普段のスキンケアに取り入れたいものの一つに拭き取り化粧水があります。
通常のスキンケア用の化粧水とどう違うのか、拭き取り化粧水のメリットと共にデメリットも押さえましょう。
きちんと知ることで効果的な使い方ができるようになります。
拭き取り化粧水とは
普段洗顔後に使っている化粧水と拭き取り化粧水とは何が違うのでしょうか?汚れを落とす.クレンジング剤の代わりや併用で、落としきれなかった化粧料や汚れ、皮脂などを拭き取る目的で使われます。
肌に汚れが残っているとその後のスキンケアの効果も薄れてしまいます。
角質除去
きちんと洗顔をしていても肌の表面に古い角質が残っていることもあります。
その角質を拭き取ることで、化粧水の成分を浸透しやすくします。
肌別の種類
含有するアルコール率によってアストリンジェント(60%)>スキントニック(20%)>スキンフレッシュナー(10%未満)と分かれています。
皮脂の多い肌やさっぱりした使用感を求めるならアルコール率の高いアストリンジェントを、乾燥肌や刺激の少ないものが良ければスキンフレッシュナーを選びましょう。
拭き取り化粧水使用のデメリットを理解する
肌を清潔にしてスキンケア効果を高める拭き取り化粧水ですが、デメリットがあることも知っておきましょう。
上に記したように含有するアルコール率も様々ですが、肌質に合っていないと肌への負担となってしまいますから、自分の肌質に合わせて選びましょう。
肌を拭くときに摩擦が起きますので、ゴシゴシと擦らないように注意が必要です。
優しく拭き取りをしないとかえって肌荒れの元になります。
拭き取ることで肌表面の汚れや古い角質を除去するのが目的ですので、保湿やバリア効果はありません。
そのため、拭き取りの後にはしっかりと保湿ケアすることが大切です。
拭き取りの際のポイントを整理
デメリットに注意しながら実践しましょう。
朝は寝ている間に付いた汚れや皮脂を落としますが、洗顔後か洗顔の代わりに拭き取りをします。
夜はクレンジング料を含む拭き取り化粧水でメイク落としをするか、クレンジング、洗顔の後に拭き取ります。
いずれも拭き取る際の注意として、柔らかいコットンに含ませて肌を滑らせるようにやさしく拭き取ります。
他の化粧水のように手のひらに取って使わないようにします。
手のひらで化粧水を押さえるように浸透させる保湿化粧水とは違い、肌の表面の汚れを拭き取るものですから、拭き取った汚れをキレイに除去するためにもコットンを使いましょう。
きちんと行えば肌への負担もなくその後の保湿化粧水の浸透も良くなります。
その他の角質除去との併用と使用頻度について
角質除去が目的のスキンケアに「ピーリング」があります。
フルーツ酸や微粒子を含んだピーリング剤で肌の古い角質を除去するものですが、これも力を入れて擦るなどすると肌を傷めるもとになります。
また、きちんと使用しても除去力が高いために肌は負担を受けています。
ピーリングの使用頻度は週に1、2回程度が望ましいとさせるので、その回数を守ることと、ピーリングと併せての拭き取りはしないようにしましょう。
また、角質除去が大きな目的ですから、角質や皮脂が出やすい鼻の周りなどは毎日拭き取り、他の部分はクレンジング目的での拭き取りでなければ毎日は必要ないと言えるでしょう。
拭き取り後のスキンケアについて
朝も夜も肌の表面をキレイにするのが拭き取り化粧水の使用目的です。
汚れや皮脂、角質の除去をするために作られた拭き取り化粧水には保湿効果はなく、含有されるアルコールによっても肌は乾燥しやすくなっています。
拭き取り後はそのまま放置せずに、きちんと保湿ケアをしましょう。
朝のケア
洗顔の後、または洗顔の代わりに拭き取り、その後に通常の化粧水で保湿、乳液や美容液でカバーしてからメイクをします。
夜のケア
まずはクレンジングでメイクを落としたりメイク落としようの拭き取り化粧水で拭き取り、洗顔後に残りの汚れを拭き取って通常のケアで肌を整えます。
顔剃りやパックをする場合.顔剃りは産毛が取れて肌が明るくなりますが、この時に肌表面の角質も除去された状態になりますので、さらに拭き取り化粧水で角質を落すのは控えましょう。
ピールオフパックという乾かして剥がすタイプのものは多少肌へも負担になりますから、拭き取りはやめて肌の保湿に努めます。
保湿用のパックも、拭き取りの刺激が治まるまで数分待ってから行うようにしましょう。
順序は洗顔、拭き取り、保湿、その後パックをしてから最後にまた肌を整えます。
拭きとり化粧水のメリットとデメリットを把握しておこう
このように拭き取り化粧水は通常の化粧水とは成分や効果が異なっています。
このことを理解してメリットとデメリットをしっかりとつかんでおきましょう。
日常のスキンケアを効果的に行うために、拭き取り化粧水をうまく取り入れていくようにしましょう。
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