いつも生活を共にしている夫が、すぐに大声で怒鳴ってくるとなると、家での暮らしに苦痛を感じてしまうこともあるでしょう。
なぜ大声で怒鳴ってくるのか、その心理を知るだけでも改善策が見いだせるかもしれません。
仕事のストレスが溜まっている
夫は普段仕事で疲れていたり、休みがろくにないといったことはありませんか。
仕事でストレスをため込んでいて、常にイライラした状態が続いていたり、気の休まることがない日々を送っていると、つい家族にあたってしまうということもあります。
要は八つ当たりの状態になっているのです。
上司の顔色を伺う毎日、部下には指示が通らないといった些細なストレスが日々重なり、自分の中で精神的に追い詰められている状態かもしれません。
人は大声を出すことによって多少ストレスが改善される為、それが妻へ向けて怒鳴ってしまう行動となっていることが考えられます。
一度夫をゆっくりと休ませてあげる必要があること、そして怒鳴るような状態にならないよう、日頃から夫の話に耳を貸すというのも大切です。
男性はあまり仕事の話を家庭に持ち帰りたがらない為、何があったか、何で不満を感じているのか、妻としては理解しがたい部分があります。
その理由が何であれ、ストレスを上手く発散出来る環境を作ってあげることで、安らぎを感じ、怒鳴ることも少なくなる可能性があります。
一緒に運動をしたり、一緒に趣味を持つなどして、仲の良い関係性をもっと築くことが必要なのかもしれません。
怒鳴るという心理の中には、ストレスが溜まってどうしていいか分からない葛藤が隠れていることもあります。
亭主関白に理想を持っている
近年では妻の方が主導権を持っている家庭が多いですが、男性の理想では亭主関白であることが多いです。
自分の要望を聞いて欲しい、妻には夫に従順であって欲しいという考えから、怒鳴ることで支配しようとしていることも考えられます。
怒鳴ることによって女性は委縮する為、夫に対して意見しにくくなったり、反抗することがなくなります。
その要領を覚えてしまった夫は、たびたび怒鳴るという行為で圧力をかけているのです。
家族は自分が養っているという感覚が強い人や、自分が稼いだお金で家族は生活出来ているんだという上から目線の男性もこの傾向にあります。
上司が部下を怒鳴って支配するのと同じように、パワハラ状態とも言えるでしょう。
怒鳴ることで女性が黙る、それが自分の中では支配出来ているという意識を持っているかもしれません。
もし自分の意見と食い違っている時や、納得できない時には、きちんとその思いを夫に伝えなければ、妻のストレスがどんどん溜まっていってしまい、最終的に離婚に至ってしまうケースも少なくないのです。
かかあ天下の家庭を見せることも、こうした夫には良い方法かもしれません。
自分の思い通りにいかないと気が済まないタイプ
大人になっているはずなのに、まだ幼稚さが残っていて、自分の思い通りに事が運べないと怒鳴ってしまうという男性もいます。
夫となり家族を持った為に、自分の要求がそのまま通ることが少なくなったり、いまだ子供のような意識がある場合に、こういった行動に出る人がいます。
夫という立場でありながら、まるで反抗期の息子を持ったような気持ちになる女性も多いことでしょう。
怒鳴ることで相手を納得させようとする、怒鳴ることで自分の思い通りにしようとするという幼稚さが見えます。
昔から両親に対して要求を通す時に、怒りに変えて自分の意見を通してきた可能性が考えられます。
こういったタイプの夫は、怒鳴ることが習慣化している為に、改善するには時間がかかります。
怒鳴っても要求が通らない、思い通りにならないことを徐々に学んで理解してもらう必要がある為です。
夫となったからには、大人としてもっと成長してもらい、自分の意見を曲げたり相手の意見を受け入れることが必要ということを教えなければなりません。
手のかかる息子を持ったという気持ちで、一から教育するのも妻として出来ることでしょう。
妻への気持ちが薄れている場合
夫婦となり長年一緒に生活を共にしていると、価値観の違いや物事の捉え方に違いが生じ、相手に対してイライラばかりが募ってしまうということもよくあります。
そんな生活を続けているうちに、次第に妻への愛情がなくなってしまったり、イライラの対象でしかなくなってしまうこともあります。
愛し合って結婚したはずの夫婦が、残念ながらそこに愛情がなくなってしまい、妻へ優しくしたり思いやりを持つことが出来なくなったことが分かります。
妻のすること、行動、発言すべてに対して怒りを感じてしまい、つい怒鳴ってしまうという夫もいるのです。
こうした夫婦の場合には、一度一定の距離を設けることが必要でしょう。
この状態のままでは、夫の視界に妻が入るだけでも不快にさせてしまうことも考えられるため、離婚へと繋がってしまうことも。
今後も長く夫婦として続けていくのであれば、お互いに距離を置き、一旦冷静になることが必要でしょう。
いつか愛情が再確認出来た時や、怒鳴ることが無くなったら、また寄り添う生活を始めると良いでしょう。
大声で怒鳴る夫の心理を知ろう
夫が大声で怒鳴ると威圧感から萎縮してしまう女性は多いです。
それが日々のストレスであったり、妻への愛情減少である場合もあり、解決するためにはそれぞれの工夫が必要となります。
なぜ怒鳴ることが多いのか、妻として理解してあげることも大切な気遣いの一つでしょう。
「すぐ大声で怒鳴る夫の心理とは?亭主関白でストレスが溜まっているのかも」への感想コメント一覧
冷静に話ができないのは、幼稚でしかない。
所詮、男は子供だなって思うよ。
開き直りで、怒鳴り散らされても、無理を通せば通りが引っ込むとでも思っているのでしょうか。