デートにはさまざまな種類、行き先がありますが、その中でも美術館は知的で大人度の高いデートスポットと言っていいでしょう。
とはいえ、普段美術にはあまり関心のない人にとっては少々戸惑い、緊張するシーンでしょう。
ここでは主に初めて美術館デートをする女性のために、押さえておきたいポイントをご紹介します。
美術館は静寂の空間、空腹で入館するのはNG
美術館デートをする際、まず考慮しなければならないのが、美術館という空間のもつ「静寂」です。
美術館は図書館とならんで、もっとも静寂が保たれているスポット。
入館者はできるだけ物音を立てないよう気を使いますし、大声で話などしていると、係員から注意を受けることもめずらしくありません。
そんな静寂の空間でデートする場合、女性がなによりも気をつけるべきなのが、「おなかの鳴る音」です。
ほかの物音も人の迷惑になりますが、「おなかの鳴る音」ほど、女性にとって恥ずかしいものはないでしょう。
ですから、たとえば午前中に待ち合わせて美術館に入るのなら、朝食をしっかり取っておくべきですし、午後のデートなら、ランチを二人いっしょに取ってから入館するといいでしょう。
とにかく、空腹で美術館に入らないこと、これが特に女性が気を付けるべき最大のポイントになります。
靴やアクセサリーの音にも注意する
人に迷惑をかけ、自分が恥ずかしい思いをする音には「靴音」もあります。
これは、普段美術館に行かない人には気づきにくいポイント。
図書館でも同じようなことが起こりやすいのですが、床面の材質の関係から、靴音が大きく響いてしまう美術館が少なくありません。
ですから、サンダル類や音の立ちやすいヒールの靴はNGです。
パンプスやスニーカーなど、できるだけ靴音のしない種類のものを選びましょう。
また、意外に音が出てしまうのが、バッグなどについたチェーンやアクセサリー類。
ちゃらちゃら音が出るようなアクセサリーは避けたほうが賢明です。
小さな音が室内に響き渡ってしまうのが美術館であることを、肝に銘じておきましょう。
場違いな華美で派手な服装は避ける
冒頭で、美術館デートについて「知的で大人度の高いデートスポット」という表現をしました。
そういうデートには、華美で派手な服装は似つかわしくありません。
たとえば男性学生なら、「Tシャツにデニム」といったごくカジュアルなファッションで美術館に行くこともあるでしょう。
しかし、仮にもデートですのですから、彼氏がどんなかっこうで現れるにしろ、こちらは節度を保った、大人っぽい服装をしたほうがいいでしょう。
夏場の露出度の高い服装もやはり場違いな印象になります。
事前に予習をしておく
美術館デートを楽しむためには、ある程度の知識を持っておく必要があります。
ですから、美術館デートが決まったら、事前に必ずその美術館のホームページをチェックしましょう。
常設展ならどんな画家や彫刻家の作品が展示してあるのか、特別展ならテーマになっている画家について、プロフィールなども調べておくのです。
こうした予備知識が少しでもあれば、すんなり美術館に入っていくことができます。
「あ、サイトで見たのと同じ絵だ」と思うだけでも、自然と興味が湧くにちがいありません。
荷物やコートはロッカーに入れる
美術館を楽しむもう1つのコツは、「できるだけ身軽になること」です。
ほとんどの美術館は入口のところにコインロッカーが設置されています。
ですから、入館したら、バッグ類などの手荷物や、冬場ならコートやマフラーをロッカーに預けてしまいましょう。
こうしておけば、先ほど触れた「チェーンのついたバッグ」の音に気を使う必要もなくなります。
ぜひ、心身ともにできるだけ身軽になって、展示物の鑑賞に集中するようにしましょう。
6彼氏のペースに合わせて館内を回る
慣れない人が美術館でデートする際に、一番悩むのが「鑑賞するペース」です。
一人で美術鑑賞するなら、自分のペースで回ればいいでしょう。
しかし、人と一緒、まして彼氏とのデートとなると、そうはいきません。
同じ絵画や彫刻を見るのでも、人によってその鑑賞時間が違い、そのため館内を回るペースが変わってきます。
では、どう対処すればいいのか。
オススメなのは「彼氏のペースに合わせる」というやり方。
特に、彼氏の発案で美術館に行くことになった場合は、彼のペースに合わせて回れば、まちがいはありません。
「彼のあとから、適度な距離をおいてついていく」という意識を持つといいでしょう。
何度か美術館デートを重ねて慣れてきたら、事前に話をして、「個々のペースで鑑賞する」というスタイルに変更してもいいでしょう。
美術館デートは慣れが大切
初めて美術館デートをするという女性のために、そのデートを楽しむためのコツと恥をかかないためのポイントを、あわせて6種類紹介しました。
かなり細かい指摘もしましたが、美術館という特殊な空間では、そうした細かい配慮が必要になってくるのです。
何事も「慣れ」です。
最初は緊張するかもしれませんが、慣れてしまえば、美術館がお気に入りのデートスポットになるかもしれません。
「美術館デートをする際に抑えておきたいポイント」への感想コメント一覧
今度美術館デートに行く予定があるので参考にしたいと思います。事前に美術館を調べておくなんて、思いつきもしませんでした。ぜひ実践してデートを成功させたいと思います。
お腹の音…あるあるです!鳴り出すと、気が気じゃないんですよね。恥ずかしいし全く作品に集中出来ない。
アクセサリーも分かります。彼氏のゴツいウォレットチェーンの音がガチャガチャ鳴ってると、そちらに気を取られてやはり集中力が散漫に。
お互い静かなスポットでは音に気を使おう…と再認識させられました。