何を聞いても意見を求めても「別にいいけど」と返事をする人に対して、本音が分からないと思ったり、自分の意見は持ってないのかと疑問に思うことはありませんか?
なぜ毎回そのように言うのでしょうか。
「別にいいけど」が口癖になっている人の心理をいくつか知っておくと、その人の思いや意味を理解することができるかもしれません。
自分が責任を負いたくない
「別にいいけど」が口癖な人。
その中には、自分の意見を言いたくない人、あるいは自分が意見を言うことによって、そこに責任を感じることが嫌いな人もいます。
「別にいいけど」は、相手の意見に同意したり、了承を指す言葉であり、相手の言ったことに対して従うという意味が込められています。
「あなたが言い出したんだから私は責任は負いませんよ」「あなたが責任をとる分には構わないけど」という意味で「別にいいけど」が口癖になっている人は、自分が責任を負うようなことは避けたいと思っている人です。
人の言いなりになったり、与えられたことだけをこなすような人に多く、自ら積極的に行動にうつす、発言をするということはあまりしないでしょう。
人の意見を聞き入れて、同意することで、面倒な責任から逃れようとする心理が隠されています。
隠している不満に気付いてほしい
相手の言っていること、これからすべきことに対して「別にいいけど」と返事はするものの、そこに不満があるために「けど」という言い方になっていることもあります。
単純に「別にいいよ」じゃなく「別にいいけど」という言葉の後には「いいけど○○は嫌だ」とか「○○は納得してないけど」といった意味が隠されていることもあります。
ためらうことがあったり、不満に思っていることがあるものの、それをストレートに相手に伝えることができない、ハッキリと言葉にできないという人は「けど」を用いることによって、隠している不満を相手に気付いてもらおうという気持ちがある可能性があります。
自分では言えないけど気付いてほしいという思いから、不満を感じ取れる「けど」を語尾に用いて「別にいいけど」が口癖になっているのでしょう。
あまり意見を言えない人、不満があるけど上手く言えない人、空気を読む人は、こうした理由で「別にいいけど」が口癖になっていることが考えられるでしょう。
正直面倒くさいと思っている
実は面倒くさいと思っている、実はやりたくないと思っているなど、本来は「良くない」と感じていることに対して「別にいいけど」と言ってしまう人もいます。
面倒くさいとハッキリ言ってしまえば角が立つし、相手との関係が崩れてしまう可能性もあり、そこには気遣いが隠されていると言えるでしょう。
例えば「これやってもらえる?」とお願いした時に「別にいいけど」と口癖が出てしまうのは、本当は内心「面倒くさいしやりたくない」の思いが強いはずです。
ただその人との仲が良かったり、切れない関係にある場合は「仕方なく」受け入れなければならないという思いを持っているのでしょう。
お願いしたことがあまり捗らない、なかなか実行に移してくれないといった面が見られたら、ただ気を遣って引き受けてくれただけであって、本当は面倒だと思っている可能性があります。
相手に対して諦めの気持ちがある
「この人に何を言っても無駄」「この人は思うようにならないと怒る」と分かっている人は「別にいいけど」でその場を上手に流そうとしている可能性もあります。
確かに、そこで断ったり言い訳を並べたとしても、反論されたり倍になって返ってくることが目に見えていたら、意見を言うことで逆に時間や労力を使う羽目になりますよね。
その人の性格を知っていて、性格上頑固だったり曲げない人だとしたら、そこで何かを言い返したり拒否することによって、トラブルになりかねないということは分かっていることです。
このように、相手に対して諦めの気持ちが先にあると「別にいいけど」が口癖のように感じるでしょう。
ただ諦めるしかない相手にだけ「別にいいけど」が口癖であり、聞き入れてくれる人や柔軟な対応ができる人に対しては「別にいいけど」で片づけず、きちんと向き合う面を見せるかもしれません。
言っても無駄、言っても伝わらないという思いがある人に対しては、適当ともとれる「別にいいけど」が口癖になってしまいます。
そこに信頼関係がある訳ではなく、相手の性格を知っているからこそ言い返したり意見を言うのを諦めていると捉えることができるでしょう。
「別にいいけど」が口癖な人の心理を知ろう
質問したり意見を求めた時に「別にいいけど」と言われてしまえば、それ以上突っ込みようがなく、また本音や考えをくみ取ることができなくなってしまいますよね。
またどんな意味で「別にいいけど」と言っているのか、場合によっては良くないケースもあり、相手の気持ちを察知する必要があるケース少なくありません。
どんな状況で言っているのか、また口癖になっている相手は特定の人なのかを見極めてみると、その人の「別にいいけど」の意味を知ることができるかもしれません。
「「別にいいけど」が口癖な人の心理とは」への感想コメント一覧
私の年上の部下が、誰に対しても「べつに良いけど」「別に良いんだけどー」と
口癖で、とても不愉快です。
「これで良い?」と聞くと、「別に」
この、別には、何を表しているのでしょうね。
「この納期は、この日でいいですか?」→「別にその日でも良いよ」
本心は嫌なの?
「言われてた仕事終わりました。先方に〇〇しておきました」
「〇〇したのぉー。別に良いんだけどね」
しなくていいの?
「すみません。ミスしました。」
「良いんだけど別にぃー。お前ミス多いよなー」
ミスしていいの?
この心理を知りたくてこのサイトを訪れました。
かなり、共感できました。
また詳しく分析してくれたらありがたいです。(笑)
とりあえず解っていることは「別に良いけど」と文句をたれる人は自意識過剰で被害妄想な奴が大半。他人に対してカタチだけの思いやりで、文句や嫌味を言わずにはいられない育ちも性格も悪い…。
「別にいいけど」「まぁどうでもいいけど」「しらんけど」という人に対して、じゃあ言わなくてもいいのでは?と思ってしまうことが多く、疲れている自分がいます。
「しらんけど」とどこかの芸人さんが言っていたのを真似て言う人が増え、更にその真似が増え…
発言した言葉の通りに、あとに続く言葉もネガティブになっているので性格も悪くなりそうです…。