今、ファンデーションを使わずに、BBクリームやCCクリームでベースメイクを済ませるという人が増えています。これらはファンデーションに比べて厚付き感がなく、より自然な仕上がりになるから、ということが理由に挙げられます。
ではこれらBBクリームとCCクリームは、どう違うのでしょうか?
BBクリームはカバー力がある
BBクリームはファンデーションよりも薄付きではあるものの、カバー力はしっかりとあります。
元々、「肌の欠点を自然な形でカバーする」という趣旨の化粧品であるため、いくらナチュラルな仕上がりになると言えど、カバー力だけはしっかりと重視しているのが特徴です。
又、カバー力に加えて、仕上がりがマットな感じになることも、大きな特徴です。
そのため、「薄付きだから大丈夫」と思い込んでたくさん塗ってしまうと、厚塗り感が出てしまうため、気をつけたいところです。
CCクリームは、より肌に馴染むような自然さが特徴
CCクリームもまた、肌の欠点をファンデーションよりも自然な形でカバーするというアイテムです。
但しBBクリームと違う点は、「カバー力に関しては、BBくりーむよりも劣る」という点です。
CCクリームは元々、肌の欠点をカバーする、というよりも、「肌全体の色を、肌にベールをかけるような感じで補正していく」という目的のアイテムです。
肌の欠点をピンポイントでカバーするのではなく、「肌全体の色を、自然なキレイさに整える」という趣旨のものであると言って良いでしょう。
そのため仕上がりは、より素肌に近い雰囲気になります。
適度なツヤ感もあるので、肌全体が健康的に、キレイに見える効果があります。
ナチュラルメイクにこだわっている人には、CCクリームがオススメです。
BBクリームは、ファンデーションに美容成分が入っているもの
BBクリームもCCクリームも、ファンデーションや化粧下地効果があることはよく知られていますが、美容成分も含まれているのが特徴です。
BBクリームは、「ファンデーションに美容成分がたっぷり入っているもの」です。
なので、「ファンデーションと同じくらいのカバー力を発揮する」ことに加え、「更に保湿などの美容成分も入っている」というアイテムです。
従来のファンデーションは、肌の欠点は十分にカバーできても、「長時間つけていると肌がどんどん乾燥していく」という致命的な欠点がありました。
しかし、その欠点を見事にクリアしたのがBBクリームです。
CCクリームは、化粧下地に美容成分が入っているもの
CCクリームは、ファンデーションというよりも、「化粧下地」です。
CCクリームは、「化粧下地に美容成分が入っている」というアイテムです。
そのため、CCクリームはカバー力はありませんが、代わりに、化粧下地が持つ「肌に入ってくる光をコントロールして、肌全体をキレイに見せる」という趣旨のものです。
その中に、美容成分を含ませ、美肌効果をより期待したアイテムなのです。
なので、「肌を保湿しながら、化粧下地として使う」という使い方をしても問題ありません。
BBクリームは元々、医療現場で、傷跡を目立たなくするために使われていた
「メディカルメイク」というものを御存知でしょうか?これは医療現場で、患者さんの傷跡を目立たなくするカバーするために行われていた、カバー力重視のメイクです。
実は、BBクリームの起源は、このメディカルメイクです。
傷跡を目立たなくしてしまうくらいカバー力が高い、というのが、BBクリームの本来の姿です。
なので、「肌全体ををキレイに見せる」という目的で開発されたわけではないということも、大きな特徴の1つです。
CCクリームは元々美容目的で開発されたアイテム
BBクリームが医療現場で使われていたことに対し、CCクリームは、元々美容・美肌効果を目的として開発されたアイテムです。
そのため、「肌全体の、バランスの良いキレイさ」という仕上がりを重視しているのが特徴です。
CCクリームのCCは、「color contol」の略です。
このことから見てもCCクリームは、「肌の色を補正しながらキレイにする」という目的で開発されたということがわかります。
保湿やUVカット効果も優れているCCクリームですが、元々が美容目的で開発されたため、これらの効果が期待できるのも当然のことであると言えるでしょう。
実は全く違うCCクリームとBBクリーム
一見すると似たようなものに感じられるBBクリームとCCクリームですが、開発された元々の目的を始め、全く違うという点が結構多いのです。
しかし、それぞれに良い点が存在しています。
なので、「どのような仕上がりの肌になりたいか」を考え、ニーズに合わせた選び方をすることで、より美肌に近づくことができます。
どちらも、紫外線を防いだり、肌を保湿してくれたりと、肌に優しい化粧品です。
使いこなせば、メイクもスキンケアも1本で済ませることが可能になります。
「CCクリームとBBクリームの違いとは?目的や歴史も全く違う」への感想コメント一覧
違いがあったなんて知りませんでした。
BBに何か成分が多いのかも?と思うくらいでした。
使い分けして、普段はCCで良いのかもしれません。