就寝前にどうしてもお腹が減ってしまって寝付けないときや、仕事等で外出が長引いて帰宅後入浴したらもう深夜、空腹も限界というようなとき、深夜に何を食べたらいいのか困ってしまう方は多いでしょう。
そんな深夜に食べても太りにくい夜食をご紹介します。
いずれも食べ応えがあり、低カロリーで消化のよいものになります。
コンソメスープ
基本的なレシピは玉ねぎ、ピーマン、キャベツを適量刻み、お鍋にいれて固形コンソメスープの素を加えます。
これに家にある余り野菜を加えてもよいでしょう。
野菜は煮込まれることで消化吸収がよくなります。
シチューやカレーのような油分や小麦粉が加わったものと違い、コンソメスープは糖質を低く抑えることができますので深夜に食べても太りにくいものになります。
時間がない場合はお湯で溶くだけのインスタントタイプのもので手軽に作ってもよいです。
温かいスープを食べることで、空腹に対する満足感も得やすくなります。
なお、インスタントタイプの場合はなるべく炭水化物の少ないものを選んでください。
コーンが含まれるものは糖質が増えてしまうので注意が必要です。
味噌汁
お味噌汁は高タンパクでビタミン、ミネラル豊富で低カロリーの代表的なメニューです。
具材は豆腐とワカメのような海草類が消化もよくておすすめです。
味噌は植物性タンパク質の大豆を使った発酵食品であり、大豆のタンパク質は体内で分解されてアミノ酸になります。
このアミノ酸の中のロイシン、イソロイシンなどは脂肪燃焼を促進する効果があるといわれています。
また、味噌に含まれる大豆ペプチドには腸内環境を整える効果があり便秘解消効果も期待できます。
このような味噌の効果を考えても、太りにくい夜食としておすすめです。
コンソメスープと同様に、温かい汁物は空腹に対する満足感が得られやすくなります。
お湯を注ぐだけのインスタントタイプのお味噌汁でも、今は色んな種類のものがスーパーには並んでいますので、深夜に食事をすることが多い方は常備食としてもよいかもしれません。
あさりの酒蒸し
魚介類の中でも、あさりは鉄分などのミネラルが多く、タンパク質もとれる優秀な食材です。
調理方法によってカロリーは変わりますが、クラムチャウダーのようなこってりしたスープにするよりは、酒蒸しがおすすめです。
和風の酒蒸しであれば余分な糖質や油分を抑え、夜中に食べてももたれにくいためです。
深夜に食事をすることが多い方で、温かいスープばかりのメニューに飽きてしまった場合におすすめできます。
また、居酒屋のメニューでもあるので、飲み会の開始が遅いときなど深夜に居酒屋で食事を取るような際にもおすすめです。
グリルソーセージ
空腹を満たすのに最適なボリューム感と食べごたえを考えた場合はグリルソーセージが一番です。
コンビニで手軽に買うこともできますし、スーパーで買ってきたソーセージをフライパンで油をひかずにじわじわ温めるだけでもよいので手軽に作れます。
食べた時の満足感が相当ありますので、小腹がすいた程度の夜食の場合に食べるとよいでしょう。
ただし、ケチャップやマスタードはなるべくつけないで、塩・こしょうでの味付けにとどめておくのがベターです。
家で調理する場合には、ボイルソーセージにしてさらに脂分を落とすと、さらに低カロリーにできます。
白ワインとチーズ
就寝前に飲酒される方の場合は、白ワインとともにチーズで夜食にするとよいでしょう。
白ワインの血糖値を下げる効果とチーズに含まれるトリプトファンによる睡眠作用を促す効果が期待でき、夜食にはもってこいの組み合わせとなります。
また、チーズには牛乳と同じ栄養素が凝縮され、良質なタンパク質をとることができ、栄養補給に優れているため、食後の満腹効果も得られやすいです。
魚介たっぷりブイヤベース
最後に、チーズやソーセージのようなおつまみのような夜食では満足できない方、コンソメスープやお味噌汁では物足りないという方、あさりの酒蒸しのような一品でなくしっかり食べたいという方のための太りにくい夜食を紹介します。
魚介たっぷりブイヤベースです。
栄養のある魚介を加えた高タンパク、低糖質の温かいスープになります。
調理は簡単で、シーフードミックス、たらなどの白身魚の切り身、玉ねぎ、ブロッコリーなどをオリーブオイルで軽く炒め、そこに水とトマト水煮缶を加えて煮込むだけでできます。
味付けは塩とこしょうです。
殻つきのエビがあるとさらに見栄えが豪華になります。
それぞれの魚介の味をじっくり味わって食べることで空腹は満たされ、それでいてよく煮込まれていることで消化のよい、低カロリーなメニューです。
低糖質で消化に良い夜食を
以上、いくつか太りにくい夜食を紹介してきました。
深夜はエネルギー消費につながる身体を動かす活動が少なく、食べたものを溜め込みやすい時間帯であることは間違いありません。
また、就寝前に消化しにくい食事をとると胃の消化活動が活発になるため、安眠を妨げてしまいます。
ですので深夜にどうしてもお腹が空いてしまった場合には、低糖質で消化のよいものを食べるのが基本です。
とはいえどんなに太りにくいといっても食べ過ぎると体重は増えますのでご注意ください。
「深夜に食べても太りにくい夜食6選」への感想コメント一覧
夜遅い時間に仕事をしているとどうしても小腹が空いてしまい、ついついスナック菓子をつまんでしまうことがあります。スープなどはヘルシーなのにお腹にたまるのでいいなと思いました。早速試してみます。
ソーセージやチーズなども良いとは意外でした。夜食は手軽・適当になりがちで、栄養は二の次でしたが、どうせカロリーを摂るなら、栄養のあるものを選ぶのもありだなと思いました。
味噌汁に脂肪燃焼効果があるとは知りませんでした。今、糖質制限をしているのですが、挙げられたメニューは全て低糖質で、嬉しいです。
深夜にどうしてもお腹がすいて食べてしまうことがあるので、これからはここに書かれてあったものを食べようと思います。白ワインとチーズが太りにくいのは意外でした。
夜食に食べていいものの中に白ワインとチーズがピックアップされているのは心強いと思いました。コンソメスープは何となく想像つきますが、お酒や乳製品もオッケーだなんて意外でした。
グリルソーセージなんてダメっぽいのに食べてもOKなのですね、驚きでした。たくさん例があって参考になりましたし、昼間の小腹が空いた時にもよさそうだと思いました。
食べないのが一番いいとわかっているんですけど、つい我慢できなくなるんですよね。今度誘惑に負けたら試してみます!