アイロンがけというものは、思った以上に時間がかかる作業です。
疲れていたり急いでいたりする時は、非常に面倒な仕事の1つです。
しかし、アイロンがキレイにかけられていないと、だらしない印象になったり、気分が悪くなったりします。
そこで、アイロンがけをできるだけ素早く、そしてキレイに行うためのコツをご紹介します。
霧吹きは部分ではなく全体に
アイロンがけを行う前に必ず行うのが、霧吹きです。
この霧吹きをどう行うかで、アイロンがキレイに早く終わるかどうかが決まります。
霧吹きで気をつけたいのが、「最初、洋服全体に霧吹きを行う」ということです。
洋服に向けて、ある程度離れた距離から霧吹きを行うと、洋服全体にキレイに霧が行き渡り、洋服がシワになることも防いでくれます。
霧吹きというと、「アイロンをかける部分ごとに、その都度霧を吹きかける」と思ってしまいますが、それでは非効率です。
最初に一気に霧吹きをしてしまうことにより、全体が良い加減で湿り、作業そのものも早く終わるようになります。
アイロンは細かい部分→広い部分という順番で行う
アイロンがけをスムーズに行うためには、どの箇所からアイロンをかけるかという順番も重要になってきます。
まずは細かい部分から行い、その後広い部分にアイロンをかけるようにすると、効率的にキレイに仕上がるようになります。
細かい部分をアイロンがけする時、どうしても広い部分にシワがついてしまうことがあります。
もし広い部分の作業を先にやってしまうと、後からできたシワをもう1度伸ばさなければならなくなります。
ですので、先に細かい部分を終わらせ、広い部分についたシワは後から一気に伸ばしてしまった方が段取りが良いのです。
このように、無駄のない順序で作業を行えば、アイロンがけの時間を大幅に短縮することができます。
アイロンがけは力を入れ過ぎず、軽く滑らせるようにまっすぐ動かす
キレイにアイロンがけをしたいと意気込んでしまい、ついつい力が入ってしまったという経験があるという人は多いのではないでしょうか。
しかしそれは、かえって洋服に新しいシワを作ってしまい、余計に時間がかかってしまいます。
アイロンがけは力を入れて行ってはいけません。
できるだけ力を抜き、軽く行うのが、アイロンがけを素早くキレイに行うコツです。
やり方のポイントとしては、「洋服の上からアイロンを、まっすぐ滑らせるように行う」ということです。
すーっと軽く滑らせるだけで、ほとんどのシワはキレイに伸びてしまいます。
ジグザグに動かしたり、曲線に動かしたりすると、洋服がどんどんシワになってしまいます。
アイロンは必ず、まっすぐ動かすことを意識してください。
どうしてもシワが伸びない部分だけは、アイロンの先端部分を使って行う必要がありますが、その場合も、力を入れて押し付けてはいけません。
この時も、「軽く、何度か滑らせてみるように」と意識してやってみてください。
利き手とは逆の手で洋服を引っ張りながらアイロンがけを行う
アイロンをかける際、アイロンを持っている利き手だけで作業してしまうとやりづらくなりますし、効率も良くありません。
早く洋服をシワのない状態にするためには、利き手と逆の手を上手に使うと、素早くキレイにアイロンがけが終わります。
アイロンを持っていない方の手で、洋服を軽く引っ張り、洋服のシワを伸ばした状態の上からアイロンを滑らせると、シワがすぐに伸びてくれます。
この時、布を引っ張ると洋服が劣化してしまう危険があるので、縫い目部分を引っ張るようにすると良いでしょう。
洋服を引っ張る際には、アイロンから一定の距離を保ち、火傷をしないように気をつけて行ってください。
布が厚くなっている部分は、表と裏両方からアイロンをかける
厚手の洋服や、洋服の衿部分など、布が厚くなっている部分は、どうしても時間がかかります。
この時、片面だけを一生懸命アイロンがけしても、なかなかキレイにはならず、時間だけが無駄に過ぎていってしまいます。
表・裏の両方からアイロンがけをしましょう。
片方ずつ行えば効率的にシワが伸び、無駄な労力を使う必要がなくなります。
シワの度合いにもよりますが、片面3回くらいずつ、軽くアイロンを滑らせるだけで、十分キレイに仕上がります。
洋服の形を整えてからアイロンがけを行う
洋服をただ広げた状態でアイロンがけを始めてしまうと、洋服に変なクセや余分なシワが付いてしまい、もう1度アイロンがけをなり直さなければならなくなります。
そのため、洋服の形を予め整えてからアイロンがけを行いましょう。
洋服の形を整えるためには、アイロン台の端や角部分を上手に使い、その部分に洋服を引っ掛けて形を整えると良いでしょう。
特に袖部分などはこのやり方で形を整えた状態でアイロンがけを行うと、キレイに仕上がります。
アイロンがけのコツは無駄を省いて効率的に行うこと
アイロンがけは、「ただアイロンを滑らせて洋服を伸ばせばキレイになる」というわけではありません。
無駄がないようにポイントを押さえて行うことで作業も早く終わり、仕上がりもキレイになります。
そしてコツを掴んだら、アイロンがけを何度も何度もやって、作業に慣れてみるようにしてください。
更に素早くキレイに仕上げることができます。
「アイロンがけを素早くキレイにする方法」への感想コメント一覧
アイロンがけは苦手な家事のひとつです。
霧吹きが大事なんですね。スチームアイロンだからいらないと思ってました。
素早くきれいに仕上げられるように霧吹きを使ってみます。
アイロンがけという家事はとても日常的ですが、意外と効率の良いやり方って分からないですよね。この記事を読んで、自分のアイロンのかけ方の悪い所がよく分かりました。いろいろ納得です。
毎日やっていても上手く出来ずに時間がかかっていましたが、これを読んでアイロンがけのコツが分かったので、これからは今よりも短い時間で終わらせることが出来そうです。
アイロンは苦手で敬遠してしまいます。もう片方の手で布を引っ張ればよかったのですね。気づきませんでした。参考になりました。
アイロンがけが苦手なので、とてもためになりました。
記事を読んで、苦手な理由がよくわかりました、霧吹きを使うこと以外は真逆のやり方でやっていました…
次回からは正しい手順でやってみて、苦手を克服するぞ!!
アイロンがけはいつも時間がかかってしまい得意ではないです。まず全体に霧吹きをすると言うことに目からウロコでした。いつもアイロンを当てる直前の部分に当てる前に部分的に霧吹きをしていました。時間短縮にもなるし、いいですね。次回から取り入れさせてもらいます。