ヨガとピラティスの違いは何?呼吸法や求める効果が違う

最終更新日:2015年9月23日

ヨガとピラティス、どちらも、呼吸法で心身のバランスを整え、様々なストレッチ効果のあるポーズを取ることで柔軟性を身に付ける事が出来ます。

更にダイエットや美肌効果も期待できるということで、もう長い間、女性を中心に人気のエクササイズです。

何となくヨガとピラティスを選んで実践している人が多いと思いますが、ヨガとピラティスでは開発された背景も目的も異なります。

では、両者の違いにはどのようなものがあるのでしょうか?

1.ヨガの背景と目的

まずヨガですが、ヨガの歴史はとても長く、紀元前3000年のインドに遡ると言われています。

特に開発者は特定されていません。

元々は仏教の教えに基づく瞑想が始まりで、邪念を払い心を一点に集中する事を目的としており、それに様々なポーズが加えられていったものです。

ヨガのポーズは身体を引き締めて筋肉を強化するので、柔軟性が身につきます。

加えて、深い複式呼吸を行う事で血液の循環を良くしてくれるので、臓器を温め免疫力を上げることもできます。

心のバランスと体のバランスの両方に効くのがヨガの特徴です。

また、エクササイズ、呼吸法、ダイエット、メディテーションなど、目的によってヨガの種類も異なります。


2.ピラティスの背景と目的

一方ピラティスは開発者が明確に分かっています。

ドイツのジョゼフ・ピラティスが1880年代、自身の病気のリハビリ法を試行錯誤している時に生れたものです。

その後、戦争で負傷した兵士のリハビリのために開発されたのが、現在のエクササイズとしてのピラティスになります。

ヨガが瞑想など心の安定を図ることを主な目的としているのに対し、ピラティスは筋肉や関節など、体のトレーニングを主な目的としています。

ヨガよりもピラティスの方が、シンプルで体に負荷のかかりにくいポーズが多いのも特徴です。

ヨガは自分の体のみで行うエクササイズですが、ピラティスでは時にトレーニング器具を使う場合もあります。

スポーツをする前やした後のトレーニングとして行う人も多いようです。


3.ヨガとピラティスとの呼吸法の違い

ヨガとピラティスの一番大きな違いは呼吸法です。

ヨガが腹式呼吸なのに対し、ピラティスは胸式呼吸をしながらポーズを取ります。

複式呼吸は副交感神経を活発にすることでリラックス効果があります。

自律神経のバランスを整えてくれるので、ストレスを感じにくい体を作ることが出来ます。

そういった意味で、心身のバランスを主な目的とするヨガには腹式呼吸が大切です。

一方ピラティスで行われる胸式呼吸は交感神経を活発にすることで、身体全体が緊張状態になるので体も頭もスッキリします。

この身体が緊張状態になるという事が運動をする時には大切で、体のトレーニングを意識したピラティスにはピッタリです。

また、胸式呼吸を続けることによって姿勢も良くなります。


4.ヨガとピラティスとの動きの違い

両者ともにポーズを取ることに変わりはありません。

しかしヨガがポーズを取ったら何呼吸か静止するのに対し、ピラティスは常に体を動かしいるという違いがあります。

ヨガはポーズによって効果や効能があり、その数もとても多いのが特徴です。

静止している間に精神の安定を図るのです。

ピラティスのポーズはインナーマッスルを鍛えることを目的としおり、ヨガのような精神的な意味合いは含まれていません。

しかし、呼吸に意識しながらポーズをいくつも取っていくことで、結果的に心身のバランスを安定させることが出来ます。


5.効果の違い

ヨガは先ほども説明したように副交感神経を活発にすることでリラックス効果があると言われています。

呼吸法から得られるリラックス効果によって、心の落ち着きを取り戻し心身の安定を図ります。

ヨガを続けることでストレスを感じにくい体を作ることが出来ます。

深い複式呼吸やストレッチ効果のあるポーズを取ることにより、血液やリンパの流れが良くなるので冷え性や頭痛の改善にも効果があると言われています。

また代謝も活発になりダイエットにも繋がります。

ただ、ジョギングなどの激しいスポーツとは違い効果はゆるやかなので、すぐに結果が出ないからといって諦めず、少しずつでも良いので毎日長く続けるようにしましょう。

ピラティスは、交感神経を活発にすることで筋肉に負荷がかかり、インナーマッスルを効果的に鍛える事が出来ます。

また、胸式呼吸により肋骨周辺の筋肉が刺激され、歪んだ骨盤の矯正しバランスの良い姿勢を保つことが出来ます。

産後の骨盤矯正や体型戻しとして始める女性も多いようです。

ヨガと同じように、呼吸法やポーズによって血行を促進、代謝を上げるので冷え性改善やダイエットに繋がります。

元々がリハビリを目的としているだけあって、ヨガに比べると効果も短期間に出てきます。

ヨガとピラティスの違いを知ってどちらが適しているか判断しよう

ヨガとピラティス、どちらも背景や目的、効果は異なりますが、両者ともに健康的な体作りを目指していることに変わりはありません。

自分の体の状態やライフスタイルに合わせて実践すると良いでしょう。

どちらにも興味があるという人は、リフレッシュ効果のあるピラティスを朝に、リラックス効果に優れているヨガを夜寝る前に行うと効果的です。