毎日仕事に追われることで精いっぱいのため、帰宅後や休日に家事なんてする気が起きない、なんてことは、忙しい社会人なら誰もが感じる悩みです。
でも、家事をちゃんとしないと、家にいてもくつろげないし、ゆくゆくは生活自体がままならなくなってしまいます。
そんな時にやる気を出せる方法をご紹介します。
家事を始める前にあらかじめ制限時間を決める
今日のうちに全部やろうと心に決めて家事に取り掛かると、全て終わるまでの道程の長さにうんざりして、やる気が失せてしまう原因になります。
そんな時は、全部できるかできないかは関係なく、今日は2時間だけ家事をするとか、10時まで家事をしたら途中でも終了するなどの制限時間を設けて、重荷にならないようにしましょう。
○時になったら好きなことができると、具体的に開放される時間がわかっていれば、その時間が来ることを心待ちに作業ができます。
また、人間は、制限時間が迫るほどに、効率が上がる傾向があります。
小学生の頃の、夏休みの宿題なんかもそうでしたよね。
ですから、時間が迫れば迫るほど、「時間内に終わらせてやる」と一生懸命になれるので、目標よりもたくさんの家事を終わらせることができるのです。
ここで大事なのは、家事の優先順位を考えて手を付けること。
締切がある仕事と同じで、優先順位の高いものからこなしていかないと、時間切れになってしまいます。
掃除に時間を割きすぎて、ご飯の支度ができていない、なんてことにならないようにしましょうね。
帰宅後、腰を下ろす前に出来るだけのことをする
仕事で疲れて帰ってきて、一息入れてから家事に取り組もう、と思うことって、多いと思います。
でも、せっかく仕事モードで帰宅したのに、一度休憩してしまうと、身体が休眠モードに入ってしまい、その後の家事に対してやる気が失せてしまいます。
それを防ぐために、帰宅したらまっすぐ部屋着に着替えに行き、そのままソファなどに腰掛けずに、家事に突入しましょう。
これなら、仕事モードを維持したまま家事が出来るので、いつも会社でバリバリ働いている感覚のまま、家事もこなせます。
不思議なもので、疲れているはずなのに、一度休憩を取るよりも休憩なしで家事に取り組んだ方が、頭の回転も速く、身体の動きも良いのです。
ワーカーズ・ハイとでも言うのでしょうか、作業量をこなせばこなすほど、あれもこれも終わらせたくなってしまうのです。
帰宅後すぐに作業するのは体力がいることですが、気持ちがノッているうちにこなした方が、楽しく家事ができますよ。
ただ、体調が悪くなるほど、本当に疲れている時は、家事のことなんか忘れて、ゆっくり休んでくださいね。
家事後に自分へのご褒美を与える
家事のモチベーションが下がるのは、お給料をもらえる仕事とは違い、終わらせてもなんの見返りも無い、という理由もあるはずです。
ですから、小さなお菓子や一杯のお酒でもいいですから、家事を終わらせた後の楽しみを、事前に用意しておきましょう。
自ら目の前に人参をぶら下げて家事をすることで、「早く終わらせよう」という意識を高めるのです。
そして、ここで自分に厳しくしてほしいのが、家事をしない日には「ご褒美」という名目のものにあり付けないようにすることです。
別に、日常的に食べたり飲んだりしている美味しいものやお酒は、家事ができなかった日にも楽しんで構いません。
でも、家事をこなせた時に得られるものは、少しばかり高価だったり、レアなものにした方が、モチベーションの向上に繋がります。
この「ご褒美システム」が定着すると、ご褒美欲しさに家事をしようと思えるようになるので、やる気も自然に起きるようになります。
家事中に、目や耳で楽しめるものを用意しておく
家事が苦痛だと思う人は、飽きっぽくて、単純作業に向いていない人が多いです。
家事は単純作業が多いですから、飽きっぽい人は「これ、いつまで続くの……」と思って、うんざりしてしまうのではないでしょうか。
ですから、飽きないように、脳に刺激を与えながら家事をするようにしましょう。
例えば、洗濯物を畳んだりアイロンをかけたりするときは、録画したTV番組を見ながら作業すると、飽きることなくあっという間に終わります。
また、料理やお掃除は、音楽やラジオ番組を聴きながらすると、退屈さを感じさせずに、長時間の作業も楽しんでできるようになります。
このように、身体では家事をして、脳には全く別な情報が常に入ってくる状態にしておけば、退屈する暇がありません。
あまり集中力のいらない家事なら、何かを見たり聞いたりしながらでも、十分こなすことができますよ。
家事にやりがいを見出してやる気を出そう
家事にやる気が出ない時にオススメの対策を4つご紹介しました。
家政婦やハウスキーパーを職業としている人がいるのですから、家事だって見方を変えれば立派な仕事です。
ですから、外に出て働くのと同じく、やりがいを見出せば、きっと楽しくなるはずです。
毎日の家事にもどこかやりがいを感じられるポイントを見つけて、やる気を出して取り組めるようにしたいですね。
「家事のやる気を出す方法とは?やる気がでない時に奮起しよう」への感想コメント一覧
外から帰って来た格好のまま、ばたばたと家事をすると意外と捗ります。1回座ってしまうと、根付いてしまうんですよね。
確かに帰宅して座ってしまうと、すぐには家事のために立つことはできません。キッチンで音楽を聴いたり、楽しみながら家事ができるといいですね。
なかなかやる気の出ない家事ですが、時間を決めたり、ご褒美システムを作る方法など参考になりました。音楽を聴きながらもいいですね。どんな事にでもやりがいを見出してする事が大切なんですね。
家事に向いていない私はまさに単純作業が向いていない飽きっぽい性格。
書かれてある内容を見てドキッとしました。
何か脳の刺激になるものを考えて準備しようと思います。
仕事をして帰宅するとぐったりして、いったん腰を下ろすと動けなくなるなんてことが良くありました。
家事後に自分へのご褒美をあげるのはいい方法ですね。
モチベーションをあげて短時間で家事を済ませるよう、取り入れてみようと思います。
いままさに掃除が面倒で後回しにしてしまっています。ソファに座ってしまうと、お腹が減っていてもついついだらけてしまい、そのまま寝てしまうこともあります。うまく自分をコントロールしないといけませんね。
家に帰ってから一度腰を下ろしていまうと、本当に動けなくなってしまうので、ご飯が炊けるまでの間だけ掃除をしようや、好きな音楽を聴きながらやったり、自分のテンションを上げてとりかかるのが大事ですね。
目や耳で楽しめるものを用意して家事をするのは良さそうですね。同じ家事をするなら楽しく済ませた方がお得だと再認識しました。これでスピードアップできそうです。