お化粧の基本はベースメイクです。
なかでもファンデーションは顔の印象や美しさを決める、ベースメイクのなかでも最も大切な要素です。
そしてファンデーションにはパウダータイプとリキッドタイプがありますが、どちらにしてもメイクスポンジやパフは欠かせません。
美しくファンデーションを仕上げるためには、メイクスポンジやパフをいつも清潔にしておくことが重要です。
今回は、メイクスポンジやパフの洗い方や注意点をご紹介します。
汚れたメイクスポンジやパフでは、お化粧がキレイに仕上がらない
洗っていないメイクスポンジやパフは、見た目以上に汚れています。
ファンデーションを肌に塗りしばらく放置していると、肌の皮脂や汚れなどと混じりあい、雑菌やバクテリアが大量に発生してしまいます。
1週間程度洗わないだけで、5万個以上の雑菌は繁殖するともいわれ、バクテリアの温床にもなってしまいます。
汚れたメイクスポンジでお化粧をすることは、そのまま雑菌を肌に塗りつけていることと同様で、ニキビや肌荒れの原因にもなる、不潔な行為です。
清潔なメイクスポンジをいつも使用すると、肌にファンデーションが馴染みやすく、お化粧のノリが違ってきます。
メイクスポンジをお湯につける
メイクスポンジには、ファンデーションのほかに、皮脂がこびりついています。
メイクスポンジをキレイに洗うには、油性のファンデーションや皮脂がよりキレイに取れるように、ぬるま湯で洗うのがオススメです。
冷たい水だと、油性の汚れが落ちにくく、洗い残しがある場合もあるからです。
ただ、高温のお湯で洗うのは逆にパフを傷めてしまうのでやめてください。
お湯にメイクスポンジをしっかりお湯に浸け、その後軽くメイクスポンジを絞り、ポタポタしずくが落ちない程度の状態にします。
十分お湯を吸って、しずくが落ちるか落ちないか程度の状態がベストです。
メイクスポンジの両面の汚れをしっかり落とすように洗う
汚れを落とすのは、油性の化粧品を落とすことができるものを選びます。
お肌がデリケートな人は、スポンジパフ洗いの専用のクリーナーがオススメです。
コストをおさえたい人は、普段メイク落としで使用しているクレンジングオイルなどを使用したり、食器洗いの洗剤を利用するなども汚れをよく落とせます。
クレンジングオイルや食器洗いの洗剤を使用する場合、洗剤の洗い残しがないように、しっかり洗っておくことが重要です。
洗い残しがあると、肌荒れの原因になるので、注意が必要です。
メイクスポンジの洗い方は、スポンジの汚れた部分に直接クリーナーや洗剤をつけ、優しく揉み洗いをしていきます。
この時ぬるま湯の中で揉みこむとだんだん汚れが浮いてきます。
しつこい汚れの場合、クリーナーや洗剤をつけてしばらく置いておくと、汚れが落ちやすいです。
お湯に浸けながら指で細かく揉み洗いし、メイクスポンジの汚れを両面ともしっかり落としていきます。
落ちないからといって力を入れすぎてしまうと、メイクスポンジが傷んでしまうので、優しく洗うようにしましょう。
最後に流水でパフから色が出なくなるまでしっかりすすぎます。
完全に落ちるまで大変ですが、美しいベースメイクを作るために頑張りましょう。
汚れを落としたメイクスポンジは優しく絞ってしっかり乾燥させる
汚れを落としたメイクスポンジは、しっかり乾かしていきます。
湿っていると雑菌が繁殖しやすいからです。
メイクスポンジを手早く優しく乾かすには、清潔なタオルを使用するのがオススメです。
しずくが落ちないほどしっかり絞ったメイクスポンジを、乾いたタオルの上に並べ、スポンジごとタオルをぐるぐる巻きにしていきます。
そのあと、雑巾を絞るようにぎゅっとタオルを絞り、タオルを戻してスポンジを乾燥させます。
乾燥させる時は、かならず影干しにします。
直射日光に当てて乾かすと、スポンジが傷んでしまい、使えなくなってしまいます。
