恋人、家族、恩師など贈る相手によっても違いますし、お祝いや追悼など贈るタイミングによっても花は変わってきます。
贈るのに適した花を選ぶことはとても難しいものです。
ここでは、大切な人に贈って喜ばれる花、デイジーをご紹介します。
デイジーってどんな花?
花に詳しくない人でも、デイジーという花の名前は聞いたことがあるでしょう。
日本では、ガーデニングの初心者向けの花とされており、育てやすく長く花が咲くことから、気軽に栽培されています。
花が開いている時期が2~5月と長く、春先に近所の庭で並んで咲いていることが多い花です。
デイジーは元来ヨーロッパのごくありふれた雑草として生息していた花で、日本では可愛らしく小さめの菊として和名「雛菊(ひなぎく」と呼ばれています。
また、花を咲かせる時期が長いことから、延命菊(えんめいぎく)とも呼ばれています。
デイジーは陽の光を浴びた朝に花を開き、夜になると閉じる性質を持っています。
そのような性質から陽の目「Day’seye(デイズアイ)」と呼ばれ、その発音がなまって「デイジー」と呼ばれるようになりました。
ヨーロッパでは大変人気のある花で、イタリアの国花でもあります。
デイジーの花言葉は?
誰かに花を贈るなら、その花が持つ花言葉を知っていなければなりません。
贈った花にふさわしくない花言葉があると、相手が気分を害してしまうこともあります。
デイジーの花言葉は花の色によって違います。
どの色にも共通した花言葉は「美人」「純潔」「希望」「平和」です。
赤いデイジーには「無意識」、白いデイジーには「無邪気」、青いデイジー「幸福」「恵まれている」という花言葉も持ちます。
これらの花言葉には由来があります。
デイジーは属名を「Bellis(ベリス)」と言います。
これはラテン語の「bellus(美しい)」が語源と言われていて、そこから「美人」という花言葉ができたと言われています。
また、ヨーロッパではデイジーが「純真無垢の象徴」と言われており、ここから「純潔」という花言葉になり、陽の光を浴びて花を開くという性質から「希望」「平和」という花言葉ができたと言われています。
どの花言葉も、贈る花として印象の良いものがそろっていますね。
デイジーはどんな贈り物にむいているの?
花のイメージや花言葉から、贈りたい人や贈るタイミングに合うデイジーを選んでみましょう。
最近ではお花屋さんに出向いて注文するだけでなく、インターネット上で花を贈る事もできます。
メッセージカードを添えてくれるお店も珍しくありません。
このようなサービスを上手に使って、あなたの気持ちを花言葉にこめて伝えることも重要です。
ここで例をあげてみましょう。
大切な人との結婚記念日や誕生日には、花束に青色のデイジーも添えて。
「あなたと過ごせて幸福です」「純真で素敵なあなた」出産祝いで幸せな友人には、花束に白色のデイジーも添えて。
「無邪気で希望を持った赤ちゃん」「幸せ」いつも隣にいてくれるパートナーには、花束に赤色のデイジーも添えて。
「いつもそばにいてくれる幸福」色とりどりのデイジーの花束を、大切な友達の結婚祝いに。
「純真無垢なお嫁さん」「あなたのこれからが希望に満ち溢れますように」入学、卒業祝いや、新しい門出に。
「希望に満ちた人生を」貰った人も贈った人も、幸せな気持ちに満たされることでしょう。
デイジーは1月4日、1月27日、3月6日の誕生花
誕生日プレゼントとして贈りたい場合は、誕生花で選ぶことも出来ます。
誕生花とは生まれた月日にちなんだ花のことです。
365日毎日にその日の花や花言葉が複数あります。
ギリシャ神話から日々を司る神を花と結び合わせてできたという説もありますが、国や地域によって起源や概念は様々です。
日本でも人によって違う花を指すこともあります。
が、ここでは、お花屋さんなどで教えてもらえるものを紹介します。
デイジーを誕生花として持つ日は、1月4日(白色のデイジー)、1月27日(紫色のデイジー)、3月6日です。
もし誕生日が合う人がいれば、プレゼントにデイジーを添えて贈っても素敵ですね。
デイジーはお墓へ供えてもいいの?
イギリスでは、デイジーには愛する人に関する言い伝えが多くあります。
例えば、デイジーの花びらが多いことから恋占いに使われたり、花冠を作ることもあったようです。
また、デイジーの花を枕の中に入れて眠ると、恋人と同じ夢を見ることができるという言い伝えもあります。
愛する人と一緒に、という思いから、愛する人のお墓のまわりにデイジーを供える人も多くいます。
日本でもデイジーは仏花に用いられています。
デイジーは花が咲いている時期が長く長持ちするため、墓や仏壇に供えるのに適しています。
亡くなった大切な人を思って、デイジーを墓に供えてみてください。
贈り物で喜ばれる花デイジー
デイジーがどんな花か、どういう時に贈ることができるのかをご紹介しました。
デイジーは、人が生まれてから亡くなった後まで、一生を通して色々な喜びのシーンに贈ることができます。
プレゼントにそっと添えたり、特別な記念日でなくても花束を贈ることも素敵ですよね。
様々な花で作られた花束に、デイジーを数本添えてみるのもよいでしょう。
なにより、大切な人に「幸せ」を伝えることはとても有意義なことだと思いませんか?ぜひ、あなたが大切に思う人にデイジーを贈ってみてください。
デイジーが素敵な記念日にしてくれますよ。
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