嫌いだと思う人と一緒にいる時や自分の意見が通らなかった時などに「怒りや憤り、憎しみ」などの負の感情が自分の意図しないところで顔に出てしまうことがあります。
でも、人間社会の中で暮らしていく上で顔に出やすい性格というのは損をしてしまいがちです。
そこで今回は感情が顔に出やすい人が改善する方法をご紹介します。
理性を身につける
何か嫌な事があったり、嫌いな人がいたり、やりたくない仕事を振られた時などに「嫌だ」「嫌い」と感じるでしょう。
ですが、その時に表情に出てしまうというのは言葉にしてはいないものの相手に敵意を示しているということになります。
職場や学校など集団生活をするにおいて仲間である人たちに敵意を向けてしまうというのは大きな問題ですよね。
つまりはそういった敵意の感情に関しては顔に出ないように理性を身に付ける必要があります。
理性を操って感情を抑えることで顔に感情が出るのを抑えることができます。
顔に出してはいけないと強く思うことで顔に感情がでることを防いだり、逆に嫌でも嫌じゃないふりをしてやり過ごそうと柔らかい表情を意図的に作ることもできるようになるでしょう。
顔に出てしまう感情の中でも特に相手を傷つけたり不快にするような表情は暴力暴言などと同じよう理性で意識して抑えるように努力をする必要があります。
表情の作り方を学ぶ
アイドルや女優さんがどんなに悲しいことがあっても笑顔でいることができるかご存知でしょうか。
彼女たちは頭で笑顔を意識するだけでなく「どういった風に顔を動かせば、どんな表情が作れるのか」を知っています。
もちろん、感情を抑え込む強靭な精神力がある人も多いのですが、表情の作り方を知っていることで、感情とは別に自分の表情をコントロールすることができます。
ですが、アイドルや女優というのはメディアに立って顔を出している人間なので表情の研究などもしますが、一般人は表情の作り方を練習している人は少ないでしょう。
特に、感情が顔に出やすい人というのは自分がどんな顔をしてしまっているのか理解していないことも多く、表情の作り方を覚えるだけで感情が顔に出にくくなったり出さないようにすることができます。
顔のどの部分を動かしたらどんな表情が作れるのか、鏡とにらめっこして表情を作る練習をし感情が顔に出そうになったときとっさにポーカーフェイスにする練習をしてみてはいかがでしょうか。
割り切って接する
仕事においては自分の好き嫌い関係なく付き合わなければならない上司や同僚がいるでしょう。
でも嫌いだからといってその人たちを避けたり嫌な顔をするというのは社会人としてルールに反しているでしょう。
でも、嫌いなものは嫌いですしイヤなものはイヤなので仕方のないことですよね。
そこで、顔に感情を出さないようにするために「割り切って接する」という方法があります。
自分の感情は抜きにして仕事に徹することを続けていれば「嫌だ」「嫌な奴だ」という感情が薄れてきます。
生理的に苦手だとしても仕事上かかわらなければならないのなら最低限の付き合いは大人としてして、プライベートではかかわらない代わりに会社では個人的な好き嫌いといった感情は持ち込まないようにします。
割り切って接することに慣れていくと嫌いな人でも意外といいところが見つかったり、イヤな仕事でも慣れてきて好きになってきたりとメリットも多くあるのでストレスを感じにくくするためにも実践してみる価値はあります。
余裕を持って行動をする
思わず顔が感情に出てしまう人というのは「心に余裕がない」ことが多くなります。
例えば切羽詰まっているときに面倒事を頼まれればイラッとして眉間にシワが寄ってしまったり、疲れているのに自分だけ残業を頼まれたら嫌だという表情が出てしまいますよね。
逆に心に余裕がある時であれば面倒事を頼まれても「仕方ないなぁ」と思えますし、残業を頼まれても「いい暇つぶしになるな」と前向きに考えられるでしょう。
つまり、顔に感情が出やすいというのは何かを言われた時に感情を抑えられないほど心に余裕がなくなってしまっている可能性が高いということです。
感情を顔に出さないようにしていくためには人生に余裕とゆとりをもって広い心でいるように心がけると良いでしょう。
口角を上げる癖を作る
表情の中で感情が分かりやすい部類に入るのが「口角」です。
口角が上がっていれば好印象に見えますが、逆に口角が下がっているとガッカリしていたり悲しんでいる…などよくない印象になります。
そのため、口角を常に上げる癖を付けておくと万が一「嫌だな」という気持ちが顔に出てしまったとしても口角が上がっていれば笑っているように見えるので顔に感情が出にくくなります。
常にニコニコと笑っている微笑んでいるように見えるのでイヤな顔をしたいときもなかなかその表情が見えにくくなるでしょう。
ただしお葬式など笑顔が似合わない場面では口角を上げるのは控えましょう。
感情が表に出てしまう状況を改善しよう
感情が顔に出やすくても「喜び」など相手を幸せにさせるような感情は顔に出やすい方がうまくコミュニケーションを取りやすくなります。
しかし相手を傷つけるような感情はできるだけ理性で抑えて相手に読まれないようにした方がよさそうですね。
「感情が表に出やすいのを改善する方法」への感想コメント一覧
本音と建前というのをよく言われますが、感情と表情もその関係に近いということですね。
あまりに表情をコントロールすることに慣れ過ぎて、本当に嬉しい時の嬉しい表情が作ったかのように見えてしまうのだけは気を付けたいです。
負の感情の表情が表に出るのは損をするとわかっていてもつい出てしまうので、反省する事も多いです。ここに書かれていることはなるほどなと納得する事ばかりですのでとても参考になりましたし、実践して少しでも改善されるようにしたいと思いました。