外出先や忙しいときに、ちょっとした木のでっぱりや、植物などのとげが刺さってしまうことがあります。
痛みはさほどないものの、とっても気になりますよね。
とげがもっと刺さってしまうのではと思うと、家事や仕事を続ける気にもなりません。
ここでは、刺さったトゲをピンセットなしで抜く方法をご紹介します。
硬貨を使ってトゲを抜く方法
おばあちゃんの知恵袋的な、昔からよくある方法です。
穴の開いた硬貨、5円玉や50円玉を使用します。
トゲは皮膚の表面に刺さっているので、硬貨を使ってトゲ周辺の皮膚を盛り上げることで、自然にポロっととれるか、または指の先で引っ張って抜くことができます。
もし水道が近くにあるなら、使用する硬貨と手を洗います。
トゲは小さくても傷です。
硬貨は色々な人の手に渡っているので、傷からばい菌が入るのを防ぎます。
トゲのささっている場所を見定め、円の中央に入るように硬貨を教えてます。
そして効果の周辺を押すことにより、トゲの刺さった皮膚が盛り上がってきます。
この時慌てずに、じっくりと押していきます。
しばらくするとトゲも一緒に盛り上がって目立ってきます。
もし手元に毛抜きやピンセットなどがあれば最適ですが、なければ爪の先端でつまんで引っ張ります。
浅く刺さっているトゲの場合には、軽く触れるだけでもポロっと取れることがあります。
くれぐれも深追いして傷を広げないようにしましょう。
身近にある食べ物の効果で浮き上がらせてトゲを取る方法
これも昔からある方法です。
はちみつや梅干しには、トゲを浮き上がらせる効果があります。
はちみつには肌を柔らかくする作用があり、トゲが浮き出てきます。
梅干しは含まれる塩分により、浸透圧でトゲが浮き出てきます。
少量を塗り、5分~10分ほど置きます。
その後、トゲの様子を観察し、浮き出ているかかくにんをします。
トゲが浮き出てきたら、そっと取ります。
トゲが小さくて分かりづらかったり、小さなお子さんで触ると痛がるようなときにこの方法が便利です。
もしトゲが刺さってしまった時に手元にはちみつや梅干しがあったらためしてみてください。
絆創膏を貼ってしばらく放置してからとる方法
どうしても取れないトゲに有効です。
トゲの刺さった部分に絆創膏を貼ります。
その後、絆創膏を貼ったまま1、2日おきます。
そうすることで、皮膚がふやけるとともに、新陳代謝でトゲも浮き上がってきます。
そのまま放置すると化膿してしまうこともあるので、絆創膏は貼りっぱなしにせずに貼りかえるようにしましょう。
貼りかえるタイミングでトゲの様子を観察し、取れそうなときに取るようにしましょう。
この方法だとトゲを取るのに数日かかりますが、安全にトゲを取ることができます。
トゲをテープではがしとる方法
小さなとげが軽く刺さっているけれど、小さすぎてうまく取れない場合に有効です。
ガムテープや、セロハンテープなどを用意します。
なるべく粘着力の強いテープを選んでください。
そして、粘着面をトゲの表面に押し当て、剥がす作業を繰り返します。
何度か繰り返しているうちに、トゲが一緒になってテープとともにはがれることがあります。
もしトゲが太く、深く刺さっている場合には、テープを何度も押し付けることで、より深く刺さってしまうことがあるので逆効果になりますので、気を付けてください。
爪切りや毛抜きを使ってトゲを取り出す方法
手元にピンセットはないけれど、爪切りや毛抜きがある時に、ピンセットの代わりにトゲ抜きに使用することができます。
なるべく明るいところで、トゲを確認しながら毛抜きや爪切りでトゲをつかんでいきます。
爪きりの場合も代用できますが、爪切りは力を入れるとせっかくつかんだトゲの先端も切ってしまう可能性があるので、力加減に注意してください。
また、皮膚を切ってしまう可能性があるため、爪切りを使用する場合にはなるべく斜めにして先端でトゲをつかむように工夫してください。
針を使ってトゲを取り出す方法
この方法は最終手段です。
もし可能であれば針の先端を加熱したり、消毒液をかけて消毒します。
次に、トゲが刺さっている根元の方に針を刺し、トゲを揺らすようなイメージでトゲ周辺に刺激を加えます。
そうすることにより、一方向から刺さっているトゲがグラグラとしてきます。
トゲが取れそうになったら、ゆっくりと爪の先などで挟んで取ります。
針を使うことで周辺の皮膚も傷つけてしまっている場合があるので、消毒を十分に行ってください。
また、あまり深追いして取らないように、くれぐれも怪我をしないように気を付けてください。また傷が深くなってしまったら病院へ行く必要も出てきます。
トゲが刺さっても慌てなくて大丈夫
トゲが刺さった時にピンセットがない場合は、手元に何があるかでどのような対処をするのか決めるのがよさそうです。
もしどうしても抜けない場合には、病院でも抜いてもらえるので、トゲ程度でと思わずに受診してください。
病院ではトゲ専用のピンセットが用意されていることが多く、痛みを感じずにとってくれます。
「トゲが刺さった時にピンセットなしで抜く方法とは」への感想コメント一覧
棘が刺さってしまうこと、自身もたまにあります。その時は少しずつ皮から押し出し、必要であれば皮を少し剥いてとりますが痛いです。こちらの絆創膏をはってふやかして取り除く方法良いですね。参考にします。
ほとんど知らないことばかりでびっくりです。結構無理やり抜いていたので、傷つけず抜ける方法はみんなに教えてあげたいです!!
小さなトゲでも刺さったままだと気になって仕方ありません。ピンセットがない時にはこちらの方法を試してみたいと思います。