわいてくるのかなと感じました。参考になります。
ママ友との会話、結構悩んじゃう時があります。質問力というのは、確かに大事だと感じました。特にジャッジしないって無意識に向いてしまうことなので気をつけようと思いました。
私は、慣れない人と会話するとすぐに話が途切れてしまいます。相手の話を聞いてはいるのですが、「へぇー」で終わってしまいます。この記事を読んで、自分の立場にたってみたり、ジャッジをしないで聞くというのは、考えたことが無かったので実践したいと思いました。