今は女性のかたでも男性と同じくらいバリバリ働ける時代になり、妊娠してもギリギリまで働き、出産から数か月は育休を取るなどしている人も少なくはありません。
しかし、育休を取ってもいざ復帰となると、難しい点もいくつか出てきますよね。
育児と家事の両立だけでも想像以上に大変な事。
それは育休中に始めて体験してわかる事でもあります。
今回はそんな育休から復帰せずに退職したいと思った時にすべきことについてご紹介します。
今後について考える
育休中は、家事と育児に追われ、精神的にも体力的にも毎日疲れている事でしょう。
そして、育児は自分の思うようにはいかないもので、ある程度子供の手が離れるまでは、目を離せない分大変な事です。
そんな中で仕事の育休期間終了が近づくにつれて、不安がよぎるのは当たり前の事です。
家事・育児に加え、仕事まで始めた時、本当に全部こなせるだろうか?仕事もたびたび抜ける時が出てくるかもしれないけどそれでも受け入れてもらえるだろうか?など色々な不安が出てきます。
しかし、この先、子供の手が離れた時に同じような仕事につけるか、また子供は成長するとどんどん子供にかかる費用も増えていきますのでそういった面もやりくりできるのかなどをまず考える事が大事です。
費用関係に余裕があるならば問題ありませんが、追い込まれた状況の中での判断は良くありませんので、本当に退職してもかまわないのかをもう一度よく考えなおしてみる必要があります。
早めに退職の旨を告知する
どうしても退職せざるをえない事になった時は、早めに職場へ告知をするべきです。
会社側では育休が終われば復帰する事をある意味期待しています。
その期間だけのバイトやパートなど雇っていたり、ポジションを誰かが背負っている段階ですので、ギリギリで「辞めたいんですが」となっても、会社側は困ってしまいます。
個人の勝手と思う人もいるかもしれませんが、社会人としての礼儀では勤めてきた会社です。
育休を貰うという時点で復帰ありきであったことには変わりありません。
となると、復帰しないというのは身勝手な事でもありますので、できるだけ会社側に迷惑にならないようにするのが当然の事です。
ですので、なるべく早めに告知する方が会社側にとって良い事です。
引継ぎする時間をもうける
育休という枠を設けてもらったが、復帰することなく退職する場合、仕事内容や職場にもよりますが、それなりに義務を果たすべきでしょう。
例えば仕事の引継ぎです。
引継ぎには結構時間がかかるものですが、自分が急遽退職する事にしたために、会社側に損失を与えてしまっている部分は少なからずあります。
であれば、引継ぎはしっかりおこなうべき事です。
時間や日数は会社側に相談し、融通してもらいながら自分が引き継ぐべき事は相手に直接引き継いだ方が良いでしょう。
また、どうしても出向けない場合は最悪電話などで対応したり、そういった気遣いも必要でしょう。
挨拶は礼儀
会社側にも退職の了承をもらったあと、退職する日までに、今までお世話になった人達には礼儀として挨拶は必須です。
そのまま顔も出さずに、会社に連絡だけで終わってしまってはいけません。
個人個人に手土産は必要ありませんが、会社宛てに1つ手土産を持って顔出し・挨拶へいきましょう。
手土産は社内の人が休憩時間などにつまめるお菓子などで良いでしょう。
また、格別にお世話になった人がいるならば、別途その人だけでも手土産を持参し、他の人がいないところで渡すなどするのも良いでしょう。
社内の人達は復帰すると思って待っていたに違いないので、辞めると聞いた時色々思う事があると思いますので、挨拶をしておく事で不快な気持ちなどを取り除くことができます。
夫とも話し合う
最終的なキーマンは夫にあります。
というのも、育児などに非協力的ではこの先、仕事を退職したとしても自分に100%全て負担がかかるとやっていけません。
今までは2人の共稼ぎ収入ではあったが、退職すれば旦那さん1人の収入でやりくりする事になりますし、復帰できないと思った理由もハッキリ告げるべきでしょう。
理由が「夫の協力が全くないから」という事であれば尚更です。
2人で今後についてじっくり話し合う事も大事です。
育休からの退職の場合はきっちり対応をしよう
育休はある一定期間、育児をするために休みをもらい、そのあと復帰する事が暗黙の条件となっています。
しかし、育休に入って家事と育児をしてみると想像以上に大変な事に気づき、子供も自分が思うようにはいかないものなので、結局は育休の期間が1年間だとしても、足りなくなってくる事も有ります。
そういった時に退職をまず考えるのではなく、旦那さんともこれからについて話し合い、自分の中でも仕事やこの先数年後の事を考える事が大事です。
そして、退職すると決めた時は育休中でも早い段階で会社側に告知し、引継ぎや挨拶等をおこなうのが礼儀ですので、色々考えて自分も会社側も円満に解決できるようにしましょう。
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