1歳くらいになってくると、積み木にも興味が出てきます。
積み木遊びが子どもに与える影響とはどのようなものでしょうか。
単純に積んでいくだけと思われがちですが、積み木はとても子どもの成長に影響しています。
積む、壊す、また積むという大事さ
最初はどうしていいのか分からない積み木も段々子どもは積み木を積んでいくという事を覚えていきます。
最初は二段積む事すら難しく、上手く乗せる事が出来ずに飽きてしまう子もいますが、キレイに積めた時に嬉しいという感情と共に積めた事による達成感が生まれます。
それを感じたく何度も積む様になり、段々と二段から三段と増えていきます。
そして、積んでいく事を覚えた後は、壊す事を覚えます。
一生懸命積んだ積み木を壊す事によりまた一から積み直さなければなりません。
ですが、また積んでいく事により一度作りあげた物を壊してもまた作れるという事を小さい頃は分からないかもしれませんが、感じるのではないでしょう。
これは、積み木に限らず、今後の人生でもし上手くいっていた物がだめになってしまった時にまた一からやっていけば元に戻せるというやり直す事の大事さにも繋がるのではないでしょう。
木のぬくもりを感じる
積み木の大体は木で作られているでしょう。
おもちゃというとプラスチックで出来てる物など様々ですが、木という自然の物は少なからず安心感というものを感じます。
それは同時に自然を感じ、優しさを育てるのではないでしょうか。
家の中で木と触れ合い、外に出た時に自然の木に触れる事により、自然という物を学んでいきます。
現代のおもちゃはとても高度な技術で動く物もありますが、やはり昔ながらの木のおもちゃというのは子どもへの影響にとても大事です。
最近では積み木に色やキャラクターがプリントしてあるものもあり、色を覚え、キャラクターを好きになるというメリットもあります。
誰かと一緒に積んでいくという事で協力を学ぶ
積み木は一人でも遊ぶ事が出来ます。
ですが、一人ではなく、二人、三人と複数で遊ぶ事が出来るのも積み木の良い所です。
一人で積んでどんな形にしようかなとか考える事ももちろん大事です。
想像力を作るきっかけになるでしょう。
ですが、複数で一緒に考え積んだり、壊したり、また積んだりと繰り返す事で共同作業という事を学んでいくでしょう。
誰かと一緒に遊ぶという喜び、一緒に考えて積むという事、一緒に完成させるという達成感など色んな事が味わえるでしょう。
積み木は積むだけでなく、車や家など様々な形にする事も出来ます。
それを目標に一緒に考えて、時には間違え、また積んで完成に近づけていく。
人間が育つために必要な事を積み木は教えてくれる物です。
親との絆を深める
小さい頃、親と一緒に何かをするというのがまず子どもが最初に通る遊び相手です。
それが段々友達になっていくわけですが、まず親と子どものコミュニケーションを取る手段として一緒に遊んでいくという事はとても大事です。
最初積む事すら分からなかった子も親が積み木を上手に積んでいくのをじっと見て覚えていきます。
そして、子どもは最初積んだ積み木を叩いて壊す事が多いです。
それを親がまた積んでいく。
それを繰り返す事により学んでいくのです。
親というのは子どもの最初のお手本になります。
学んだ事を子どもが実践し、キレイに積んだ事で今度は親が子どもを褒めてあげます。
一生懸命やった事は褒めてもらえるということを学ぶことができます。
褒めてもらえるという事は嬉しいという感情が芽生え、積み木は脳を育てるだけでなく、心の成長も育てていくのです。
集中力をつける
同じ作業を繰り返す事は大人でも飽きてしまう人が多いでしょう。
大人にとって積み木を積むのは簡単な作業ですが、子どもにとっては積み木を積むのが難しく、上手く出来ずに崩してしまい、イライラしてしまったり、飽きてしまったりする事もあります。
そんな時はこんな風に積むとこんな形になるんだよとお手本を見せる事で積むと素敵な形になる、頑張ると色んな形を作る事が出来るなど覚えさせる事によりその形を作ろうと集中力もつきます。
これは大人になってからも一つに打ち込む事への集中力に繋がるでしょう。
特に男の子はじっとしている事が苦手な子が多く、投げ出してしまいますが、楽しく遊ぶという事を伝える事が出来れば、男の子や女の子という性別に関係なく、積み木を積む事は楽しいと思うようになり、集中して遊ぶのです。
積み木が子どもに与える影響を知ろう
積み木を積む事で子どもにどう影響するかをご紹介しました。
一見木で出来てる積み木を積んでいくだけと思われがちですが、積み木というのは子どもにとって集中力だったり、自然を感じるきっかけになります。
その他にも親や友達との絆を深めるものだったり、諦めない心を育てるものになったりととても大事な影響を与えています。
こうしたことを踏まえて積み木で遊ばせてあげましょう。
「積み木が子どもに与える影響とは」への感想コメント一覧
娘も小さい頃から木の積み木でよく遊んでいました。1歳くらいの時はおもちゃとして横一列に並べたり、縦一列に並べたりして遊んでいました。
今7歳ですが、ブロックで遊んでいたせいか、上からみたブロックの形や図形の問題も楽しく解けているので、小さい頃から遊ばせてよかったかなと思っています。
木の積み木を手にとって遊ぶことは、心にも脳にもいい影響があったような気がします。
積み木、確かに単純な作業だけど人生につながるものありますね。
一つずつ積んでいき、でも崩れて、また積みなおして。
何気なくやらせていた遊びですが、とても意味のある遊びだったんですね。