友人から離婚相談された時に抑えておきたいポイント

友人に「私、離婚した方がいいのかな?」なんて相談をされても、適切なアドバイスなんてすぐには出てきませんよね。

離婚経験者ならまだしも、そうではないなら、答えにくくて当然です。

そんな時に役立つ、友人の離婚の相談をされた時にとるべき対応のポイントについてご説明します。

まず、離婚したい理由を、話したいだけ話させてみる

元来女性という生き物は、自分で話しながら自分の考えをまとめる傾向にあります。

ですから、友人であるあなたに相談を持ちかけた時点では、直感的に「離婚」という言葉が浮かんだだけで、まだなぜ離婚したいのかがまとまっていない可能性があります。

ここで、あなたが柔軟な態度で、適切なタイミングで相槌を打ち、彼女の思いの丈を全て吐き出させましょう。

彼女が、旦那とケンカしたり、隠し事の証拠を見つけた直後などで、ただカッとなっているだけなら、話させると案外すぐに落ち着いて、思い直す場合だってあるのです。

一度思い切り愚痴らせた方が、彼女にとってもストレス解消になり、余裕も出てきます。

ですから、初回から話を大事にせず、制止もせず、言いたいように言わせるだけで終わらせましょう。

話したいことを全て聞いてあげたら、どれだけ泣いていても、憤っていても、その日に結論を出させずに、一旦解散してみて下さい。

そして、後日会った時に、まだ離婚に気持ちが向いているようなら、本格的に相談に乗ってあげましょう。

積極的に自分の意見を言わない

離婚など、自分自身の問題に直面している女性は、心がいっぱいいっぱいになり、同じ立場の人や、同じ経験をしたことがある人の意見しか聞き入れられない状態にあることが多いです。

そのため、あなたがもし旦那さんとラブラブだったり、まだ独身だとしたら、あなたの意見は彼女の神経を逆なでしてしまうかもしれません。

あなたの大切な友人ですから、何かしてあげたいと思う気持ちはもちろんあるでしょうが、彼女はきっと、あなたの意見に従うつもりはありません。

積極的にアドバイスしても、「でもでもだって」で返されてしまうのがオチです。

相談を持ちかけておいて、なんだそりゃ、と思うかもしれませんが、彼女は、自分が離婚に直面して、辛い思いをしていることを、あなたに共感してほしいだけなのです。

ですから、あなたは彼女に「その気持ち、わかるよ!」と言ってあげれば良いのです。

それだけで彼女は、自分は一人じゃない、と思うことができて、安心するでしょう。

友人が自分に何と言ってほしいのかを把握する

その次に、あなたがするべきことは、彼女が何と言って欲しくて相談を持ちかけているのかを、うまく把握することです。

愚痴や文句は、もう最初の段階で言ってしまっているのですから、彼女の中では、ある程度の答えが出ているはずです。

それでも決断しないのなら、彼女はあなたに何を求めて相談を持ちかけたのかを知る必要があります。

ですから、一度彼女の言動を観察してみましょう。

すると、離婚するなと言ってほしいのか?離婚に向けて背中を押してほしいのか?などなど、言葉の端々に彼女の考えが見え隠れしていると思います。

それを上手に掴んで、彼女が望む言葉をかけてあげましょう。

女性は、自分ではどうするべきかわかっていても、すぐに行動に出ることができない人もいます。

そんな勇気が出ないからこそ、あなたに背中を押してもらって、行動に踏み出したいのだということを理解してあげましょう。

あなたに依存させない

でも、離婚などという重大な決断を、友人であるあなたに下させようとしている気配が見えたら、一旦黙って話を聞くだけにして下さい。

あなたが、「そんな男とは、離婚しちゃいなよ」と言ったことを盾に、旦那に言い訳をするかもしれませんし、離婚後にうまく行かないことがあった時、あなたを責めるかもしれません。

それを避けるために、最終的な判断は、彼女の口から言わせることにしましょう。

依存傾向の高い女性は、責任を一人で負うことを避け、人に大事なことを決めさせる場合が多いです。

ですから、相手を誘導して、相手に大事な言葉を言わせるのが得意なのです。

そんな流れを察知したら、うまく乗せられないように気を付けましょう。

あまりにもあなたに依存する傾向が強いようなら、一度きつく言ってみるのも方法です。

「私には聞くだけしかできない」と、はっきり言うことで、彼女が責任逃れすることを防ぐのです。

これは、言う方もかなりダメージを受けますが、そうでもしないと、彼女は離婚後も事あるごとにあなたを頼ってくるでしょう。

それでは、彼女自身のためになりません。

離婚相談されても面倒臭いと思わないようにしよう

友人からの離婚相談を受けた時に、抑えておきたいポイントを、4つご紹介しました。

こう並べて見てみると、女同士の友情って、本当に難しいものですよね。

でも、こんな風に、友人が困難を乗り越える節目に立ち会えたなら、彼女とはこれからも、より仲良くできるはずです。

ですから、離婚したいと相談されても、面倒だと思わずに、付き合ってあげて下さいね。

 

    「友人から離婚相談された時に抑えておきたいポイント」への感想コメント一覧

  1. 1. hotoke2018/04/27(金) 23:16

    以前、友人に離婚の相談を受けた時は、かるく依存されたような感じでした。毎日私の家に来て旦那さんの悪口を言って帰るのですが、こちらがストレス溜まってげんなりしていました。
    感謝はされましたが、やはりどうするかは彼女自身の中で決定しているので、適度な距離感で聞き役に徹した方がいいですね。

  2. 2. 浦島夢子2022/09/12(月) 21:54

    当時同窓生よりもその離婚したママ友の方が親密だったので、我が家の転勤であまり相談にも乗れず冷たくしたかと。私も聞き役が多く、彼女が愚痴を機関銃のように言ったときは疲れました。明るく楽しい人でしたが。お元気でさようなら。

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