しわは女性の美容の悩みの中でも特に多いお悩みですね。
しわの中でも、特に年齢を感じさせるのが首のしわではないでしょうか。
顔の目じりやほうれい線と違って、首にできるしわは広く何本も重なってできてしまう為、とても目立ちやすいのが特徴です。
では、この首にできてしまったしわは一体何が原因なのでしょうか?
首のしわは整形できない等と言われていますが、解消する方法はあるのでしょうか。
ここではしわの中でも首のしわに特化して、その原因と解消法をご紹介します。
首の皮膚を知る
首は顔の一部か体の一部かと問われると、体の一部だと認識している人が多いのではないでしょうか。
皮膚に関して言うと、体の皮膚と顔の皮膚では何倍も顔の皮膚の方が薄いのです。
そして顔の中でも皮膚が均一の厚さかと言えばそうではなく、目元や口元の皮膚は頬の皮膚にくらべて更に薄いと言われています。
首はと言うと、実は体の中でも皮膚がかなり薄い部分であり、頬の皮膚の3分の1程の薄さでしかありません。
つまり首は体と同じケアではなく、顔と同じケアが必要であると言う事なのです。
その為体を洗う時もデコルテのあたりまではボディソープではなく、洗顔フォームで洗う事をお勧めします。
体は顔よりも皮膚が厚く皮脂や汗汚れが多い為、しっかり洗浄する為にボディーソープは洗浄力が洗顔フォームに比べて強く作られています。
ですので、ボディソープではもともと薄い皮膚の首から水分を奪ってしまう恐れがあるのです。
首は顔の一部と認識してケアをされる事をお勧めします。
いつも同じ体勢でいない
首は顔を支えている部分ですが、首の動きによって皮膚もひねられたり、逆に収縮したりします。
特に現代人に多い姿勢は、うつむいて顔を下に下げる姿勢だと思います。
最近ではスマートフォンが流行し、それにより電車の中でも道を歩いていてもうつむいている姿勢が長時間になっている事で、首の皮膚が収縮した状態が続きます。
もちろん勉強や掃除、仕事中も何かと下を向く姿勢が多いですが、それにより肌に形状記憶の様にしわが刻みこまれてしまうのです。
それがしわの原因の1つと言えます。
そんな首のしわを解消する為には、皮膚を伸ばす事です。
上から下に力が掛る事で発生する首の横しわには、逆に下から上に引き上げる様にマッサージをします。
そのまま行うと、摩擦でくすみや乾燥の原因となりますので、必ずクリームか乳液等をつけて滑りやすい状態で行ってください。
また常に上から下へと力がかかっている為、マッサージを行うときは必ず逆の「下から上」に滑らせる事を意識して下さい。
乾燥によるしわを防ぐ
皮膚の乾燥はしわの大きな原因の一つです。
肌は一枚の皮の様に見えますが、実は小さな細胞が集まってできています。
水風船が沢山並んでいる事をイメージするとわかりやすいのですが、その風船の中に水を含んでふっくらしているのが理想の肌です。
しかし乾燥が進むことで中の水分が奪われ肌が固くなりしわができやすくなるのです。
特に皮膚が薄い場所、首や目の周り口の周りは、他の場所よりも水分を抱える力が小さいと言う事が言えます。
つまりは乾燥しやすい場所なのです。
ですので肌の乾燥はできる限り防ぎたいのですが、特に首等の皮膚が薄い場所には更なるケアを心がけたい所です。
顔にも化粧水や乳液をつけて顔と同じケアをするのはその為です。
べたべたするのが苦手な方は、保湿力が高い化粧水の中でも「しっとり」「さっぱり」など感触が選べるものをお勧めします。
肌表面に残る感触がさっぱりしていても、実際の肌への影響は同じです。
化粧水を選ぶ時には首までを「顔」と捉えて、選ぶ事をお勧めします。
紫外線を防ぐ
紫外線の怖さは最近ではあちらこちらで耳にする様になりました。
紫外線は肌への奥でハリ・弾力をつかさどる真皮と呼ばれる部分にまで入り込み、ハリ・弾力の部分を破壊してしまうのです。
ハリを再生するにはコラーゲンが必要ですが、体内のコラーゲンの生成は10代をピークに段々と減少していきます。
ですので、年齢を重ねるに連れてしわやはりのなさ等の肌悩みは多くなってきます。
このハリが失われたまま再生されないことで、深いしわとして刻まれてしまうのです。
また、日焼けをした場所は熱を持っている事が多いですが、これは紫外線自体が熱を持っている為です。
日焼けをすることで肌の乾燥と弾力を失う事になるので、しわの天敵と呼ばれるのです。
日焼け止めを塗る時は必ず首まで塗りましょう。
また首は汗をかきやすいので、一日に何度か塗りなおすことも忘れずに行ってください。
首のしわをケアして薄くしよう
首は体の一部ですが、実は顔と同じケアが必要である理由と、首のしわの原因をおわかり頂けたでしょうか。
一度メイクをすると日焼け止めを塗りなおす事が困難な顔とは違って、首は簡単に塗りなおす事が可能です。
首は日焼けをしやすい部分であり、それによる乾燥も起こりやすい部分です。
毎日の生活で顔を下に向けない事は出来かねますが、できてしまったしわもできるだけ早くケアと予防をして、「首を見れば年齢がわかる」と言われない様に心がけましょう。
「気になる首のしわを薄くする方法」への感想コメント一覧
首と手には年齢が出る、と聞いたことがあります。首も顔の延長線上にあると考えて紫外線ケアや乾燥対策を怠らないようにしたいと思います。
顔と同じケアが必要って、考えてみれば当たり前なんだけど、今まで全く意識していませんでした。これからは顔のケアと同じように首回りもお手入れしようと思います。
年齢のせいか、首周りのしわは悩みの一つです。
ローションや日焼け止めは塗っているのですが、しわが多く気になっています。
下から上へのマッサージは参考になりました。今日からでもしわを薄くするために毎日マッサージしようと思います。