身体が硬い人にオススメなストレッチ。ストレッチで柔らかくしよう

最終更新日:2016年4月26日

人間の身体には無数の筋肉があります。

この筋肉は両端が細い形状となっており、その部分を「腱」と呼びます。

この腱が各関節につながり身体の運動器を機能させておりますが、この筋肉や筋肉を包む筋膜が硬くなることで関節の可動が悪くなり、結果的に身体が硬くなってしまいます。

ここでは様々なストレッチとその効果、実は婦人科系の症状にも関連性のある筋系の不具合などの例も交えながらご紹介します。

1.コリやハリが出るのは筋肉ではなく筋膜

人間の筋肉は何層にも重なっており、この筋肉ひとつひとつをそれぞれ筋膜と呼ばれる薄い膜が筋肉を包み込んでいます。

鶏肉の皮えお剥がした際に薄い透明な膜が見えることがありますが、あれが筋膜です。

このとても薄い筋膜ですが、筋膜がなければ人間は今の体型を維持できないとまで言われるほど重要な組織です。

実はこの筋膜はとても固まりやすく、これがいわゆる「コリやハリ」と言われる正体と言われております。

また筋肉の両端にある腱はとても疲労物質がたまりやすく、拘縮しやすいために身体の関節の可動を制限してしまいます。

これらが重なることで「身体が硬い」という状況が生まれてしまいます。


2.実は緊張性頭痛に効果的な肩甲骨ストレッチ

特に女性に多いとして代表的なものが肩こりや頭痛ではないでしょうか。

多くの場合、肩こりというと肩の上から後ろ側にコリを感じる方が多いのではないでしょうか?この肩こりによって緊張性の頭痛が出てしまったり、あまりひどい状態になると吐き気やめまいなどを訴える方もいます。

しかしこの肩こりや頭痛、あまり知られてはいませんが、そのほとんどの場合が肩ではなく首に原因がある症状だということを覚えて下さい。

腕を回すようなストレッチや体操ではなく、背部にある「肩甲骨」を大きく回すように心がけましょう。

また、後ろ側で両手の平を合わせて、肩甲骨を背骨に寄せるストレッチも効果的です。

なぜなら、皆さんがよくこっているという肩の筋肉である「僧帽筋」は、始まりが後頭部で、片側1枚ずつの肩甲骨を包むようにつながっています。

その為、首と肩甲骨は同じ筋肉でつながっているので、肩甲骨のストレッチを行うことで緊張性の頭痛も緩和されますし、姿勢の悪さによって凝り固まった背部の筋肉を緩めてゆくことも可能です。

3.水泳の際の泳ぐ時の動きが理想

水泳の泳ぐ時の動作で代表的なものが「平泳ぎ」と「クロール」です。

この時の肩甲骨や肩鎖関節の動きは肩こりの緩和にとても理想的で、平泳ぎの際には肩甲骨が平面の動きをして僧帽筋全体を動かし、クロールは肩甲骨内縁や肩甲骨の下にある筋肉を動かしてくれます。

これが肩こりや頭痛の緩和にはとても良い方法で、水泳自体がとても良いストレッチだと言えるのではないでしょうか。

ただしあまり長い時間泳ぐことで身体を冷やしてしまう可能性も考えられる為、程よく休憩をとりながら適度な運動を心がけましょう。


4.肩甲骨や肩関節周囲のストレッチには意外な効果も隠されています

肩甲骨や肩鎖関節周囲のストレッチや体操は、実は意外な症状にも大きな効果があります。

肩甲骨や肩鎖関節周囲のストレッチは、同時に腋下部(脇の下)の筋肉や鎖骨周辺の筋肉、大胸筋なども動かしている為、ある産後の悩みの改善にも一役買っているのです。

これは、肩周囲の筋肉全体を動かし、女性の乳房に流れ込む血流量を増やしてくれる為、母乳の出が悪い肩にも大きな効果があります。

母親の血液が乳房に流れ込むことで母乳へと成分を変え、乳腺の働きを活発にしてくれます。

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で触れたストレッチは日常生活の中で手軽に行え、道具も広い場所も必要なくできる方法ですので、ぜひお試し下さい。


5.ストレッチの効果的なやり方とは?

人間の筋肉は瞬間的な伸展や収縮を繰り返しても柔らかくなるものではありません。

また、ストレッチや体操を過度に行うことで筋肉が一種の炎症状態になることも中にはある為、適度に行うことが望ましくなります。

ではこの「適度」とはいったいどういうことなのか?基本的にはやっていて「気持ち良い」という状態と「身体がスッキリした」という感覚があればその辺で切り上げてもらうということを目安にして行いましょう。

また筋肉の伸展の仕方ですが、伸ばした状態で約30秒〜1分程度止めて、ゆっくりと力を抜きましょう。

これを3〜5セットほど繰り返します。

肩鎖関節ストレッチで身体を柔らかくしよう

現在様々な不定愁訴(原因不明の不調)の原因のほとんどは日常生活の中に潜んでいます。

例えばストレスによる抹消の血流阻害、姿勢が悪いことで筋緊張を引き起こしているなど、自分の意識さえあれば道具も場所を選ばずとも改善へ向かうことができる症例がほとんどです。

もう一度ご自身の生活環境や生活リズムを見直してみることも大切なことではないでしょうか。