自分のキャリアをそのままに、子育てや家事を実践するワーキングウーマンが増えています。
限られた時間でどちらもこなすというととても超人のように思えますが、世のワーキングママはどのように仕事と子育てを両立しているのでしょうか。
今回はそんなキャリアウーマンが仕事と育児を両立するために必要な心得をご紹介します。
仕事と育児における決断を先延ばしにしない
平日の参観日に参加したいけど仕事の都合がつくかわからないなど、子育て中のワーキングママには即決できない事案が次々とやってきます。
そんなときに有効なのが事案発生時にすぐ決定してしまうということです。
この決定の仕方はさまざまですが、いつまでも同じことで考える時間を作らないことが肝心です。
悩む時間を減らすことによってストレスを軽くし精神状態を健康に保つと同時に、決定に係るフローを確立させることにより、効率的に仕事と子育てを行うことが可能になります。
決定の仕方はそれぞれの事情によります。
例えば平日の学校行事には参加しない、締め日前以外の学校行事には参加するなど、基本的なルールを作っておく方法があります。
他にも仕事上どうしても先が読めないなどの事情であれば、当日まで決めないということを事案発生時に決めてしまうなど、対処法はさまざまです。
親が参加するレクの出欠など、どうしても事前に決めなければならない行事には基本欠席と決めておくなどと行動指針をあらかじめ定めておきましょう。
そして予定が変わればそのときに考えるなど臨機応変に対応することを視野にいれると、画一的な対処にならず精神衛生上健康な状態を保つことができるようになります。
できなかったことではなく、できたことを数える
仕事をしながらの子育てはとかくできなかったことを考えがちです。
ゴミを出し忘れた、取引先に電話し忘れた、早く寝かしつけられなかったなどなど数えきれないはずです。
反省といえば聞こえはいいですが、積もり積もると次への改善ではなく自己嫌悪へと繋がってしまうことの方が多いこともあります。
仕事も子育てもできなかったことに落ち込んでしまいどうしようもなくなる時が出てきます。
その場合はできなかったことを反省するより「できたこと」の数を数えるのが効果的です。
「できたこと」を一つ一つ挙げることで自分の成功体験を思い返すことができます。
また数字というダイレクトに脳に響く文字でできたことを自身に知らしめることにより、これだけできた、という自信を呼び覚ますことが期待できます。
数える「できたこと」はなんでも良いでしょう。
いつも化粧落としをシート状のもので済ませていたけど今日はオイルクレンジングできた、子供が昨日より5分早く朝の支度ができたなど、自分のことでも家族のことでもどんな些細なことでもできてよかったと思えることを指折り数えるだけで、俯きがちな心が上向いてきます。
仕事と子育ての両立というと、なにか確固たる信念を持って臨まなければとてもこなすことはできないと思われるところもあります。
しかしどちらも生活の一部であり生活である以上必要以上の頑張りは体と心に大きな負担になりかねません。
子育ての期間中は長いと感じますが、自分の人生のほうが何倍も長いのです。
長い時間なら少しでも快適に、ストレスが少ない状態で過ごしたいものです。
家事の時短を心がける
ワーキングママの中には、全てを完璧に自分でこなしたいという方も少なくありません。
むしろそう思える位に管理能力が高い方が多いからとも言えます。
残業等で今日は子供とあまり会話が出来なかったと落ち込む日もあるでしょう。
そこでこの時代のメリットに思い切り乗り切り、使えるものは使うようにしましょう。
そして優先順位の高いものの時間を増やしていく方法です。
僅かな時間でも少しずつ積もれば結構な時間が作れるものです。
そこで一番短縮しやすいのは家事の部分です。
時代のメリットとは、昔は無かったが今は便利に使える家電もそうです。
食器洗浄機を取り入れるだけで、食器洗いを機械に任せている間は子供の宿題を見てあげたり、会話の時間に当てられます。
自動床掃除機ロボットに誇りも任せてしまいましょう。
便利な電化製品に留まらず、今や気軽にお掃除サービスをお願いできる時代です。
年々ニーズが増えたことで使いやすい業者も増え、1時間単位で掃除や洗濯を委託する事ができます。
自分以外の何かに頼る事に罪悪感を感じてしまう方もいるかもしれません。
しかし、その使えるものはどんどん使うという事はさぼっている訳では無いのです。
むしろ時間管理を更に充実させ、家族全員の笑顔に繋がっているという事を意識し、収入とのバランスを見ながら利用してみましょう。
日々の会話が一日30分増えただけでも自分も家族も心のバランスが取りやすくなるでしょう。
5.子供を安心してお任せする環境を作る
子供を安易に誰かに見てもらうという事ではありません。
正社員で働いている場合には特に、帰りが夕方以降になる事もあるでしょう。
お子さんが寂しい思いをしていないか気がかりという方もいるのでは無いでしょうか。
勉強の面も気になったりと子供の成長に伴い心配する内容も変わってきます。
そんな時に頼る場所を見直していきましょう。
信頼できる家庭教師に来てもらい、宿題をお任せしたり、今まで通っていた学童を更に時間に融通がきく学童へ変えてみる。
勉強の部分はプロにお任せし、シフトしていく事により子供に合う先生の人柄等も解るというメリットもあります。
お子さんが本格的に塾や家庭教師が必要になった時にも慌てずに済みますし、何より大切なお子さんとの会話の時間を増やす事ができます。
この勉強を人に任せる事でも罪悪感を感じてしまったり、勉強も自分で見てあげたいと思っていたりと様々です。
その場合にも勉強も全て自分でと決めつけず、宿題だけはお任せする、解らない部分や苦手分野だけお願いする等、勉強の分野を分けてお願いするだけでも、自分の肩の荷を少しおろす事が出来、健康維持にも繋がっていきます。
体はひとつ、仕事と子育ては車の両輪ではない
家族や職場の人のサポートや友人関係など支えられる部分はたくさんあります。
全てを自分ひとりでこなしているわけではないとわかってはいても、気が付くと仕事も家事も子育ても自分一人で背負っているような気がしてくることがあります。
実際自分ひとりだけが大変な思いをしているわけではなくても、仕事と子育てと家事をする自分の体は一つだけです。
一つの体と一つの心でさまざまな体験をしていることは事実です。
そう考えると一つの体と一つの心が限られた時間でできることには上限があり、その上限の中で全てを完璧かそれに近い状態にするのは不可能でしょう。
仕事と子育てはどちらも、いつも一定の作業量や作業時間を必要とすることではないので、それぞれケースバイケースの対応が必要です。
どちらも常時同じように頑張る必要はないのです。
両立させよう、という気持ちすらいらないかもしれません。
仕事も子育ても、必要なその時だけ力を注ぎ、それ以外の時間はきっぱりとやらない、という割り切りも必要です。
仕事と育児を両立していこう
仕事と育児を両立させる時のポイントをご紹介しました。
どちらが優先でも無く、どちらも大切です。
子供の笑顔と健康が何よりですし、その為に仕事で自分の心も充実させながら生活環境を良くしていく。
それが家族の笑顔、健康へと繋がっています。
立ち止まって考えてしまうような事があったら、心のバランスをメンテナンスし、家族と一緒に前進しているんだという事を思い出して両立をしていきましょう。
「キャリアウーマンが仕事と育児を両立する時の心得とポイント6つ。バリバリ働くワーキングウーマンになるには」への感想コメント一覧
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