産前うつの症状とは。悩む前に相談しよう

最終更新日:2016年2月29日

妊娠が発覚した日から「早く赤ちゃんに会いたい」と期待と幸せでいっぱいなはずなのに、なんだか精神的に不安定になってしまう場合、産前うつかもしれません。

今回は産前うつにはどのような症状があるのかご紹介します。

1.情緒不安定からイライラして周りに当たってしまう

普段は何とも思わずサラッと流せることでも、妊娠中はささいなことが気になりイライラしてしまい、周りに当たってしまうことがあります。

後から自分でも「なんであんな小さなことでイライラしてしまったのだろう」と毎回思いながらもイライラが続いてしまうのが特徴です。

もし心当たりがある場合は、周囲の人に前もって“産前うつ”という言葉ではなく「妊娠中でなんか調子悪くてイライラしている感じが出ちゃっていたらごめんね」と一言伝えておくだけで、少し心に余裕が出るかもしれませんね。

妊娠をするとホルモンバランスが崩れることで、イライラしてしまうことは誰にでもあります。

あまり自分を責めたり、必要以上にイライラしてしまった事に対して罪悪感を持たなくても大丈夫です。


2.ネガティブな感情のコントロールがきかなくなる

例えば「あのキレイな景色が見たい」というようなポジティブな感情がコントロール出来ずに、思わずキレイな景色の場所に行ってしまったという場合は楽しい思い出になります。

でも、産前うつの症状の場合はその逆。

ネガティブな感情のコントロールがきかなくなる場合があります。

例えば「出産後、お金のやりくりは上手くやっていけるだろうか」「出産時、何かトラブルがあったらどうしよう」といったように、ネガティブや不安な感情を一旦持ち始めると、どんどん悪い方にばかり考えてしまい、最後には自己嫌悪に陥ってしまったりします。

「ちゃんと無事に出産できるかしら?」という不安は妊娠中の女性なら誰でも一度は不安に考えることですが、“今考えてもどうにもならない”ようなことをネガティブに考えすぎてしまうのは産前うつの症状の可能性が高いでしょう。


3.涙もろくなる

産前うつの症状として、例えばTVや映画で見かけた何てことのないシーンを見てなぜか涙がポロポロ流れてしまうことがあります。

しかも突然涙が出てきてしまうので、自分でも驚いてしまいます。

色々な場面で「なんで今ここで涙?」ということが多ければ産前うつかもしれません。

これも当然ながらホルモンバランスの変化から起こる症状ですので、ある程度なら心配することはありません。

妊娠中はなるべく楽しい予定を立てて、身体に無理なく出かけるなどすると気分が晴れるので、対策になります。

体調が良ければ、室内よりも外気にあたり気持ちの良い環境に居た方が精神的な安定を得られやすいでしょう。


4.食欲の変化

つわりの時期を過ぎて安定期に入っても食欲の激しい減増がある場合、産前うつの可能性があります。

なぜか一度の食事の量がとんでもなく増えたり(または減ったり)することは、自律神経の乱れからくるものなので、産前うつの症状であるケースが多いでしょう。

妊娠中は、妊婦健診の度に尿検査や血圧測定体重測定等がありますので、検査で異常値が出ないように気をつけなければなりません。

出産後は外食に行く機会も減り、赤ちゃんのお世話に忙しくてゆっくり食事を取れるタイミングもあまりなくなってしまうので、妊娠中は美味しいものを適度に食べられると心にも身体にも良さそうですね。


5.集中力がなくなり、正しい判断が出来なくなる

妊娠してから、生まれてくる赤ちゃんのことを考えて、ちゃんと食事も取ってしっかり寝ているのに日中ずっと頭がぼんやりしてしまう。

これも産前うつの症状です。

特に、妊娠中もお仕事を続けている女性は気がつきやすいようです。

主婦で妊娠している女性の場合は、同じところをお掃除してしまったり、お料理の時に砂糖と塩を間違える等、家事の中で気がつくようです。

少しぼんやりしてしまうくらいなら大きな問題ではありませんが、あまりにも集中力がなくなると、正しい判断が出来なくなります。

心当たりがある場合は、引越し等の将来に関わる判断や、大きな買い物は控えた方が良いでしょう。


6.必要以上に周りと比べてしまう

「友達は妊娠○ヶ月の時、お腹がこんなに出ていなかった」「自分は一人で安産祈願に行ったけれど、周りの妊婦さんは家族大勢で来ていた」「妊婦健診に夫婦で来ている人が羨ましく感じる」等、細かいことで周りと比べてしまうマインドが続いてしまうのも、産前うつの症状のひとつです。

特に初めての妊娠の場合は、どうしても比べる対象が自分以外の妊婦さんになってしまいます。

ところが「100人の妊婦さんがいれば100通りのお産がある」ように人それぞれなので比べる必要はありません。

周りの妊婦さんの方が幸せに見えてしまうように、自分も幸せそうに見られています。

また、お腹の中の赤ちゃんが無事に生まれて来られるように、赤ちゃんと一緒に頑張っている。

それが一番幸せなことです。


7.寝付くまでに時間がかかる

妊娠中、夜なかなか眠れず昼間はとても眠いという妊婦さんがとても多いですが、夜あまりにも眠れない場合産前うつの症状かもしれません。

更に、もし頭痛を伴う睡眠不足が続く場合は、一度病院で相談した方が良いでしょう。

出産前の女性の身体は、出産に備えて色々な症状が出てきますので、日に寄って眠りが浅かったり朝早く目が覚めてしまったりすることはある程度なら誰にでもあります。

が、もし日常生活を送ることが辛いほど寝付くまでに時間がかかる場合は、日中ウォーキングをしたり、リラックス出来る安眠空間を作るなどの工夫も効果的です。

産前うつの症状を知って対処していこう

産前うつの症状は妊娠中の多くの女性が感じることなので境界線が難しいものですが、もし症状が重く心当たりがある場合は家族や友人に話すと、それだけで気持ちが楽になったりもします。

もし身体の不調につながる場合は、早めにお医者さんに相談することをオススメします。

親身になって話を聞いてくれますよ。