乾かす時は、風通しの良い場所で乾かすことが重要です。
洗濯物と同じことが言えますが、閉め切った部屋や湿度の高い部屋で乾かすと生乾きの原因になってしまいます。
嫌な匂いがつかないようにするためにもちゃんと風通しの良い場所で乾かしてあげましょう。
普段からメイクスポンジをいくつか揃えておく
メイクスポンジを雑菌から守るためには、毎日洗うのがベストな方法です。
メイクスポンジを毎日洗って乾かしてもいつでも使えるように、いくつか数を揃えておくと便利です。
スポンジは、キメが細かく、柔かいものの方がファンデーションののびがよく、使いやすいです。
値段や安くても質のよいものが多くあるので、数を揃えておき、毎日洗って清潔に使用し、スポンジの面が傷んできたら新しいものと取り替えるのがいいでしょう。
プロの美容師のように、大きめのスポンジを買い、自分で好みの大きさにカットするのもオススメです。
高価すぎるメイクスポンジを選ばない
女子力高い方がやってしまいがちな失敗例が高価なものを選んでしまったがために大切に使い続けいつまでも新しいものに変えないというケースもあります。
または、傷むから洗浄しないということもあります。
いいファンデーション、スポンジを使っているのに化粧ノリが悪い…満足いく仕上がりにならないという方は要注意です。
こうなると、ファンデーションは質の良いものを、パフは気軽に取り換えられて毎日清潔に使えるものをそろえた方がお肌は喜ぶでしょう。
今ではドラッグストアでも300円くらいで30個入っているような安価で良質な製品もあります。
7.シリコン洗濯板を使ってメイクスポンジやパフを洗おう
その名の通り「化粧道具を洗う洗濯板」というものが存在します。
ファンデーションパフやブラシを少し濡らして石鹸やクリーナーをつけたら、この洗濯板で擦るだけです。
シリコン素材ですのでパフやブラシを傷める心配もないのでオススメです。
見た目もかわいいので気分も上がりますし、楽にお掃除できるのが嬉しいですよね。
パフを代えるタイミングを知っておこう
毎日パフを洗って清潔にしていてもやがて寿命がやってきます。
優しく、清潔に保つことで長持ちはしますが一生使えるかといったらそのようなわけにはいきません。
では、どのようなタイミングで買い替えればよいのでしょうか。
■肌触りがゴワついてきた
■穴が空いてきた
■カスのようなものがポロポロでてきた
■最初と比べて弾力がなくなってきた
この中で1つでも当てはまったらパフは買い替え時です。
パフを清潔に保つためには、洗い方はもちろんですがその寿命を知ることも大切です。
メイクスポンジやパフを常に清潔にしておこう
メイクスポンジは、いつもキレイな状態で使用するのが理想で、そのためにはこまめに洗い、毎日新しいものを使用することが大切です。
最低でも週に1回は洗わないと菌がどんどん増殖していきます。
汚いメイクスポンジは、雑菌が繁殖した状態のものを肌にこすり付けているのと同じで、ニキビや肌荒れの原因になってしまいます。
毎日気軽にメイクスポンジを洗えるように、安価でも質がよく、キメの細かいメイクスポンジを選び、いつくかストックしておき、ローテーションがきくようにしておくことが大切です。
美しいベースメイクを作るためにも、肌荒れを起こさないためにも、正しいパフの洗い方、保ち方を習得することが重要です。
まずはお家にある食器用中性洗剤やクレンジングオイルから試してみるといいでしょう。
「メイクスポンジやパフの洗い方とポイント8つ。お化粧をキレイに仕上げるにはパフを清潔にすべし」への感想コメント一覧
メイクスポンジ・パフって洗い方が今一つ分からなかったです。自己流で洗っていましたが、乾くと固くなったりしていました。それ専用のクリーナーもあるのですね。今度、試してみようと思います。