「私って、なんでこんなに暗い性格なんだろう……」と、思い悩むのは暗い性格だからこその心理です。
ですが、そんなに悩んでばかりでは、幸せが逃げて行ってしまいます。
今回は、暗い性格を改善する方法についてご紹介します。
何事も否定しない
暗い性格=何に対しても否定的、という捉え方ができます。
例えば、人の良いところよりも悪いところの方が目につきやすかったり、楽しかった思い出よりも、嫌だった記憶の方が強く残ったり。
そして、こんな否定的な考えが当たり前になってくると、人やものの悪口ばかり言うようになってしまいます。
悪口ばかりの人間が、明るい性格になんてなれるわけないですよね。
ですから、まず、何に対しても、否定するのをやめましょう。
どれだけ受け入れがたい物事が相手でも、どこかに落としどころを見つけて、それ自体を肯定できるようにするのです。
人が相手でも同じです。
「この人嫌だな」と思っても、「他にいいところがあるはずだ」と、一旦嫌悪感を捨てて、肯定的な目で見るようにしましょう。
このようにして、何に対しても肯定的な目で見る習慣を付ければ、何かにつけて「嫌だ嫌だ」の性格から解放されて、何でも受け入れられるようになります。
ネガティブな言葉を口に出す前に飲み込む
暗い性格の人なら、何かにつけてネガティブな考えが頭に浮かび、それを口に出して周囲を引かせてしまったりすることがあるはずです。
ですが、暗い言葉を口に出すことで、ネガティブな自己暗示にかかってしまい、暗い考えから抜け出せなくなってしまうのです。
暗い話を口に出すのはは本当に良くないことで、自分の暗さを加速するだけでなく、今まで盛り上がっていた周囲まで、盛り下げることになります。
ですから、暗い言葉を発しそうになったら、一旦飲み込んで深呼吸しましょう。
そして、どうしても今言わなければいけないことかどうかを考えてみて下さい。
今、この場で言っておかないと大変なことになるなら言っても構いませんが、ただ自分だけが余計な心配をしているとか、良くないことを想像しているのなら、発言してはいけません。
周囲に「暗くてノリの悪い奴だ」と思われるだけですし、自分も自身の言葉に縛られて、ますます暗い人間になってしまいます。
ネガティブな考えが頭に浮かんだら、それに反する考えを意図的に思い浮かべる
言葉に出さないように気を付けてみても、暗い考えが浮かぶこと自体は避けられないですよね。
それを改善するには、暗い考えが出たら、それを打ち消す前向きな考えをはっきり想像することが有効です。
例えば、「今日の仕事で失敗するかもしれない」という考えが頭から離れなかったら「失敗しても、○○を●●すれば問題ないはずだ」と、失敗の心配と同時に後始末や解決策も先回って考えておいて、安心できるようにしましょう。
また、「今日行ったお店のご飯が美味しくなかった、お店選びに失敗した」といつまでも気に病むなら、「次はもっと美味しいお店に行こう、あれよりもっと美味しいお店はたくさんあるはずだ」と、次の希望に繋げて、楽しみが生まれるようにしてみて下さい。
暗い性格の人だと、先の心配事や過去の小さな失敗だけに目を向けて、そこからもっと良いことに発展できる可能性から目を背けてしまいがちです。
これでは、いつまでも楽しいことが巡ってくることはありませんから、自ら明るい気持ちになるチャンスを逃してしまっていることになります。
それは勿体ないことですから、自分から意図的に、前向きな発想をすることに慣らしていきましょう。
そうすれば、いつしか前向きな性格に変わって行って、暗い考えもあまり浮かばなくなりますよ。
明るい人たちを嫌わない
暗い性格が板につくと、ノリが良かったり、ポジティブな考えを持つ人間と一緒にいるのが疲れるようになってきます。
そして、「あんなに向こう見ずなことがよくできるな」とか、「もっと思慮深く生きればいいのに」と、他の人の明るい性格を否定したくなってくるはずです。
これは、暗い自分を肯定するための拒絶反応で、仕方のないことだとも言えます。
でも、それは本当はいけないこと。
自分と違う他人を否定すること自体が暗い行動ですし、何より、暗いオーラにどっぷり浸かった自分を明るいところに引き上げてくれるのは、他でもない、明るい性格の人々です。
ですから、明るい人たちを嫌わずに、なるべく傍にいて観察し、彼らの良いところを見つけ、見習うようにして下さい。
最初は明るい人と同じく振る舞うのは違和感があると思いますが、慣れてくると、暗いことばかり考えるのがバカバカしくなってきますよ。
暗い生活を改善していこう
暗い性格を改善するために有効な方法を4つご紹介しました。
性格というのは、生まれつきや育ちによる部分が大きいものですから、改善するのは時間がかかるかもしれません。
でも、「直したい」という気をしっかり持って、少しずつ明るくなるように心がければ、必ずいつかは暗い性格とさよならできるはずですよ。
「暗い性格を改善する方法4つ。暗い自分から明るい性格になろう」への感想コメント一覧
ネガティブな考えを口に出さずに一旦飲み込む、
という考えが良かったです。
人間、無意識に口に出す言葉ってありますよね。
「疲れた」「もう嫌だ」などのネガティブな
口癖に、まずは自分で気づくことですね。
実践していこうと思います。
私自身、ネガティブ思考な面があるのですが、記事を読んで、やはりネガティブな性格は意識して直していった方がいいなぁと感じました。すぐには無理でも少しずつ前向きになれるように努力したいと思います。