「言った、言わない」論争はなぜ起きるのか

最終更新日:2017年5月31日

数あるケンカのなかでも多い種類が「言った、言わない」のケンカです。

自分は言ったつもりでも、言ってないと否定されることがあるのではないでしょうか。

その反対も同様で、自分は言っていなくても、相手からは言ったと言われてしまうこともあるでしょう。

本来であれば、言ったかどうかはハッキリしているはずであり、こんな言い争いが起こることは珍しいものだといえます。

にも関わらず、どうして言い争いが起きてしまうのでしょうか。

今回は「言った、言わない」は何故起こるのかについてご紹介します。

1.本当の事を覚えていない

言った言わないの論争に多いことは、本当の事を誰も覚えていない場合です。

本当に言ったのか、言わなかったのかの記憶が曖昧なために、論争が起こるのです。

このような場合、どちらも自分が正しいと考え、自分の有利になるように進めたがります。

そうすると、言った言わないの論争が巻き起こってしまいます。

また、メールなどのやりとりではなく、口約束だけで話をすすめていると、このような論争が起こりやすくなってしまいます。

確認をしようにも証拠がないので、どちらも曖昧な記憶で話すしかありません。

そうすると、1つの事象だけではなく、別の事でも言った、言わないの論争が起きる事もあり、事態は余計に怪しくなってしまいます。

このように、本当の事を覚えていない場合は、自分の都合の良いように話をすすめるため、言った、言わないの論争が起きやすくなってしまいます。

また、メールなどの証拠が残っていない場合にも、言い争う場合が増え、どちらも自分が正しいといった考えを貫き通そうとします。

本当の事を覚えていないと、言った、言わないの論争は多くなってしまいます。

2.自分を不利にしたくない

言った、言わないでよくある理由は、自分を不利にしたくないといった理由です。

あることを認めてしまうと自分に不利益が生じるので、本当は言ったにも関わらず、とぼけてなかったことにしようとします。

このような場合もケンカになることが多く、片方は自分が明らかに正しいことを知っています。

にも関わらず、相手がとぼけたように言ってない、などと話をすすめるので、更に議論はヒートアップしてしまうことでしょう。

このような場合では「言わない」側が嘘をついている事がよくあります。

本当は言っていて、自分もその事を覚えてはいるものの、どうしても認めたくはないのです。

それもそのはず、認めると自分が不利になり、いいことなど1つもないので、相手が諦めるまで知らないふりをしようとするでしょう。

しかし、相手は「言った」事を覚えているため、議論は平行線のままうごかず、ただのケンカに発展してしまうこともよくあります。

このように、言った言わないが起こる原因の1つが、自分を不利にしたくないために嘘をついてしまうことです。

一度言ってしまったことは撤回することができず、嘘をつき続けるしかありません。

そのため、言った、言わないの議論は終わることなく、どちらかが諦めるまで延々と続いてしまうことでしょう。

3.相手を悪者にしたい

言った、言わないが起こる理由の1つに、相手を悪者にしたいという考えがあげられます。

嘘をでっち上げることによって、人を貶めようと考えているためです。

言った、言わないは証拠がないことが多く、周囲の人も真相がわかりません。

そのため、嘘をついてもバレることが無い場合が多く、言った、言わないの話が成り立ってしまいます。

相手を悪者にすることは非常に簡単であり、嘘をつくだけで事足ります。

誰も証言者がいない状況で、〇〇さんがこのように言っていた、などと発言するだけで成立してしまうためです。

言われた側も否定はするものの、証拠はどこにもないので、真相は誰にもわかりません。

そうすると、当事者の間で、言った言わないの論争が大きく巻き起こってしまいます。

このように、相手を悪者にしようと画策すると、言った言わないの論争が起きることもあります。

証拠がないのが1番の問題であるため、嘘がまかり通ってしまいます。

言った言わないの論争が起きた場合には、どちらの証言が信用できるかを考え、どちらが正しいか明らかにしようとする考え方も必要となるでしょう。

言った、言わないは結果が出ないことがほとんど

言った言わないの論争は、多くの場合で結果がでることはありません。

どちらも自分が正しいと思いこんでおり、一歩も引くつもりが無いからです。

また、周囲の人々も真偽がわからないので、手のつけようがありません。

どちらが正しいかわからず、ただやりとりを見守るしか無いでしょう。

このような事態を避けるためには、重要なものはメールなど形あるもので残すことが大切です。

文書に残っていれば確実であり、言った、言わないのケンカをすることはありません。

本当に重要なものは、形として残しておくようにしましょう。